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【わたしのキャリア1】とことん向いていなかった銀行員

わたしが今働いている会社は4社目になります。友人には「また転職したの?」などと言われてきました。自分でも職歴がコンプレックスだったりするのですが、振り返ってみるとどの会社でも貴重な経験をさせてもらいました。パワハラで鬱になりかけた日も、会社に各所から督促の電話がかかってきてビビりまくった日も、今思うと貴重な経験でした(笑)思考整理がてら、つらつら書いてみます。

1社目 大手メガバンク

201〇年4月1日 入社式
同期は600人〜700人
入社式直後、バスで研修所に向かう
全員リクルートスーツ着用。なんだか異様な光景。牢獄に連れて行かれるような気分になった

宿泊研修を終え、1ヶ月だか2ヶ月だか通いでの集合研修(座学)、後に支店に配属される
下町の小さな支店だった
都心のキラキラした大型店に配属された同期が羨ましかった

研修を終え支店に着任した日、先輩と上司が温かく迎えてくれた。みんないい人だった。わたしが来るのを楽しみにしていた、と言ってくれた。3年半で辞職することになるが、わたしにとってよかったことはとにかく人に恵まれたことだった。

事務ミスを連発する
営業職のはずが、最初は窓口の事務手続きを覚えるところからだった。銀行の書類はとにかく細かい。少しのミスも許されない。例えば、

日付をお客さんが間違えて記入する→それに気づかず受理してしまう

そうすると、訂正するのにお客さまに訂正印を押していただかないといけない。何度お客さまに電話をかけたことか……(そして大体の人は電話に出ない)訂正なんて二重線でいいだろと何度思ったことか。(もちろん金額などの重要事項はダメなのだろうが…)こうして未処理の書類が手元に溜まっていくのがダメ事務員の特徴なのだ。(監査とかきたらめっちゃ怒られるやつ)

口の悪いお客さま
下町だからなのか、口の悪いお客さまやほんとに「コイツ性格悪いな」と思う人が結構いた。わたしも若造だったのでやや態度が悪かったのもある(笑)
「何で入金するのに手数料かかるんだよ!」
わたしに言われましても?
「お金を下ろしたいけど通帳も印鑑もカードもない。今すぐお金下ろしたいんだけど。」
いや、あなたの口座ほんとに存在します?
手続きに必要なもの(免許証や印鑑など)を忘れて、持ってきてくださいと言うと「時間ないんだからこれでやってくれ!銀行が3時までしかやってないのが悪い!」と逆ギレしてくる人とか。
「おっぱい大きいね〜」とか言ってくる酔っ払いとか。

作り笑顔に疲れていたし、「申し訳ございません」と言うのに疲れていた。


この銀行でしか通用しないルールを覚えて何になる?
入行して1年が経とうとしていたとき「今身につけている業務スキルって、転職したら役に立たないな」と思った。先のことなんてわからなかったけど、漠然とこの会社で定年まで働ける気が全くしなかったのである。もしかして、わたし、就職失敗した?

学生時代は部活動や学校行事に精を出し、毎日溌剌と過ごしていた。家にいることなんてほぼなかった。なのに、社会人になってからは土日は家に引きこもり、寝てばかりいた。色々聞かれるのが嫌で、学生時代の友達にも会いたくなかった。

この時点では具体的に転職することまで考えていなかったのだが、後に転職を決意した2つの出来事が起こる。

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