水無月
淡路島で和菓子屋を営んでいます
6月20日〜30日まで水無月やります!
※アレルギー:小麦
小麦粉、砂糖、米の粉、で蒸し上げた外郎生地の上に大福にも使われている小豆かのこをのせてあります。上に錦玉を塗ってあります。
いつもの外郎は米の粉ベースに餅粉と葛粉を加えて蒸したものでお団子のような弾力があります。
こちらは小麦粉ベースでややもっちり口溶けよい軽い感じの外郎となっております。
かのこはほんとは大納言小豆という大きくて皮が破れにくいもので作ってのせるのが多いのですが、大納言小豆が手に入らなかったので小豆で作りました。
3日間かけて砂糖を小豆に浸透させて作ってあります。一気に砂糖を浸透させようとすると豆がキュッとしまってしまい固く仕上がってしまうので、3日かけて徐々に糖度をあげて少しずつ浸透させていきます。少し和三盆もいれて作りました。
またいつもと違った感じの外郎菓子になってます!
水無月は6月30日に食べる風習があるのですが、最初氷に見立てたお菓子と聞いて「重くない!?」と思ったのですが形が氷なんですよね!素材ではなくて。
冷蔵庫なんかない時代に少しでも見た目を涼しくと思われたのか三角に。外郎が主流ですが、葛とかでほんとに見た目涼しそうにしてるところもあります!葛は今も昔もまあまあ高級なので外郎にしたのかな?と思ったり…。氷が手に入らない庶民のおやつと聞いたことがあるので笑
今回もイラストレーターの佐藤さんにお願いしました〜!
現代では決して涼しい連想ができるものではないですが、これが出てくると一年もあと半分なんだな〜と思われるようなお菓子であってほしいですね。
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