『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観ずに死ぬな。
おはようございます。
フジイ サダモリです。
今日は珍しく映画の話をしてみようか、と思います。
みなさんは映画好きですか?
好きだとしたら、どんな作品が好きですか?
恋愛、ノンフィクション、アクション、アニメ、SFなど。
いろいろあると思うのですが、ぼくはクリント・イーストウッドの作品みたいな、ちょっとハードボイルドなものが好きですね。
夢物語のような美しさではなく、次々と希望が打ち砕かれて、最後に一瞬だけさす光。みたいな。
『それよく分かんねーよ』
と言われそうですね。
具体的に一つ、オススメします。
2000年に公開された、
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
です。
正直、そこまで沢山映画を知っているわけではないのですが
ぼくがこれまで観てきた映画の中でこれがベストだと言い切れます。
ラース・フォン・トリアー監督。ビョーク主演。
目の不自由な主人公、セルマが息子を育てながら懸命に生きるストーリー。
物語はこれでもかというほど、最後まで救いがない。
ある意味で『バッドエンド』です。
しかしながら、ビョーク(アイスランド出身の世界的な歌手)が役中で歌ういくつもの歌。
その歌の間だけ、ぼくたちはその悲しみから解放されて、ユメをみます。
正解な見方なのか分かりませんが、
これこそが僕らが普段、音楽に求めている姿であり
『ファンタジー』なのではないかと思うのです。
ビョークが最後の階段を登りながら、
『My Favorite Things』を歌う時。
ぼくたちの人生は悪くなかった。
そう感じることができます。
あまり何度も繰り返し観たい!という種類の映画ではありませんが
一度観たら、あなたの胸にいつまでも残り続けるでしょう。
甘い砂糖菓子のような出来合いのファンタジーではなく、
ブラックコーヒーを飲み干すようなこちらの作品を
強くオススメします。
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