土屋未来

専門はスポーツ医科学(内科)、アスリート、一般、トレーナーに指導。 キャリアコンサルタ…

土屋未来

専門はスポーツ医科学(内科)、アスリート、一般、トレーナーに指導。 キャリアコンサルタント・産業カウンセラー・ 株式会社g-zone取締役 東京吉祥寺にてBTCLAB.運営。身体と心と生活をつなげます。 https://btclab.jp/

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自由な心と規則的な身体

最近は、「心と身体の・・・」と両方面倒みますよ、っていう看板出している方多いのですが、そこには私も一つ言いたいことがあります。かくいう私も「心と身体のトータルカウンセラー」とか自己紹介に書くこともありますが、私の特技は「棚に大きな荷物を上げること」。 心は、なんか違う・・・と思っていることにガチガチに縛られたり、強制させられたりするとうまく機能しなくなるというのは、たくさん人にも言ってきました。 しかし、一方で身体はその逆の傾向があります。身体は、ある程度の規則正しい行動

    • 「自己肯定感って要る?」

      「自己肯定感を上げる子どもに育てる」だとか、「自己肯定感を上げて素敵な女性になる」だとか 見えない誰かにあおられている皆さま こんにちは。そんなのどうでもいい、土屋です。 カウンセリングに来られて、本当の自分の気持ちや行動を知ることが目的なのに、自己肯定感を上げないといけない…と言っている人も少なくありません。 欲しがるね~、それ。 でも“自己”と言っている割には、他者のことをすごく気にしているのだから、「自己肯定感が~」と言っている時点でそれは 「他者肯定

      • 「天気の人」

        毎年、今の時期、体調を崩す人いませんか? 天候によって体調が悪くなる人がたくさんいます。この時期と3月ごろに体調を崩す人は、自律神経系が弱い人が多いです。特に、頭痛や肩こり、だるさ、気持ちの落ち込み… 梅雨がきたようです。 天候の変化は気圧の変化です。 気圧の変化は、体液(流れ)の変化、自律神経の変化です。 人間の体調は血液や体液に左右されることが多いですから、日ごろから流す力が弱かったり、液体の量が少なすぎたり(血液量の不足)多すぎたり(むくみ)すると、とたん

        • 「現実とこころ」

          私の仕事は「現実的な生活をどのように送るか」から“身体を整えていく”というものと「今抱えている問題をどのように考えていくか」から“こころを整理していく”という2つから成り立ちます。 「あんた、なんの仕事してんの?」 と思っていたみなさん、こんな仕事です。ですから、健康産業にもかかわりますし、精神疾患の勉強も必要ですし、スポーツ医科学を基礎としてアスリートにもかかわっています。 「カラダエリア」と「アタマエリア」を重ねて観ていく人です。 でも、そんなに特殊なことではあり

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        自由な心と規則的な身体

          「どちらが正しいのかな」

          こんにちは。ケルヒャー土屋です。 さて最近読んだニュース。 「ヒトの脳を持ったブタはヒトなのか、ブタなのか」 動物の受精卵にヒトの細胞を入れて動物の子宮に戻すと、ヒトの細胞を含んだ動物を誕生させることができるといわれています。ここで研究者が目指しているのは、ブタの体内で臓器を作ること。その過程で、 ヒトの神経細胞を含んだ脳を持ってしまうブタが誕生する 可能性があるのです。 動物でも人間でも、殺されるということには恐怖があるけれど、人間にはヒトとしての尊厳や権

          「どちらが正しいのかな」

          「他人に流されるのは悪いことか。」

          私はブスじゃない。可愛くないだけ。土屋です。 さて、あなたは他人の言葉をどのくらい気にしますか? 私の周りには個性的な人が多く、かたくなに自分の意見を通そうとする人がたくさんいますので、いちいち言葉に影響されていたら病気になるレベルです。だから、頑固に自分の言葉にこだわります。 一方で、そんな言葉や意見に流されるだけ流されている人も多くいます。 よっ、流され上手。 実は、これ、遺伝子が大きく関係しているようです。 人間は神経伝達物質というものを介して

          「他人に流されるのは悪いことか。」

          「おまえ、面白くないぞ…」

          さて、突然ですがあなたは幸せを感じるときはどのような時でしょうか。 幸せを感じる一つの要素として「安心」や「リラックス」というものは欠かせません。 「あの人と一緒にいるとなぜか安心する」「この時間はすごくリラックスできる」 など力の抜ける時間を多く持つ人が幸せな時間を多く持つと感じているのかもしれません。 科学の本などを読んでいると時々“揺らぎ”という言葉が出てきます。この “揺らぎ”がリラックスに関係している ようです。 "揺らぎ"とはどうしたら生まれる

          「おまえ、面白くないぞ…」

          悪口2024

          小さい頃から言われてきましたね。人の悪口を言ったらいけないって…でも、言わない人は見たことがないですし、言わないとしても何かしら不満を抱えている人がほとんどです。たまに、神様みたいな人もいますが、神様ですから例外です。 私は、決して悪口を言ってはいけないとは思いません。でも、悪口にはテクニックが必要です。それは、同意を周りに求めないことです。 人を嫌いになるときには、独りで嫌いになるべきです。そうすればいじめもなくなるのに、いじめをする人間は弱いから周りに同意を求めて

          「あなたを邪魔しているものは」

          あなたは、自分のやっていることや言ったことを「違う」と言われたらどんな気分ですか? 人間の脳は毎秒10の16乗のプロセスを行う能力があって、AIより優れているのです。しかし、やっかいなシステムもあるのです。それが 「認知バイアス」 というもの。 認知バイアスは簡単に言うと「制限」で、これは記憶違いや社会的要因、環境的要因などでかかり、判断を誤ることもあるのです。 簡単な例で解説しましょう。ルーレットでコインを赤か黒かにかけるとします。誰でもわかる2分の1の確率

          「あなたを邪魔しているものは」

          さみしい?

          カウンセラーをしながら思います。大きな、大切な決断をする前に人に相談してはいけない…と。自分で決めたかどうかってどんなすばらしい意見より一番大切なのですから。後々の人生に、その結果が露骨に出てきますから。 私がこんなことばかり書いて自分に自信たっぷりかと言えばそうではありません。 折りたたみ傘を持っている時にはたいがい雨は降らないし、張り切って大きい傘を持っていけば90%どこかに忘れるし、さっきプリン食べたばかりなのにまた食べたいし。 なぜ決められないのでしょう。

          さみしい?

          視野は広くても狭くてもいい。

          パピコ半分あげるから、どうか怒らないで最後まで読んでね。 よく大人が言う「視野を広くしろ」。これは、実は役に立ちにくいアドバイスだと思っています。 たいがい「視野を広くしたい!」と海外に行く人は、何も変わらないまま帰国している人9割ですしね。 今日はもう少し科学的なところから解説してみましょう。 少し前にベストセラーになった「君たちはどう生きるか」。主人公は、途中で 「人間って実はただ分子から成り立っている」 ということに気が付きます。そして、自分の視野につい

          視野は広くても狭くてもいい。

          怒りと身体

          「最近、一番頭にきたことはなんでしょう。」と聞くと、だいたいの人は少し盛って、面白く話してくれます。でも「嫌な人のことを教えてください。」という質問には、とたんに顔色が変わり少しも面白くない話が延々と続きます。 そして最後のセリフ「いい人だけど」。嫌いなんでしょ、その人のこと。 そのセリフはいらないね。 さあ、今日のテーマは「怒りと身体」 怒りは身体が大きく反応する大きな要素です。怒りや不安は、 心にだけ影響していると思っている皆さん、ノンノン。 さあ、身

          怒りと身体

          私だって長澤まさみで生まれたかった。

          妻からの着信の時だけ携帯のバイブの振動が強い気がすると言っていた男性がいらっしゃいました。今時のバイブは、相手に送る強さを調整できるのですね。 今日もフィクションとノンフィクションのハザマを彷徨う土屋です。 ネット界隈で、こんな記事をみかけました。 「あなたは、ウサギと亀の競争する物語をどのように解釈しますか?」あの有名な物語です。 たくさんの人が、「ウサギが自分の能力にかまけてさぼっている間に、地道に努力した亀が勝つ、だから地味な努力が最も大事だ!」と解釈しているようで

          私だって長澤まさみで生まれたかった。

          「目のみえない世界」

          私はいつも電気を点けずに作業をしたり、料理をしたりする癖があります。小さなころからずっとそうです。 私は平気なのですが、夫が帰宅すると「おっ。」と軽く声を出し暗闇の中の私をみて電気を点けます。俺はフクロウと結婚したのか、と密かに思っているのかもしれません。 目の見えない世界ってどんな世界だろう、といつも思っています。しかし、いくら暗くしても、盲目の世界とはほど遠いということはわかっています。盲目の世界は想像しか出来なくて、実感は出来なかったのです。 一部の感覚を失うことに

          「目のみえない世界」

          しんどいあなたへ

          私は忙しくありません。やらなくてはいけないことはたくさんありますが、それは休む暇がないのとは少し違います。 カウンセリングして、パソコンに向かう時間も多く、講演も多いという生活が年中続いていたら休まなければ、心身が壊れてしまいます。だから、 私はしっかり休んでいます。 手を抜くことも多いですし、他人にお任せすることも多いです。私は親愛なる仕事仲間に頼ればいいと思っています。 カウンセラーをしてから十数年、忙しすぎて心身を壊す方の相談が後を絶えません。そんな人の特徴は、

          しんどいあなたへ

          意地悪をいう人

          あなたは「意地の悪い人」に会ったことありますか? 私はたぶんたくさん会ったことあると思いますが、意識の中ではなかったことにしています。だって、私にくだらないことしてくる時点で信頼すべき人ではないから。その人は、私の中で 「無」 になります。嫌いにはなりません。無です。 これ、わざわざ言わなくていいよね もしくは、これ教えてくれたらよかったのに…みたいなことありません?それ意地悪だよね…って思うことありません? 私は(たぶん)女性ですから、そんなことはたく

          意地悪をいう人