見出し画像

起業しました!Careertrack創業で目指すこと

noteをご覧いただきありがとうございます。
まんぶです。

2022年1月20日にキャリアトラック株式会社を創業しました。まだ、ホームページもできておらず、プロダクトも開発途中なので、お披露目はもう少し先になりますが、今回は創業の思いを言葉にしておきたいと思います。

学生時代に芽生えた起業への憧れ

はじめに起業への思いが芽生えた頃について書きます。

元々、欲張りなのでお金はたくさん欲しいと思っていました(笑)。高校生で1度目の「仕事」を意識した進路相談。ここでは小学生の頃のように「夢はプロ野球選手!」なんてことはなく、部活をとにかく頑張っていた中でスポーツトレーナーに興味を持っていました。

ところが、親や担任の先生からの説得もあり、専門学校ではなく大学受験をすることになって紆余曲折ありながらスポーツビジネスを学びつつ、部活を続ける道に着地します。

ここまででも垣間見えるかと思いますが、僕は勉強が嫌いでまともに勉強したことがありません。スポーツ好きの延長でゲームもスポーツチームの経営したり、選手を育てるものばかりやっていて、漠然とした夢にスポーツ球団のオーナーになって毎日試合を見て楽しむというのがありました。

だいたい映画でも、なんでもお金持ちが道楽的にやっているシーンばかりで、自然とお金持ちになる=社長になるくらいの感覚ですが、会社を経営するという妄想は始まっていました。

大学1年が過ぎる頃に部活を辞めることにして、バイトを探し始めたら、本当にタイミング良く、プロバスケットボールチームの創設に関われるインターンシップに出会い参加することになります。いきなり夢が目の前にやってきて、一員となって刺激的な日々を過ごしました。

(この話はまたいつか書くとして)インターンをしている学生の界隈に参加するようになると、学生起業をしている人もいれば、経営者の方と出会う機会がどんどん増えてより具体的に経営や社長というものを知るきっかけになりました。

同時にインターンを通じて、社会の厳しさも知りました。勝手なイメージでは、スポーツチームで働く人たちもそれなりの給料で幸せに生活をしていると思っていたのですが、現実は甘くない。今ならわかりますが、創業したテンベンチャー。しかも、プロスポーツビジネスで黒字経営をしていくのは簡単なことではありません。

学生の自分からしたらインターン先で働くみなさんは本当にカッコイイ、スゴイ大人たちだったのに、そんな人たちでも苦しみながら給料も下げて夢を追いかけている状況なのか・・・というのは、今でも鮮明に覚えている衝撃的な出来事でした。

結果、夢の延長をこのまま走っても、お金持ちにはなれないし、球団オーナーになる道はないんだなと悟って、少し前の楽天やソフトバンク、DeNA。最近だとメルカリやmixiのように事業の多角化やブランディングの位置付けで球団を買収や設立できるようなオーナー経営者になることを目指すべく、まずは就職をすることを決めました。

夢が目の前にきたからこそ、リアルに感じることができて実現させるためには、起業して大きな資本を持たなければ…と思ったのが起業に憧れ、志した出発点です。

社会人1年目に描いたキャリアデザイン

就活では、最終的にインターネットサービスを展開し、複数のドメインがあり自分のキャリアにおける選択肢が狭まらない、かつ、スポーツビジネスも展開している。そして何よりも自宅から近いことから楽天株式会社でキャリアをスタートさせることにしました。

インターンも経験し、学生団体も立ち上げて大学生活は順風満帆で自分に自信もあり、すぐに成果を出して活躍していくキャリアを思い描いていましたが…

実際には、優秀な同期に圧倒され、自分よりも豊富なキャリアを持つ先輩方との差に打ちひしがれて勝手に自信を無くし、自分の殻に閉じこもってしまった1年目。めちゃくちゃ苦しく、適応障害となって休職も経験しました。

今となってはそれも良い勉強で自分の糧となっているのですが、当時はそんな風にも思えず、恥ずかしながら多くの時間は、どうやって逃げようかばかり考えていたものです。

ようやく前向きに再スタートを切れるようになったところで、これから先のキャリアについて改めて考えるようになりました。自分にできること、得意なこと。逆に苦手なこと、できないことなどを書き出しながら、自分がどう生きていくかをじっくり考える時間となりました。

数年で急成長するのではなくじっくり歩めばいいという考えを持つようになり、心が軽くなって大学生の頃に持った情熱も蘇ってきました。

焦ることはない。10年かけて経験を積み、スキルと知識を身につけて自分で事業をできる人材になる!

3〜5年後に転職し、別の会社でもキャリを積んで2社くらい経験をしながら年収1000万円以上稼げるよう。そのためにも、出世してマネジメントもできるようになっておきたい。

それができていたら35〜40歳で起業して10〜15年かけて事業を大きくし、50歳で経済的自由を勝ち取り自由になる。

そのためにも、今の仕事でちゃんと結果を出す。一番になるんだ!

結局欲張りな僕は、球団オーナーになることを諦めるわけでもなく、今のIT界隈で活躍するような人たちのようにはいかなくとも、50歳くらいならなんとかなるかもしれないと考えながら、目指す姿や年収を言語化したキャリアデザインを描きました。

10年後くらいまでのキャリアビジョンを定め、環境を変えることも視野に入れながらキャリアプランを立て、まずは目の前の仕事を頑張ることが決まり、そこからはとにかく目の前の仕事に立ち向かって、多くの先輩方に指導いただきながらひとつずつ積み重ねていけたと思います。

これまでのキャリアや歩みはプロフィールにも載せているので、ぜひご覧ください。

そして、あれから12年が経ちました。

1年目に描いた「35歳で起業」と描いた未来が、こうして目の前に現実となったことに驚いています。

中間管理職に頼った人材開発をなんとかしたい

社会人となってリアルに「起業」を模索し始めたのは楽天在籍時の6年ほど前でした。

業務メンターやリーダーから始まって研修担当を経験し、40名ほどの部署の運営やグループのマネージャー、出向先の企業で40名くらいのBPOチームづくりに関わるなどチームビルディングについて規模や地域の違いを経験してきたことで組織開発や人材開発に興味を持つようになりました。根本には、強く課題を感じていたからだと思います。

自分自身は上司や先輩、同僚、お客様にも恵まれてフィードバックをたくさんいただきながら成長してこれたけど、これがあたりまえではない。フィードバックをもらえない、仕事を任せてもらえない、なんなら手柄を横取りされることだってあるのが現実です。

なんなら、大したことしていないのに自分よりたくさん給料をもらっているなんてこともあり前のようにあります。

(と、メンバー目線で当時は不満を持っていました笑)

これだけ成長を続けている会社でも、こうした感情を抱えるメンバーがいて、組織としては課題が尽きないのだから、日本中どこにでもあるのだろうと考えるようになり、どうしたら解決できるかを考えるようになりました。

自分が関わることができればなんとかできることもある。が、自分が関われる範囲にはすぐ限界が来るし、マネージャーを育てるのも時間もかかるし、そんな言語化できたノウハウもない。そもそも人の力で解決しようとしてもできないというのが課題感の出発ではないか?中間管理職に何でもかんでも任せる組織づくりをやめるには、人が人を育てるみたいな流れを変えた方がいい。そんな思いが巡りながら最終的にたどり着いたのが、個人向けのキャリア支援サービスでした。

マネージャーがいなくても、個々人が自分で育っていく状態をサポートするシステムがあればいい!!

そう思ってはみたものの、具体的には??どうやって????

新卒からずっと同じ会社にいてオペレーション部門を経験しただけの僕にはできないこと、わからないことだらけで…ここから前に進めませんでした。

つまり、この時点では起業できる状態にない。

まずは違った角度から組織や人材を見るためにキャリアチェンジをして、人事のキャリアを目指しました。そこから2社で合計5年ほど組織作りと人材開発をコーポレート部門や経営観点から経験して、あの時感じた課題感は間違っていなかったと感じています。

ベンチャー界隈、人事界隈の中でも経営に近い立場で仕事をされている方と多く繋がれたこと、そして、人材業界の方々とも繋がれたことで、どこの会社でもミドルマネジメント人材は不足していて、人材も不足していることが明確になりました。これは成長企業だけでなく、成熟期を迎えて組織としての生まれ変わりが必要な時期に入った企業でも人材開発は急務…

もはや日本中で起きている問題で、課題は「人が人を育てることの限界をどう超えるか」だと思っています。

夢を一緒に実現させてくれる相棒への感謝

こうした思いがあっても5年前、楽天を卒業するときには実現できずに断念をしましたが、今回は自分もパワーアップをしていて経営や組織づくりについて学んできたことを活かせるレベルになったタイミングで、相棒との出会いがありました。

ちょうど出会う頃に、3年かけて10人から200人近い規模の組織づくりをしながら社内外を問わず多くのメンバーのキャリアと向き合う中で、5年前に感じた課題感が迫ってくる感じがしていました。

何度も同じ話を違うメンバーとしている時間が増える。決して嫌ではないものの、これを自分の価値にしてはいけない、フレームワークや仕組みになるならすべきことだと思っていたところで、無我夢中で走ってきた5年。その走る理由を思い出します。

本当に偶然ですが、やりたいと思っていたことを自分でやろうと模索しているエンジニアが目の前に現れる奇跡。

これって、やれってことですよね??

採用担当をしている誰もがわかっていることですが、エンジニアを見つけることがどれだけ大変か。いつかは…と思いながらリアルにならなかった最大の課題がいきなり解決したので、あとは自分自身が勇気を持って飛び出し、チャレンジするだけでした。

自分が価値を感じるものを創る

これまでと大きく変わったのは、調整役ではなく意志を発信する役になるということ。夏頃から一緒にディスカッションを重ねながら取り組んできましたが、まあ簡単にはいきませんね(笑)。今までいかに恵まれた環境で多くの仲間と事業にチャレンジしてきたか、身に染みました。

でもそれも起業の醍醐味!

起業への憧れの根本はお金持ちになりたい!でしたが、正直、今はそういう感覚とは違います。事業が大きくなった先にはもちろんそうしたチャンスもあるかもません。しかし、今はそれよりも5年前に感じた課題感は変わらずに続いている現状をなんとかしたい。

Careertrack創業の根幹は、2人のこれまでの体験ベースに持っている課題を解決したいという思いにあります。

10年以上前に、なんとなく描いたキャリアデザインが、35歳となったタイミングで現実となったのも偶然ではなく必然だと思っています。

人を育てるのではなく、人が育つ仕組みづくり。

個人向けキャリアマネジメントシステム「Careertrack」は、僕自身がいちビジネスパーソンとして行ってきたキャリアマネジメントに、人事として採用担当や組織づくり、キャリア支援をしてきて必要だと感じているエッセンスを加えたものを形にしようとしています。

といいつつ、もっと根本は自分が欲しかったものを作っているという感覚が近いかもしれません(笑)形にしてくれる相棒がいるって最高ですよね。

当時の自分が欲していたもので、人事としていろんなメンバーと話していて「これ使ってみて」と紹介したいものをつくる。

まずはここから始めていきます。

ご覧いただいた皆様へのお願い

ここまでご覧いただきありがとうございました。

文字カウンターを見て、ひいている自分がいます。5000文字って(笑)

どうか嫌いにならないでください。そして、新米経営者となる僕たちと、これからリリースするプロダクトにたくさんのフィードバックをください。そして、いいものにしていきますのでキャリアマネジメントが必要な方に、紹介をしてもらえてたら嬉しいです。

信念はしっかり持ちながらも、いろんなことを吸収して成果を出せる経営者になっていきたいと思います。

2022年2月14日
キャリアトラック株式会社
代表取締役 德永 学
(35歳!祝結婚10周年!!)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?