粛々と、祝々と

日々不安の積もることが増えたら、土曜日に普段より長く多く眠ることが習慣になっている。
5時あたりからぼんやり、起きては本を4行ほどだけ読み進めて、また寝て、9時過ぎ、ようやく体を起こすも、布団にくるまったまま本の続きを読む。
なるべく無理をしないように、けれども甘えすぎないようにと、常に自分を外から見守りつつ日々をこなすために自分を操縦している。

夜に干した洗濯物を取り込むために窓を開けた。
白いもやがかかっているなぁと思ったら自分のメガネが汚れていただけだった。
少し肌寒い春のにおいをかぎながら、野菜をたくさん煮込んだ。
きちんと換気をしている。豚肉を解凍をするのを忘れた。明日の服は山吹色。今日のタスクは読書2冊。

すべてを粛々と気張らずにやっている。けれど知らぬ間に肩が凝っている。
普通のふり、優しい振り、無傷のふりをしながら、本当は結構傷んでいて、けれども強気で居続けないともっと弱くなってしまうから、だから、気づかれない程度にそっと甘えてみる。

正直にいたいと思う。その正直が、恥じない正直でありたいとも思う。
それにしては私は安定感がなさすぎる。
体幹を鍛えなきゃと思う。精神的な意味でも、身体的な意味でも。

今日を生きる私にそれぞれ、あめとむちを、可愛がりとお叱りを。

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