10年ぶりの...③ NEW MIKKE 総括

10年ぶりにときめいた話、映画館でスピッツのライブを見た記録の最後になります。総括です!

スピッツかっこいい!!

こんなにハッキリと、一気に、自分の持っていた先入観がガラガラと崩れ落ちたのは本当にいつ以来かわかりません。

この日まで、スピッツは優しい、癒し、大衆的、ポップスみたいなイメージがありました。そしてそれ以外の部分は自分には見えていませんでした。
(よく聴けばベストアルバムに収録された曲にも、その片鱗を見せる曲はあったのに...)
申し訳ないのですが自分の中で、スピッツとロックは全く結び付いてませんでした。

映画館体験の後から私に生じたコペルニクス的転回が、
スピッツは「クール」で「カッコいい」「ロックな」バンドであるということです。

メディアで見る彼らや、何かの主題歌として耳にする彼らの曲からではわからない良さがあることを、2時間半で明確に濃厚に体感しました。

歌詞とメロディだけじゃない

サウンドも意外に、かなり骨太だなと気付きました。
これまでのイメージでは「魔法のコトバ」みたいな、ストリングスがっつり即ちロック色弱めな"ロックバンド?"だったんですが、ギターはもちろんベース、ドラムもすごく印象的でした。

長年のファンの方には周知の事実でしょうが、ベースはめちゃくちゃ動くし、ドラムもなかなかの手数の多さです。また別記事で取り上げたいですが、楽器が細かく入れてくるひとつひとつのフレーズがめちゃくちゃ良いです。スピッツのライブを見たり楽曲をじっくり聴いたりすると、

あーーーバンドって良いなぁーーーー!!!

と思えます。

スピッツの魅力=草野さんの歌声、文学的な歌詞、美しいメロディみたいな語られ方が多いですが、この楽器たちの奏でる歌も、スピッツの楽曲を彩る欠かせない魅力、ということに今更気づきました...遅っ。でも気付けて良かったです。

曲の幅がめちゃくちゃ広い

今回私は、「エスカルゴ」や「8823」のような、スピッツのゴリゴリにロックな面に引き込まれたのですが、そんなカッコいい曲たちの合間に「遥か」「楓」のような、日本人全員泣く...っていう美しい曲や「稲穂」「群青」みたいな爽やかな曲を放り込んでくるわけです。手持ちのカードが強い、強すぎる。
心臓を直で捕まれてがしがしされてるような心の揺さぶられ方でした。曲ごとにいろんな感情が吹き出てきてもはや情緒不安定なくらいでした。

課題!!

この日、映画館を出るときに、私は自分にと課題を出しました...出さざるを得なかったです。それは、

・ライブの中で気になった曲の収録されたアルバムを調べて聴く

・スピッツのベストアルバム以外のアルバムを聴いてみる

というものです。
こうしてずぶずぶと、今も進行中でスピッツ沼にはまっているのですが、今日はここまで。お読みいただきありがとうございました。

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