なにもかも「子」が中心の一年だった
息子は、この12月で2歳になる。子どもを育てるまでは、1歳と2歳の違いすらよく分からなかった。けれど、いまならよく分かる。何が違うというか、何もかも違う。1歳までは「赤ちゃん」の趣きが強かったが、2歳に近づくにつれ、彼は確かに「人」になってきている。
まずは食べ物。1年前は、まだ流動性のある離乳食を卒業したばかりで、やわいものでないと食べられなかった。最近では、ちょっと焼きすぎて硬くなったトーストの耳なども、がんばって食べる。逆に、べちゃっとした食べ物はあまり好まない。味覚