ゴールデンカムイ現地調査〜函館編〜その3
はいこんにちは、私です。その3まできてまだ坂を下り切ったところまでしか進んでいません。これまでの調査報告が未読の方は、2までを読んでからこちらに戻ってきてくださると良いかと思われます。
さて我々の現在地はと言いますと↓
赤丸の位置が現在地と次に進む予定の方向、黄色はこれまで歩いてきた道を示していきます。
悩まされた海辺の風景と馬車鉄道の軌道
当初の考察ではもっと海側を歩くつもりだった、ということをその2でお話ししました。なんでかって言いますと、モスパパと鶴見中尉が坂を下り切った後のコマって、かなり海辺に見えるんですよ。桟橋というかそんな雰囲気の場所に見えたんです。なので、海沿いまで出たのかなと思ったのですが、その次のページにいくと地面に軌道が描かれているんです、ここでかなり悩まされました。追手から逃げている場面ですし、このド・ディオン・ブートン、そこまで小回りに長けてそうにも見えないし(失礼)、スピードも出てるでしょうから、そんなにこまめに道を曲がったりくねったりできなかったのでは・・・との考察から、坂を下りた時点から馬車鉄道沿いに走っていると予測しました。もしかしたら今は建物が建っていますが、当時は道が広かったかもしれませんし。
函館市北方民族資料館
先ほどの弁天町の交差点から軌道沿いに歩いていくと、函館市北方民族資料館が現れます。函館駅からこちらに向かう場合は、市電に乗り「末広町」で降りたらすぐです。アイヌを始め、ニヴフやウィルタなどの資料が展示されていので、是非訪れてみてください。あと、この現地調査で並行してクエストクリアしていったのが、北海道はゴールデンカムイを応援しています。スタンプラリー3で、この資料館では土方さんと永倉さんをゲットできましたよ〜。期間は2021年3月までですね、確か。
館内にはアシリパさんと杉元のパネルが置かれていたので、私謹製の煽リパクラッチバッグを添えてパシャリさせていただきました。
あと、私が刀すげーって口開けて眺めてたら横から友人が「フォーチュンクッキーじゃん」って言ってきてから笑いが止まらなくなったのがこちら。
そうにしか見えん、AIN48、先見の明があるアイヌ。
このほか、展示物のガラスケースには「館長談」と書かれたパネルが貼られているのですが、金カムについて言及されているパネルがあるのでそちらも注目です。
資料館の目の前に伸びる基坂を登ると、旧函館区公会堂という重要文化財があります。この建造物内の大広間が、土方さんと犬童さんがタイマンはった網走監獄教誨堂の内部によく似ているんです(私調べ)。しかしこちらの公会堂、2021年4月まで保存修理工事で閉館しており覗くことができないのです。なので確かめることができず・・・開館した折にはどなたかレポートをお願いします。(教誨堂は普通に網走監獄博物館の教誨堂でした。でも個人的にこのド派手な外観の建物は見てみたいですね。2021/5/8追記)
「追っ手が来ます!」の位置はどこ?
さて資料館を後にした我々、この時点でスタートしてから2時間ほどは経っているのである。道草を食ったとはいえ、1時間半で五稜郭着くとか無理じゃん、Googleさん頼むよほんと。。。でも、>五稜郭です<ってなってから少なくともこのくらいの時間かけてほぼ走って向かってるわけじゃん、2人は。私だったら無理だ、タクシー呼んじゃう。
見出しの通り、そろそろ追っ手が来る頃ですね。馬に乗った追っ手の背景には函館山が見えるので、函館山に背を向ける形になる道を進まねばなりません。末広町の電停の次、「十字街」のあたりから道がひだりにカーブを描き始めるのですが、我々はこの辺りと予測しました。背に映る函館山の大きさからして、そう遠くなく函館山が真後ろになる位置はおそらくここしかないのです。惜しくもこの辺から急に車通りが多くなる広い道路となり、更に今まで全くと言っていいほど見かけなかった高さのある建造物が増えた為、こんな写真しか撮れませんでした。
ウーン微妙!でも背景に函館山が来る感じ、伝わりました?伝わりましたね、ハイ。
そろそろ暑くて禿げ散らかしそうなので、この辺で休憩をしたいと思います。一旦市電沿いを逸れて、海の方へ向かいますと金森赤レンガ倉庫が見えてきます。普通の観光客だったらまずこちらに行くんでしょうね、お洒落だし。倉庫群のなかのひとつ、金森洋物館内に函館生まれのお菓子屋さん「ペイストリースナッフルス」があります。チーズオムレットが爆裂に美味しいので、まだ味わったことのない人は是非召し上がってみてくださいね。こちらの店舗では、通常箱売りのオムレットが1つから購入でき(200円、コーヒー1杯つき)、その場で味わうことができます。立食スタイルですが、併設しているカフェで食事をすれば、席に持ち込んで食することができるのでおすすめです。
さて休憩をしたところで続きはその4でお会いしましょう。
-終-