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豚の王

なんとも言えない終わり方だったな。
いじめの被害者だった人が
復讐していくドラマなんだけど
グローリーとは、また違った感じ。

いじめられていた人の心の中にも
闇があって
その闇が、何かのきっかけで目を覚まして
自分の利己的な理由で、悪事に手を染める。

いじめられていたから
心根は、優しいだろう。と
勝手にこちらは思ってしまう。
けど、権力構造的に弱者だとしても
その中に、悪人が絶対いない。
というわけではない。よね。

一方、それまでは色んなことを
暴力で解決しようとしていた人が
何かのきっかけで
自分が愛されていたことを知り
暴力で解決することを辞めようと決意する。

これまでしてきたことが
消えるわけじゃないし
これまでしてきたことで
周りへ与えた影響が、消える訳じゃないけど
それでも、その中で良い方向に
変化しようとしていたことを
誰もサポート出来なかったことが悲しい。

世界は、自分を拒否してる。
と思っていた人が
実は、そんなことなかったやん?
って気づいた時の、あの笑顔は
守りたかったな。と思った。

いじめのシーンが壮絶なので
暴力系が、苦手な人にはおすすめしないかな。
でも、暴力だけでなく階級差別みたいなのとか
大人もいじめに加担しているのとか
もう、ほんと、心が傷ついてしまうけど
あぁ、こういうの上手な人いるよね。。。
と、ちょっと凹んでしまうくらい
リアルな感じもあったなぁ。

ほんと、人の1番嫌なとこを
1番やって欲しくない瞬間に
突き刺せば、人が最大限傷つく。
ってわかってて、やる人おるやん??

なんか、そういう、色んな嫌なことを
思い出してしまうドラマだったな。

それでも
過去からは、逃げられないけど
その過去と、どう向き合うか?
その過去を踏まえて
どう生きて行くか?を
考えることが大切なんじゃないか?
と言われてるような気がしたな。

「豚の王」をU-NEXTで視聴
https://video.unext.jp/title/SID0079494

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