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ていねいでない暮らし

眠気のベールがずっとかかっていて、なかなか前に進みにくい。
予測できるようになったころには様子がそもそも変わっていて、いたちごっこをしたり、あきらめたり、先回りしようとして失敗したりしている。
頑張ることしかできなくて、それすらも十分に出来ずもがいていたら夏になっていた。
明日の朝にアイスティーが飲みたくて、寝る前にくつくつと煮出しながら、考え事をする。

14歳と話していて、自分が24歳であることを再確認した。
14歳の時、自分が子どもすぎるから何も操縦できない感覚があった。24歳辺りが一番完成された歳で、自由に空を飛べるはずだと思っていた。
けれど、24歳の今、私はまだまだ人生のピークを迎えた気はしないし、むしろ背負う体ばっかり大きくなった。羽もないし、むしろ走るたびにすぐこける。
14の私がノルマとして掲げていた私に少しでも達成できているか、14の私が24の私に備えてこしらえていた色んなものは役に立っているのか、それがなんだったのかも覚えていない。
盆に返されなかった努力もたくさんある。これからもたくさんあるのかと思うとうんざりもする。
けれど、とにかく全ては無駄になりきっていないことを信じていくしかない。
自分が無駄に生きてなんかいないことを信じていくしかない。

明日のために今日頑張る日々。
私の呼吸はささやかだけど尊いのだと、私が私に教えてあげ続けないと。
日々、不機嫌になることだらけでくたびれてしまいそうになる。
それでも、自分の感情を他人に明け渡さないこと、自分の道を自分で見据えること、そんな感じのことを徹底する。
それが少しかろやかに楽しく生きられるコツだと思っている。

私が大丈夫にしていくから、大丈夫。

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