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私の料理ノート

私は字を書くことが好きだ。

好きだし、書かないと覚えられないという不安があり日頃から紙に書いて記録する、頭に入れようとする習慣がある。
仕事では、机から離れるときは紙とペンを持って歩かないと不安だった。

そのような習性から、気づくといろんなシリーズのノートがある。

仕事用(献立の残渣集計用)、仕事用(課題の整理用)、日常の日記用、スクラップブック(新聞の切り抜き、ご当地土産の記録用、好きなファッション用、その他雑誌から好きなデザインの切り抜き)など。

いろんなシリーズの中でも十数年間書き続けている、特別なノートが
「料理ノート」だ。
大学時代から始まったこのノートは、5冊目に突入した。

10年以上かけてやっと5冊目。
かなりマイペース。自分自身の性格のまんまである。
時には数か月ほったらかしのこともあれば、急に2,3ページ書き始めたり。自由、気まま、気まぐれに書き綴ってきた。
ノートの種類に一貫性がないのも、性格が表れている。
書き方にも一貫性がないので、よく使う料理は付箋で見出しを付けている。

そんな料理ノートを見て、しみじみと感じるものがある。

・一貫して続けてこれたこと
・楽しんで続けられたこと
・食べることに興味を持てていること
これって、私にとってすごいことだなと。

とにかく文字で書くとこの程度だけど、特別なノートだ。
目に見える形で、自信をくれるような存在。

今は管理栄養士として働くことから距離を置きたいという気持ちが強いけど、「食」から気持ちが離れないでいてくれることに、救いのようなものを感じている。

中学生の時から一貫して目指してきた管理栄養士。

心のどこかでは管理栄養士としての誇り、好きだという気持ちが残っているのだと思う。あるいは、管理栄養士をとったら、私ではなくなる感じ、社会の役に立てないのではないか、といった不安があるのかもしれない。
だから、栄養士にとって切っても切り離せない「食」「料理をすること」が好き、楽しいと感じられていることに、希望のようなものを感じるのかもしれない。

この先、どのよう生きていくかはわからない。
今思う、この料理ノートへの思いをnoteに残したかった。

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