苦手なことを「やめた」長男に大拍手を送った話
今日は、長男にちょっと感心した話を書きます。
うちの小5長男は、去年からプログラミング教室に通っています。現在はロボットプログラミング講座を受講中で、ブロックを組み立てて色々な動きをさせることにチャレンジしています。
親の付き添いなしで、自分で行き来しています。
苦手な組み立てを「やめたい」と講師に訴えた
息子は不器用なタイプで、ロボットを組み立てる作業にすごく時間がかかります。90分の受講時間全てを組み立てに使ってしまい、プログラムを書けずに帰ってくることも。
それでも、その先にあるプログラミング作業は得意。タイピングは既に私より速く、ブラインドタッチもできます。
だからこそ「苦手の先に得意なことがあるのだから頑張れ」と見守ってきました。
しかし先週、息子は講師に「組み立てをしたくない。しなくていい講座はないか」と訪ねたのだそうです。
自分に合いそうな講座を見つけてきた
ロボットプログラミング以外の講座は体験せずに入塾したので、他の講座のことは親子ともによく知りませんでした。
講師によると、サイバーエージェントが作ったプログラミング学習ツール「キュレオ」の取り扱いがあるとのこと。
これならパソコン上にあるものを動かすプログラミングなので、ロボットは不要です。
「体験したい」とその場でお願いし、体験してきたという息子。
「楽しかったから講座を変更したい」というのです。
内心、心の中で花火が上がるほど嬉しかった
へえー。と平常心を装って返事をした私。でも心はウキウキでした。
親として「苦手なことをやめて楽しいところだけやろうとする息子」をどう思うかですが、私は賛成です。
私個人の考えですが、あくまで習い事ならば「楽しい」と思うことを最優先して、本人の判断でやりたいことをやってほしいのです。
その点、息子はくもんは「楽しくない、地獄だ」と言って辞め、サッカーも「楽しくない」、空手も「つまんない」と辞め…基本的にネガティブな感情でものごとを終わらせてきました。
そして、次の習い事を勧めるのも私でした。
そんな息子が、いやなことを取り除き、自分が楽しい状態を自力で作り上げようとしている。
人間としてものすごく進歩したじゃないか、と感動したのです。
買ってあげたロボットの部品が無駄になろうとも、まったく構わない。彼が自分でポジティブを見つけ出したことが、うれしかったのです。
自分の人生は自分で楽しくしてほしい
親として子どもの安全は守るし、衣食住は保証します。
でも、一定の下支えがあった上で、人生を楽しくするのは子ども自身です。
つまらないなら、つまる方法を自分で考えてほしい。それができるようになれば、自立しても楽しく生きられるんじゃないかなと思っています。
息子の選択でとても嬉しかった私は、今日も仕事をがんばれそうです。
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