太い眉毛が似合う顔なのに実際は薄眉な話
昔、職場の先輩と、ある自社製品を別のインテリア小物用途として小売りするために、加工していたとき。
その加工に必要な、たくさんの黒いフェルトを細長く切っていたのだが、先輩がそのフェルトを眉毛にあてて、「どう?」と聞いてきた。
私はつい笑ってしまった。
マジックの太い方で眉毛を極太にされる罰ゲームやイタズラなどを、テレビのバラエティーなどで見たことがあり、まさにそれのような感じになっていたのだ。
そこで、「笑ったなー!」と、先輩は私の眉毛にも後ろからあてがって、笑い返そうとしてきた。
ところが。
先輩がいっこうに笑わない。
「なんですか?笑わないって。え?笑えないほどキモいとか?(笑)」
そう尋ねてみると。
「なんかズルいー。だってなんか似合ってるんだもん(笑)自分で鏡見てきなよー。」との答えが返ってきた。
私は先輩から細長いフェルトをそのまま2つ受け取り、事務所の壁の鏡へ直行。
いやいや、こんな細長い長方形に切った真っ黒のフェルトが似合うとか…ないない…
そう思って、鏡の前で眉毛の上に重ねてみると…
なんと…
似合っていた。
むしろ、自眉よりも似合っているのだ。
明らかに、顔に統一感と安定感が出ていた。
「えーー?なんでーー?!」
私の顔は、太い眉毛が似合う顔だった!!!
ここで確認しておくと、私は自眉を細くしたことはない。
元々子どもの頃から八眉毛で、下がり眉毛だった。
目は、最近こそ年を重ねて少し下がってきたが、わりと猫目なので、下がり眉でバランスは取れていたし、嫌いではなかった。
しかし、あるときから、眉尻辺りが薄くなってきてしまった。
調べると、ホルモンバランスが関係しているようではあった。
まぁ、私のホルモンバランスは、あまり安定していなさそうなので、致し方ない。
でも、似合う眉毛が太い顔なのに、眉の存在が薄いのは、なんとも悲しい。
まつげ美容液を、眉毛に塗って、密かな抵抗を続けている。
まぁ、眉は書けばいいのだ。
眉は書くもの。
もういっそのこと、極太マジックで書いてしまっても、「ワンチャン」私なら違和感ないかも知れない、とも思うが、普通にアイブロウパウダーで、自然な太眉を作り上げている。
そんな私の願いは遺伝子として受け継がれたのか、娘は旦那さんに似て、立派な眉だ。
幼少期は色素が薄かったものの、最近はそこそこ色もハッキリしてきた。
ゲジゲジではないが、細くしすぎないように、せっかくの天然太眉を大切にしてほしい。
サポートしていただける、というありがたみ、深く心に刻みます。 子どもに繋いでいけるよう、子どもにいろんな本を買わせていただくのに役立てようと思います。