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【わたしのキャリア2】あ、銀行員辞めようと思った2つの出来事

わたしのキャリアの話。


新卒で大手メガバンクに就職。母は大喜びでした。大学4年の1年間は、大手の就職先を誇らしく思っていましたが、いざ入社してみると失敗と挫折の連続でした。

1社目 大手メガバンク

集合研修「女性管理職と話そう会」にて
転勤なしの総合職という扱いで入職したわたし。同期はほぼ女性。1年目の終わりか、2年目の始め頃だったかに、女性管理職の話を聞くという集合研修があった。

6人ほどのキリッとした女性が前に立ち、自分の仕事の話をしてくれたのだが、事前資料として配られた書類を見て愕然とした。

6人中5人が独身で、1人は結婚しているが子どもはいない。

人事部は、女性が管理職として活躍しているロールモデルを見せ、皆さんも頑張りましょう!と言いたかったのかもしれないが、わたしはドン引きした。この会社で出世するには、結婚はせず、しても子どもはもうけず、仕事に邁進しなさい、というメッセージに思えた。今考えても既婚未婚の有無をプリントで配る必要はあったのか?と思う。

尚、10年前のことなので改善されているかもしれないが。(そうあることを祈る)


お客さまへのお礼状事件
相談窓口にて、保険や投資信託を販売するのが主な業務だったわたし。なかなか契約が取れなかったが、ある日初めての契約が取れたのだ。嬉しかった。お客さまも喜んでくれ、営業の仕事は苦手だったけど、事務仕事にはない達成感があった。

契約手続き後、お客さまへのお礼状を書いて投函しようとした。そのとき、課長から「〇〇さん、そんなの送っちゃダメだよ」と言われた。

えっ、何で?という顔をするわたしに「定型文のお礼状テンプレートがあるからそれを印刷して、手書きするとしても一言だけね。」と言われたのだ。今ならわかる。内部管理上、個人と個人が仲良くなるというのはよろしくない。銀行はそういうところも厳しい。

でも当時のわたしは思った。

なんっっってつまらない仕事なんだ!!

こうしてわたしは転職する決意を固めた。

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