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浦河にミュージカルがやって来た

浦河総合文化会館の緞帳の写真。この座席から昨夕は劇団四季のミュージカルを鑑賞した。緞帳にもお約束の馬。馬産地ですからね。

いやぁ〜危なかった

公演は今日とばかり思っていて、Google Calendarにも紙のカレンダーにも14日で印をつけていた。

昨夕、18時に仕事を終えて、プライベートのメッセージをチェックしていて、それが昨日、13日であることが判明し、慌ててチケットを確認。1日だけの舞台はずだ。しかも開演は18:30。えっ、今何時??

取るものもとりあえず、そのままの格好で車に乗り込み、会場へ向かった。

東京なら絶体絶命。30分前に気づいて間に合うことは、まず無理。うまくタクシーをつかまえたとしても渋滞にはまるとか、物理的に駅まで歩く、階段を上る等々考えると、とても間に合わない。しかし、ここ浦河ならやすやすと間に合う。前の車がなぜか制限速度よりも遅い速度で走っていても、だ(この車は行き先が一緒だった)。余裕で間に合った。

おしゃれをして行くはずが

こんな機会はなかなかないから、何を着て行こうかと考えていたのに、それどころではなかった。会場に着いて、一人だけ浮いてしまうのではないかと、駐車場から明るい照明の館内に入って、はたと気づき、足が止まった。こんな時、マスクは有難い。透明人間になったつもりでいられる。何食わぬ顔(は隠れているけど)をして紛れ込むことに成功。

大音量

久しぶりに聞く生の歌声、しかも大音量。やっぱりいいなぁ。各地を回る公演なのに、舞台装置も結構大きい。ミュージカル巡業ツアーで通訳した経験があり、大道具の搬入搬出とか、舞台衣装の移動しながらの乾燥とか、舞台裏にまで思いが巡る。

塾の思い出

演目や全体的な雰囲気からなぜか昔のことを思い出した。

小学校6年生の時に小さな塾に通っていた。ある日、普通に塾へ行くと、塾を運営する先生が今日は皆で出かけます、と言って、バスに乗り、その名も同じ「総合文化会館」へと連れて行ってくれた。ミュージカルではなく、演劇、おそらく夕鶴だったのではないかと思う。

他の学年の子も含めて、10人弱だったと思うが、皆にサンドイッチまで買ってくれて、私たちは何の心配もなく(お腹がなるのではないかとか、変な心配をすることもなく)舞台に集中し、その世界に引き込まれていった。

塾の先生でありながら、勉強だけでなく、とても広い視野、長いスパンで私たちのことを見てくれて、それで連れていってくれたのではないかと思う。誰かがこれをきっかけに何かに目覚めるかもしれない、inspireされるかもしれない。そんなメッセージを受け取った。

来てくれて有難う

公演が終わり、舞台に出揃った出演者に拍手を送りながら、浦河に来てくれて有難うと心の中で呟いた。

次は

Broadway Musicalが来てくれないかなぁ。馬産地にちなんで「戦火の馬」なんかはどうだろう。途中、戦争が絡んでちょっと辛いけど、パペットの馬が本当の馬に見えて来て、あの舞台には本当に感動した。のどかな音楽もすごく良かった。

パペットに興味があれば、こちらもぜひ。9:15くらいで馬のジョーイが登場する。

個人的にはHamiltonが是非とも観たい。ずっと思いながらも、ラップの歌詞を理解するのはハードルが高い。しかし、その思いが強くなり、昨晩帰宅してからはHamiltonの曲ばかりかけてる。ブロードウェイのミュージカルがまた日本に上陸したり、あるいは自分がNYへ行って観られるようになった時のために予習しておこう。


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