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新学期!子どもがやる気を失わないために知って実践したいこと

こんにちは!
株式会社ママプロジェクトJapan、代表の岩田かおりです。

2024年度がはじまりました!
新入学、新学年と、子どもたちも新しい環境で1年がスタートしましたね。

環境が変われば、目に見えない気持ちも入れ替わるもの。この時期こそ、子どもを勉強好きに変えるための大チャンス!です。

今回は、このチャンスを逃さない子どもとの関わりかたのポイントをお伝えしたいと思います。

伸びる子・伸びない子の差は才能じゃない

新学期といえば、学校の保護者会も定番。
「水泳を習うことにしたの」「駅前のあそこの塾に通わせることにしてね」といったママ友からの報告に、「えっ、もう!?」「うちはどうする!?」と胸騒ぎがするシーズンでもあります。

学習塾、習い事、大いに結構です。
ただ、通いはじめると確実に「伸びる子」と「伸びない子」にわかれます。

その原因は、習い事が合わないわけでも、センセイの指導が悪いわけでもなく(いえ、そういうケースもあるかもしれませんがw)、楽しんで通う子とイヤイヤ通う子にわかれるから。

どんな習い事でも学習塾でも、たいていはこの2派にパッキリとわかれます。
同じ環境で同じ教材を使っているのに、不思議だと思いませんか?

「やる気ゼロ」ならどんなお膳立ても無駄に…

「やる気×時間×環境」

これは、学力を養成するための公式です。

ここでいう「やる気」とは、子どものやる気であって、親のやる気ではもちろんありません。
ところが、「塾に通わせているのにうちの子は伸びない…」と悩んでいるご家庭の多くでは、親のやる気は十分すぎるくらいあるのに、子どものやる気はゼロ……というケースが少なくありません。

でも、この公式は3つの要素の“かけ算”。
こどものやる気がゼロなら、時間をかけても環境を整えても、成果はゼロ。
つまり、子ども自身にやる気がない限り、伸びることはありません。
ああ、かけ算って恐ろしい……💦

「じゃぁ、子どものやる気ってどうすればだせるのさ !?」というお話です。

子どもの“やる気”はどこから来るの?

やる気のある子が確実に持っているのは、「自分はできる」という自信
読んで字のごとく、子ども自身が「自分を信じる気持ち」です。

例えば、体育の時間になるとやる気満々!
いきいきとした表情で校庭を駆け回る子どもたち。
そんな子どもたちのなかに「運動がキライ」という子がいると思いますか?

授業中、積極的に発言したり、友だちに教えてくれたりする子どもたちのなかに、「勉強は大の苦手」という子がいると思いますか?

彼らは、間違いなく勉強が好き、運動が大好きな子だと思います。
そのベースにあるのは、「自分はできる(かも)」という自己肯定感です。

世の中に生まれ出でてまだ数年という子どもたち。
「できる!」という実感を持つのも、「できるかも!」という可能性を感じるのも、うれしくて楽しくてしようがないんです。
そうした感覚を持ち続けることができたら、やる気だって無限大に持続しますよね。

だからこそ、「塾に通わせたから、子どもの勉強はとりあえず大丈夫」とは言えません。「やっぱり通わせて良かったね」となるのは、おそらく子どもが自信を育める土台が整ってから。
お金をかけて塾や習い事の素晴らしい環境を与える前段階として、親が子どもの自信を失わせない環境を作ることが重要なんです。

国旗に興味持つところから
海外や国際情勢に関心が広がる

ガミガミが“やる気”につながる確立は0%

例えば、子どもが取り組んでいるプリント、学校から持ち帰ってきたテスト。親として一番気になるのはどこですか?

「もちろん点数!」
「どこを間違ったのか?」
……そう答えた方はちょっとキケンです。

さらに、そのプリントやテストを見て、
「なんでこんな問題間違えるの」
「集中してやらないから」
「あなたは本当に算数が苦手ねぇ(ため息)」
……なんてことを言ってしまうようなら、だいぶキケンです。

点数が98点のテストでも
やっぱり間違えた問題が気になりますか?

子どもだって、自分が間違えていることは点数を見ればわかります。自分で丸つけをすれば気づきます。
そこに追い打ちをかけるように、上のような言葉をかけられたら?自分が子どもの立場だったらどう感じるでしょう?

「怒られながら勉強するの、イヤなんですけど…」
「こんな問題を間違えるなんて自分はダメなのかな…」
「もう、絶対ママにテスト見せたくない!」

間違いを指摘されて、小言まで言われて
「よーし、次は褒められるように頑張るぞ!!」
とやる気を出す子どもは、かなり稀だと思います。

だからこんな声かけは、めちゃくちゃ逆効果。
親の私たちが目指すところは、子どもたちを「やる気を持って自分から勉強する子」に育てることですよね?

では、間違いのたくさんあるプリントや芳しくない点数のテストを見たらどんな声かけをしたらいいのでしょう?
この先を読み進める前に、親の感情をぶつけるのではなく、子どものやる気を失わせることもない言い方を考えてみてください。

目の前にいる子どもをどれだけ褒められるか

『かおりメソッド』では、
本来、子どもは自ら学ぶ力を持っているという考え方のもと、「間違うから成長できる」と親が思考できるようにトレーニングします。

例えば、私たちの講座ではこんな例を挙げています。

  • いつもできるのに、残念だったね

  • 頑張ったのが伝わってくるよ

  • でも、字がすごくていねいで素晴らしいね

  • じゃぁ、間違えたところだけ一緒にやってみようか

  • わかるわかる、ママもここよく間違えたよ〜

間違いを指摘してできないことを責めるのではなく、まずは褒められるところを探します。

“褒められるところ探し”って案外難しいんですよ。
「今日は絶対褒めることしかしない!」と決めて子どもと向き合うと、普段自分がいかに“できていないところ”ばかりを見ているのかに気づけます。

でも、こうした言葉をかけ続けると、子どもも間違えることが怖くなくなり、間違いと向き合って直そうとする勇気が生まれます。
そして、「なぜ間違えたのか?」を考えられる子になります。
そこはもう、太鼓判です!

そもそも、間違えない人なんてこの世にはいません。
パパ、ママはもちろん、歴史を作った偉人もノーベル賞を取った科学者も、振り返れば失敗の連続の人生です。

でも、その失敗があったから最後は成功できる。
「成功するまで続けたら、それは失敗じゃない」とエジソンも松下幸之助も言っています(笑)。

失敗は成功のもと!
間違いは天才のもと!

重箱のスミをつつきたくなったり、グチっぽくなりそうなときは、この言葉を思い出して、ポジティブな声がけを意識してみてください。

新年度が“やる気”に満ちあふれた1年になりますように!

▋岩田かおり 
株式会社ママプロジェクトJapan代表取締役
子ども教育アドバイザー

幼児教室勤務を経て「子どもを勉強好きに育てたい!」の想いから『かおりメソッド』を開発。「勉強しなさい!」と叱らなくても勉強好きな子どもを育てる作戦を全国に展開中。1男2女3人の母。
著書に『「天才ノート」を始めよう!』(ダイヤモンド社)


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