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時間配分と時間見積もりが苦手な夫の、優先順位迷子の日々。


ADHDの特徴の1つである、時間配分の不得意さ。
夫ももちろん持ち合わせており、
ADHDの特徴の中でもこれが1番顕著かなと思います。

この時間に家を出る! ◯◯時に待ち合わせ。
なんて言っていても、結構な確率で遅れる&直前バタバタさん

「30分だけ庭の木の剪定してくるね!」
とか、数分だけコレをやりたい、◯◯分後にお風呂に入る、
こんな自分で決めた時間も、あっという間に15分20分、それ以上に超過していく…笑

本人は、どれも本当に間に合うその時間があれば足りると思って計算して言っています。

でも私にはわかる、絶対ムリ。

夫の性格だから無理って訳ではありません。
(そういう場合もあるけども。)
側から見ても、"その時間配分では終わらないよっ"
みたいな時間見積もりを出してくるのです!笑

今回はそんな時間の感覚についてのお話です。



タイムリミット30分でランチ探し


夫の時間配分の苦手さは元々分かっていたのですが、
これは思ったよりヒドイのか?と思った出来事がこちらでした。

結婚直後、結婚式の計画をしていた私たち。
(コロナ初期だったので結局挙げていません)
主人の幼馴染ででアナウンサーをしている方に司会をお願いし、初めての打ち合わせに向かおうとしていたとある日曜日。

当時のお家から式場までは徒歩を含めて40分の距離だったのですが、
ランチを食べてから行こうと、1時間の余裕を持って出発予定でした。

ただ、バタバタして気づけば出発予定時間を20分もオーバー
この時点で時間の余裕は40分
日曜日だし、しっかりとランチはムリかな…と思ったりしますよね?

その時、夫が取り出したのはスマホ。
そして開かれたGoogle Map

式場までの最短ルートを検索すると思いますよね?

違いました。
美味しい & 評価高めのランチ探し。

いやいや、そんな余裕なくないですか?
メニュー見て、注文して、待って、食べて、お会計して、遅刻しますが?
駅前のファーストフードとか、カフェランチとか、とにかく間に合うようにランチグレード諦めませんか?

とか思っている私をしり目に地図とにらめっこする夫。

そして説得する私。

駅から徒歩5分ほどのレストランに行きたかったようですが、
駅そばのチェーン店のパスタ屋さんで手を打ってくれました。
妥協してくれたようです。笑

この時点で更に5分が経過。
そして着席してからも口コミで評価の高い料理を探す夫

もう想像つきますよね?ええ、私も思っていました。

間に合わない。

日曜日だったこともあり、ビジネスランチ風の迅速提供ではなく(それも想像の範囲内ですが)、案の定予定時刻を15分オーバー
めちゃめちゃ迅速にパスタを食べてもこの結果。

もうね、途中から「私の友人じゃないし、いっか!」と諦めました。

本人は提供が遅かったお店のせいだとい思っていましたが、
皆さんは分かりますよね?

そう、彼が間に合う時間で見積もっていません。

この出来事をきっかけに、
人と大事な待ち合わせをするときは、私が予定を組もう!
そしてそこに向かって時間管理をしよう! 
と決意してのでした。


優先順位を見失う夫


私はせっかち&効率派な性格です。

例えば、パソコンを立ち上げる間に植木に水をやったりおやつを用意したり。
2階から1階に降りる時には(2階にリビングと水回りがあります)1階(寝室や子供部屋、書斎)に持っていく洗濯物や書類などを全て持って降り、用事を1度で済ますなど。

結構当たり前な行動だと思いますが、
日常的な行動や家事は、すべて効率的に動くことを常に考えています。

そんな私からすると、夫の日々の行動は、優先順位迷子くん。笑

後で買い物に行くつもりで、午後から雨予報だと分かっているのに雲行きが怪しくなってから出かけたり、

体調不良で会社を早退し、対策グッズを何も買わずにコンビニやドラッグストアを素通りして帰ってきたり(帰ってからまた買いに行ったり、私が帰宅してから買いに行くことに…)

1度気になってしまったら、それ後でも良くない?ということでも手を付けて、他の事がタイムオーバーになったり。

ただ、この優先順位迷子は本人も悩んでいるようで、本当は効率的に行動したい夫としては直したい特性の1つみたいです。

本人が気にしているのであれば、私がとやかく言う必要もありませんね。

最近は、なんだか迷子になりそうだな…という気配を感じた時に、やんわり道しるべを立てるようにしています。

メガホンで、「おい、どっちに向かってんだ!そっちは遠回りだ!!」と怒鳴ると、ガラスのハートを持つ夫は傷つくので、
あくまでも「こっちが近そうですよ。」という立札を立てる程度に。笑

俺はコレが苦手な特性を持ってるんだ!と気づいてくれただけでまず十分。

後は、受け入れて上手く付き合えるか、
少しでも改善できる工夫や努力方法を見つけられるかだと思っているので、今後の夫を見守っていこうと思います。

40歳を過ぎて自分の特性に気づくとなかなかショックなようですが、自力で乗り越えられるように応援しつつ見守る日々なのです。



今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さまにとって素敵な1日になりますように。





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