ゴキブリまみれの部屋で生活している女の子を見て感じたこと
最近TikTokやXを賑わせている女の子がいる。
彼女はいわゆる汚部屋に住んでおり、居住スペースはゴミだらけ。
そこらじゅうをゴキブリが這っている部屋で、パスタを調理し食べている動画がバズりまくっている。
※以後G表記
初めて見たときは「合成か加工のエフェクトか?」
と疑ったのだが、どうやら全部本物のGっぽい。
ゴミの上に無造作に置かれたホットプレートのフチをGが軽やかに走っている。
部屋の様子や彼女の風貌や喋り方を見るに、おそらく何かしらの精神疾患を患っていると思う。
本来なら行政に援助してもらわないといけないような状況だが、どうも生活に困窮している様子はない。
何日も洗っていない髪の毛や肌はペカペカで、見るからに不潔なのだが新しい洋服やコスメを購入している。
収入源はおそらくライブ配信。
投げ銭でその日、生活するお金はそれなりにあるっぽい。
また「投げ銭」だ。
※前回の記事はこちら。
彼女がライブ配信すると深夜だろうが何千人もの人が接続して見ている。
「この中で彼女のことを本気で心配してる人なんて誰もいないんだろうなぁ。」
そんなことを思いながら、私も大勢の野次馬の一人として配信を見ている時がある。
大変失礼だが動物園の動物を見るような感覚。
SNSがない時代ならば彼女はきっと食べるのにも困って何かしらのヘルプを出していたかもしれない。
TikTokのようなライブ配信のプラットフォームがあるがゆえに、なんとかなってしまう悲しさよ。
例えば誰か彼女を本当に心配する人が現れて、生活を立て直すサポートをしたらどうなるのだろう。
部屋を片付けて、毎日シャワーをするよう促して、まともな生活を送るようにうながしたら…
それだと、汚部屋に住んでいるという唯一の彼女のアイデンティティがなくなってしまう。
きっと耐えられないだろうな。
今は多くの人の注目を集めることでなんとか自我を保っているのではないだろうか。
今日も彼女はゴミだらけの部屋で、大勢の野次馬に向かって配信を続けている。