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「なんか変な人」に寛容な私、ルーツは変わり者の多分アスペルガーな父の存在【後編】


今回は、前回の記事の後編です!

ヘンテコな父と、それに振り回されつつもどこかオモシロがっていた母の、クセが強すぎるエピソードたち!

もはやアスペルガーの特性なのかどうかも怪しいエピソードですが、どうぞご覧ください。

前編はこちら



結婚の挨拶で義父母を不安にさせる


誰とも交際したことがなかった美容師の母を貰うべく、母の両親とお姉さんに結婚のご挨拶をしに行った父。

街の定食屋さんだか中華屋さんだかのお店で、背もたれの無いくるっと回る横並びの椅子に座って初対面の挨拶だったそうです。

 ↑  昔とは言え、お店他に無かったんか!と言いたいですが。笑

その当時、丁度勤めていた会社を辞めたタイミングだったこともあり、「お仕事は何をされているんですか?」と母の両親に聞かれて…

「ルンペンです!ははは」 くるーんくるーん(椅子)


ルンペンとは、浮浪者のような人たちのことを言うそうで、本人は冗談のつもりで答えたたようです。

ただ、そんな冗談がその空気感で面白いはずもなく、凍りつくお店の空気。

解散後、母の両親とお姉さんは結婚に反対していたそうです。

そりゃそうですよね。
むしろ、自分と結婚しようというパートナーが、こんなKYだったら結婚を考え直します。笑

そもそも無職の期間に結婚の挨拶に行くというタイミングの悪さ!笑

そんな父を当時の母は、
「面白い人だなぁ。この人と結婚したら飽きないなー」
と思ったそうです。

私が友達なら全力で止めます。笑
そしてこの母の価値観を、きっと私は譲り受けています。笑

この食事会の帰り道、道すがらにあった高いビルを見て、

「おかあさん、僕は今にこんなビル建ててみせますからねー! 見ててくださいね!」


なんて大口を叩いたそうです。

数年後、小さな有限会社を設立し、細々と小さな会社を経営しましたが、大きなビルは建てていません。笑


母が臨月でも飲みに行ってベロベロに


これは「昔の人だから」の言葉では片付けられないと思うのですが、
自分の両親ながら、他人事と思って聞けば笑って聞ける。笑

同じタイプの男性陣でも、父と同じ括りにするのは申し訳なさすぎるのですが、
父は「ザ・昭和の男」という感じで、育児は完全に母任せ、妊娠中も全然配慮は無く、
仕事が一生懸命なのは良いとして、毎日のように付き合いでも1人でもベロベロに飲んで帰っていました。

母の臨月中もそれは変わらず。

そんな中、母は予定日より1週間程早いある夜、破水したのです。

破水をした感覚があった母は、慌てて父が飲みに行っていたお店へ電話。
(だいたい行くお店は決まっていました)

「破水したからすぐ帰ってきて」

母は慌てて病院へ向かう準備を整えつつ、電話の向こうの父にお願いしたそうです。
それを聞いた父は…

「なんだ? 漏水(ろうすい)か? 明日の朝見に行くって言っとけ。」


……えっ? 漏水??

そう、父が立ち上げた会社は、水道関係の設備会社
水漏れの修理などもお願いされていたのです。

夜に水漏れの修理依頼の電話が来たと思い込んで、なんともデリカシーの無い呑気でアホな返答をした父。笑

もう酔っ払いとかそういう次元の話ではありません。
我が父ながら、アホすぎてあっぱれ。笑

母は切羽詰まっていたのもあり、電話口でブチギレ、店主に伝えて貰ったりしながらなんとか呼び戻したそうです。
そりゃブチギレますよね。笑

後々に呆れネタとして話してくれましたが、当時の怒りは計り知れません。

というか、臨月でいつ生まれてもおかしくない状況、予定日まで1週間のタイミングでベロベロになるまで飲めますか?!


里帰りを21日で切り上げ呼び戻される


上の漏水聞き間違い事件の出産エピソードは、私ママノスケが生まれる時のお話。

私には兄がいるのですが、このエピソードは兄を出産した時のお話です。

兄を産んでから1年程は、父の実家で同居していたそうですが、
兄の出産のときは、母は里帰りをしていたそうです。

両親の元、幼い兄を面倒見ていた穏やかな時間の中、出産から3週間が経とうとする頃、父から母の実家に連絡が入りました。

「戻ってきてほしい」

寂しいのか、幼かった当時の兄の面倒を見たかったのか。
そんな可愛らしいエピソードではありません。

「母さんがインフルエンザにかかって、食事を作る人間がいない。みんな困ってる。」


……えっ? インフルエンザ?!
これ今の時代、ちょっとつぶやいたら簡単に炎上するエピソードじゃないですか?!笑

まず家政婦じゃないし、産後3週間ってまだまだ無理できない時期だし、自分でがんばれよだし、
何より幼い息子と産後本調子じゃない妻を、インフルエンザウィルスの危険に晒しますか?!

これはもう他人事でも笑えなかったエピソード。
KYとか人の気持ちが読めないとか以前の、自己中すぎるエピソードですね。笑

ちなみにこの話は、数年前に母が話題にあげたところ、

「それは酷いな!俺そんな事言ったのか? よく戻ってきたな!」

と、当人は覚えてない上にビックリされたそうです。笑
この上なく失礼な話。笑

せめて感謝して覚えてなさいよっ!!!


とまぁ、過去の話に憤慨しても仕方ないのですが。

母はタフなので、インフルエンザをうつされることもなく、幼い兄の面倒を見ながら代わりの家事をこなしたそうです。
我が母ながら健気すぎますね。

ただ、この強烈父の両親もまた、強烈父と変わり者母だったそうで、
同居生活は長くは続かず、兄の出産から1年もせず実家を出たそうです。

(1度の家出を経て。笑)

私が生まれる前に父方のおじいちゃんは亡くなり、私が物心つく前におばあちゃんも亡くなったのでこれは仮設ですが、

恐らく父のアスペルガー(未検査ですが)は、両親からの遺伝か、特性の強い両親の育て方によるものだと思っています。

現に、父のお兄さんの奥さんは結婚当時、高校生だった父を見て
「この子のお嫁さんになる人は大変だ」
と思ったそうです。笑

子供の頃からの筋金入り!!

母は、「早く言ってくださいよー!」と笑っていますが、
いや笑い事ではない。笑

私がパートナーなら3日で離婚です。笑

そして母も全てを面白がれている訳ではありません。
散々イライラさせられ、心無い言葉に悔しい思いをしたり、1人泣いた日もあったと言います。

それでも今までやって来れたのは、
守りたい私たち子どもたちがいた事と、
美容師という仕事で毎日沢山のお客さんが来てくれて沢山お話したお陰だそうです。

私も過去に色々な飲食店でホールなど接客のアルバイトをしてきましたが、確かに分かる!

お客さんに話しかけられて、関わっているのに、くよくよ悲しいんでいられません。
気づくと嫌な事も忘れて笑顔で話しています!

これは人それぞれ性格によっても違うと思うのですが、少なくとも私と母はそんなタイプ。

パートナーの特性でストレスを溜めて悶々としている皆さま、
もしかしたら楽しいと思える人と関わるお仕事に出会えたら
私みたいにnoteで発信して皆さんに笑って貰えたら
ご自身のストレスが和らぐかもしれないですよ!


 
初出しのヘンテコ強烈父のネタを長々と書いて来ましたが、
そしてこんなもんじゃないエピソードがいくつもあるのですが、、
書いていて呆れてくるのでこの辺にしておきます。笑

父の話はまたそのうち書くと思いますが。



今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
本日も皆さまにとって楽しい1日でありますように。

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