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同じがいい?同じじゃ嫌?


宅の6才の娘。
これが私が言うのもなんですが、かなりの自由人で個性的です。
子供だから?それとも性格だから?

ともかく娘と会話しているとおもろく、
それでいて色々…気づかされたり、考えさせられることもあります。
今回はそんな娘の話。というか、観察日記に近いお話。

娘が使っている筆箱は、小学生女児に大人気のキャラクターデザインのもので。クラス内だけでも同じ筆箱を使っている子が三人ほどいます。
しかし、これは娘が自分で選んで祖母に入学祝として買ってもらったものなので娘自身はこの筆箱を気に入っています。

それがある日。

いつものように宿題をしながら娘が
「この筆箱、持ってる子いっぱいいるんだよね…」
と、ぽつりと言うのです。

え?でも気に入って使ってるんでしょ?と私が言うと
「そうだけど、ちょっと多い」

つまり筆箱は好きだけど、同じものを持っている子が多くて、他の子とかぶってるのは嫌だというのです。

うーん、でも。みんな好きだから仕方ないよ。
というと納得した?様子でしたが、少々ご不満な様子でした。

しかしある日。

その日はちょっと肌寒くて。
体育があるという娘に長袖の体操服を持たせようとしたところ
「まだ誰も長袖着てへんから、半袖にして」
というではありませんか。

私はてっきり娘の性格を、周りと同じじゃなくても気にしないのだと思っていたのですが(実際小さい頃は今以上に気にしてなかったので)
そうでもなかったんだなと、娘の持つ意外な一面に驚きました。
その時は、周りと違ってもいいから自分で判断して、寒かったら長袖着なさいよ。と両方持たせたのですが、結果周りに合わせて半袖を着たそうです。日中になって気温が上がったこともあったようですが。


ある時は人と同じは嫌だといい、ある時は人と同じがいいと同調する。
そのバランスが実に微妙で。娘が就学と共に社会というものの影響を受けつつ成長している姿を、非常に興味深く…見守っています。
多分、私の声かけ次第でどちらかに傾いていくんだろうなぁと、親として育ての責任も感じつつ、面白く捉えています。

娘自身は無自覚だと思うけど、個性の出しどころを探ってるような感じも見受けられますし。学校ではおとなしいもんな…。

大事なのは「人と一緒は嫌だ」って気持ちを娘が持っているということで。この先どんな形になるか、いつになるかはわからないですが、きっと娘の人生のなかでその気持ちを開放する時が来ると思うんです。
むしろ解放してあげないといけない。

のかな、って。

あれ、娘って意外と常識人?

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