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読書「相手を変える習慣力①」~自分と相手を受け入れる~

今回は「相手を変える習慣力」を読んだ感想をアウトプットします。
私は部下とのコミュニケーションに課題を抱えています。
その打開策となればと思い、本書を手に取りました。
Chapter 1では相手を変えるためのノウハウ以前に自身が持つ考えの在り方について述べられていました。

・相手を変えるために優秀である必要は無い

本書では尊敬とか地位といった力が必要という思い込みを捨てることが相手を変えるために必要だと述べています。
~感想~
どうしても相手を変えるためには絶対的な強さが必要だと思ってしまっていました。

・どんな思い込みをしているか気づくことが重要

優秀でなければ相手を変えられないリーダーは弱みを見せてはならないといった悪い思い込みがリーダーとしての成長を阻害するだけでなく、人生に悪影響を与えると書かれています。また、そうした思い込みは意識をしないと気づかないことが厄介で、まずは気づくことが大切とも述べられています。
~感想~
私もリーダーの条件として、優秀であることや、知識量が多いこと、忙しくしていること、といった思い込みを持っていることに気づかされました。
こうした思い込みを本書で矯正していけるといいなと思います。

・外発的モチベーションは継続しない

人を突き動かすのは外発的モチベーションと内発的モチベーションと書かれています。
外発的モチベーションは臨時ボーナスや休暇といった外からの刺激を指すものだそうです。また、部下を褒めるといったことも、このひとつです。外発的モチベーションは一時的な効果は発揮するも、刺激に慣れてしまうため継続しないと書かれています。
内発的モチベーションは達成感や自己の有能性の自らの承認などを指します。内的なものに火が付くことで、持続性があり、根本的な変化につながりやすくなります。内発的モチベーションこそが「相手を変える」ことにつながると書かれています。

・モチベーションを下げる行為を繰り返さないこと

相手のモチベーションを上げるためには、まず相手のモチベーションを下げるようなことをしないこと、だそうです。NG出しやできていないこと、やっていないことを指摘するといったネガティブな言動がボディブローのように効き、モチベーションを下げると書かれています。
~感想~
モチベーションを下げているかとあまり自問してこなかったことに気づかされました。積極的に取り入れていき、この行動からコミュニケーション向上など好循環となればいいです。

・自己受容、他者信頼、貢献感で対人関係をよくする

対人関係をよくすることが、職場環境をよくすることの基本であり、自己受容、他者信頼、貢献感が大切と書かれています。
自己受容:自分の行動に関して「これでいいのだ」と自分自身で受け入れてあげること
他者信頼:他者が信頼できる環境に身を置いており、所属感があること
貢献感:人から「ありがとう」と感謝されたときに感じる幸福感
~感想~
そっか、相手を変えるためにはこの3点を意識すればいいのかと目からウロコでした。

・ヨコの関係を築くこと

人間関係の本質は、上司部下や元請け下請けといった上下関係(タテの関係)でなく、人と人との関係(ヨコの関係)を築くことと書かれています。そうしたヨコの関係が人とのつながりを作り、関係性が良くなることで仕事のパフォーマンスが上がります。
タテの関係は仕組みを作るうえで必要な単なる役柄であり、「その役を演じているだけ」と思い込むこと、その役柄を本当の自分と思いこまないことが重要と述べられていました。
~感想~
私はこの文章でいうと立場上は他者に依頼する側に立っています。入社して5年経ち、少しずつ「お金はこっちが出しているんだから・・」といったタテの関係を意識しがちになっているような気がしました。この考え方が定着してしまうと危険ですね・・。直していきたいと思いました。

~終わりに~

相手を変えるためにはこうした努力が必要なんですね。なにげなく実行していたことも、こうして文字となったものを読むと「あ、こういうことね」と頭の中で整理されます。こうした読書は自身の考えの整理や凝り固まりつつある考えを変えるためにも必要なことだなと思いました。読書する時間を絶対的に増やし、効率性も高めていけたらと思います。

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