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「心がふっと軽くなる」言葉をかけてくれる人最強説っていう話

1人頭の中で、もやもやぐずぐず悩んでいるとき
読んでいる本の中の一文に救われたり、
誰かのブログやTwitterの一言に心が軽くなったり、
そんな経験ありませんか?

この「ふっと軽くなる」って体験
とっても人生の中で大切な瞬間で、
もしかしたら自分の価値観も変わってしまうくらいの効果あったりします。

私も今まで何度もこの体験あります。
そして、ほぼ全部、どんな瞬間だったか覚えています。
その時の状況、気持ち、具体的に思い出せるくらい鮮明です。

たとえば、
私が大学病院小児病棟の看護師時代の話

あの頃は、自分のミスが子どもたちの治療や命にかかわるかもしれない
そんなプレッシャーに時々押しつぶされそうな日々でした。

ましてや、小児は体も小さいため、
薬や点滴の微量なミスが本当に大きな事故になることも。

特に緊張するのが、
シフトとシフトの変わり目
自分の受け持った子どもたちのこと、引き続き注意してほしいこと、など
次のシフトの看護師に申し送ります。
抜け目なく申し送っているつもりでも、
忙しすぎて頭パンクしている状態だと、何かしらの処置もれや抜けが多くなります。

この状況で、私たち看護師が一番恐れるもの、それは

シフト終わった後、病棟からかかってくる電話

それは、次のシフトのラウンドで気が付いたことやミス、もれなどの確認の
内容がほとんどです。
場合によっては、病棟にとんぼ返りしなきゃいけなかったり、
事故報告書を書かなきゃいけない事態だったり
とにかく、良い知らせではない電話。

自分のミスや抜けに落ち込み、
ああ、また迷惑をかけてしまった、、、、、
と、仕事終わってすがすがしいはずなのに、
超もやもやした気持ちのまま1日を終えることになります。

私もよくありました。
電話かかってくる前に自分のミスに気づいて、急いで病棟に電話連絡入れることもありました。
あの時の気持ちの重さといったら、なんと表現しましょうか。何とも言えない、もやもやぐるぐる、あー巻き戻したい数時間前の私に、、、

その日は、ある子の内服薬を飲ませることが出来ずに(飲みたくない!と駄々をこねてたかなんかでした)そのままになっていたことに気づいた帰り道、
やばい、薬飲ませてない!!
と焦って、すぐに病棟に連絡しました。

その電話を受けてくれたS看護師さん
私より8年先輩で、成人の外科病棟から移動してきた方でした。
小児病棟の看護師のちょっとねちねち(笑)した感じではない、とってもさばさばしているS先輩

私「すみません、まだ〇〇ちゃんの薬飲ませてないことに気が付きまして、、、(汗汗)」
心の中→(ひ~、ごめんなさいごめんなさい、忙しいのに迷惑かけてごめんなさい)

S先輩「了解!飲ませておくね~」

私「(え?まじすか?)でももう寝てるかもしれなくて~(滝汗)」

S先輩「大丈夫、どうにか飲ませるから!お疲れ!」


伝わります?この軽やかさ。
「一生ついていきます!ねえさん!」ってなりました、私は(笑)

S先輩は覚えてないくらいの当たり前のやりとりだったかもしれません。
でも、あの時の焦って消沈していた全私には、まさに「神」
まじで震えるほど心がふあ~っと軽く羽ばたくくらいの心地でした。

後輩のミスや抜けに対して厳しい先輩が多い中、
「カバーしとくよ、まかせてっ」て対等にチームメンバーとして接してくれた感じ
決して責めることなく、本人を不安にさせないような言葉のチョイス
まさしく、これこそ私の思い描く先輩像!!

ああ、ミスしても責めるんじゃなくて、こうやって対応したほうがみんなもっと気持ちよく仕事できるんじゃん、知らなかった。
厳しく指導する以外のやり方、知らなかった、、、、、
そう、私が知らなかった世界への導き(大げさ?)

心がふっと軽くなる言葉は、私の中の何かが「きらり~ん」とひらめき、
なんだかレベルアップしたような気持ちにさせてくれるのです。

したような、じゃなくて、確実に人としてその瞬間レベルアップしてる。

今まで知らなかった考え方、価値観が自分の中で芽生える瞬間です。

この世界がふあ~って一気に開ける感じ
ごりごりに凝り固まった思考を「へっ?」ってほぐしてくれる瞬間

私は、看護師として成長することももちろんだけど、
人として、こんな心がふっと軽くなるような言葉や瞬間を与えらえる人になりたい!と強く思いました。

まわりにいますか?
もしいたら、その人は最強です。
自分のレベルを上げてくれる人です。
大事にしてください!

そして、私もそんな人になりたいなあ、という気持ちで
noteやTwitter上で、誰かの心に届いたらいいなあ、と思いながら発信しています。

みなさんの、「心がふっと軽くなった」瞬間のお話
もしあったら聞かせてくださいね。











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