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【映画】「ミステリと言う勿れ」⚠️ネタバレ感想⚠️

 テレビで広島に行くフラグを立てていたが、本当に行くとは。

時代錯誤な一族に巻き込まれる形、それに「犬神家の一族」だと発言した瞬間、こないだたまたま観た犬神家のが頭にこびついて仕方ないし、てか、ロケ地同じか?? 後で分かる自作自演の一つ、植木鉢が上から落ちる場面、犬神家で全く同じのを観た気がするんだが······。

ずっと整が、蔵の鍵の名前を上げた時「足りない······」と呟いたのが引っかかり、まさか汐路が前述述べた、植木鉢や階段に油を仕込んでいたり、池の柵が脆くなっているのを利用して、錆びた刀までもやろうとしていたとは思わなく、今思えば、"ゆら"が言っていたように子供のような可愛い悪戯ではあったな。

最後、蔵の何が足りないのかは分からなくて、整の口から言われたけど······論語。ほぼ論語をやってないものだから、分からんかった。

蔵の中に座敷牢······滾る。

んで、犬神家って言うもんだから、横溝正史作品よろしく、本家と分家の醜い争いととんでもない出生でも出るかと思っていたけど······横溝の世界にのめり込み過ぎたな、これは。

けども、狩集家に関係のある人物が裏でやっていたわけで。
ん〜〜まぁ、あることといえばあること······かもしれない。
長く続いてきた家だと、よりそういうしきたりだとか、今回のように自分らの先祖が犯した過ちに対し、罪悪感のようなものを覚えているわけだから、"なかった"ことにするわけだし。ある意味、地頭。

朝晴家の息子も、それが当たり前だというように言っていたし(実際祖父らが犯した罪を知っていた)、狩集家の名誉を守るためなら罪を重ねることも厭わないというような。

結果的には、良い方向に整が導いていった形となって、最後は本当にそう思う。

今回もまた名言が出てきた(本人はそのつもりはなさそうだが)けど、「子どもはセメントみたいなもの」は、最初幸に賄賂のようにお菓子をあげてまで蔵の様子を聞こうとする新音に言った言葉。それは後に汐路にも通ずるものがあったわけだけど、子どもは言われるがままに、というか言わないといけない状況にさせられるから、それが後々後悔の念に苛まれるわけか。もう会えなくなるとか、親に責められるとか。

「自分が下手だって分かる時って、目が肥えてきた証拠」は、ぐっとくるものがある。
私自身も昔から絵を描いているわけだけど、年齢が上がるにつれて、自分がいかに下手だと思い知らされることがよくあって。
ある人には「上手い」とは言われるけど、私が上手いな、というより大多数が上手いと言われている人からはそういう評価を受けたことがなく。それって、私の絵に魅力がないんだなって、思ってしまい、そういう意味で下手なんだなと思ったり······(これはまた別問題?)

我路との絡みはなかったものの、またドラマがやるとしたら、また絡みが観たいなとも思う。

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