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リンゴ畑の想い出

先日、生れ育った町へ行く用事があった。私の実家は農地を開拓した住宅地で、周りはりんごやぶどう畑。通学路は『農道』。
懐かしいなぁと、犬の散歩をしながら歩いた道を通りがかった。畑のりんごは収穫が終わり、葉もほぼ落ちているが、上の写真のように、畑に一つか二つくらい、実が残っている。『お礼リンゴ?』そんなことを聞いたことがあるような、無いような…。

小学校の頃、通学路のリンゴ畑にひとつ残ったリンゴがあって、一緒に登校していた友達とそのリンゴに名前をつけて毎日観察していた。名前は忘れてしまった。鳥が啄んで、だんだんリンゴが小さくなっていく。冬が来て、リンゴにも雪が乗り、だんだん形がわからなくなって、とうとう枝からなくなった。『落ちちゃったね』。その瞬間を見た訳では無いけど、なんか切なくなった想い出。
畑のリンゴを見て、あの頃のことを思い出した。絵本をめくるようにプレイバックする、懐かしい想い出(笑)。