健診前の悪あがき
小学校の高学年くらいから「身体測定」の前になると体重が気になって、少しでも軽くしたいとダイエットめいたことをしていたのは私だけじゃないはずだ。
その日の体重だけ何百グラムか軽くなったって、スタイルがよくなるわけでもかわいくなるわけでもないのに、つい少しでも軽く、と思ってしまう。
毎日体重計に乗っていれば、自分の体重なんてわかっている。もっとやせたいな、とかいつだって思っているものの、なかなか行動にうつせない。だけど、オフィシャルに計られてそれを記録されるとなると話は変わってくる。
突きつけられる現実。その記録にやせた、太った、と一喜一憂するのだ。
冷静に考えてみるとばかみたいなんだけど、なんだかこだわってしまう女子な私。
というわけで、今年の健診を1週間後に控えた私は性懲りも無く、100グラムを削り取る悪あがきを始めた。来年40歳になろうというのに、なんてことだ。
まず、最近夜にお菓子を食べてしまうことに罪悪感を抱いていたので、ごはんを食べたあとのおやつを我慢すること。
たんぱく質をしっかり摂ること。できれば一食プロテインにしたい。
少しでもいいから運動すること。最低毎日ブルブルに乗る。着圧レギンスを履く。
そんなかんじのゆるダイエット、やらないよりやるほうがマシだし何百グラムかは減るかもしれないけれど、1週間で身体はたいして変わらない。
じゃあなんでそんなことするのかって言ったら、やっぱりそこにはちゃんと意味がある。
夜のおやつを我慢できたときやちょっとした筋トレをできたとき、「私、ちゃんとしてる。」というキラキラした自信が湧いてきて、お風呂に入る前に鏡の前でふんふんと踊ってみたりして、いい気持ちで眠れる。たとえ朝の体重が減っていなくて残念な気持ちになったとしても、頑張れた事実は残る。
それが1週間続いたら、少なくとも健診の日には、私頑張りましたって胸を張ってキラキラモードで体重計に乗れる。何もしていなかった場合、「ああ、何もできなかったな、やばいな。」と自己肯定感だだ下がりで乗ることになるので、気持ちの面ではかなり変わってくる。
キラキラモードの私は、もうちょっと頑張れるかも(キラキラ)、なんて言ってさらにゆるダイエットを続けられるかもしれない。健康診断だったり特別なイベントだったりをきっかけにそんな流れが年に何回かあると、ちりも積もれば山となり、何もしなかったときと比べたら大きな違いができてくるはずだ。
そもそも"細い=美しい"という価値観からそろそろ抜け出したいな、と思っているし、他人の体型を見てもなんとも思わないし、体重が軽ければいいってものじゃないことはもちろんよくわかっている。だけど、体重を減らすためにすることは普段のちょっとだらしない生活を引き締めたり、身体にいいものを取り入れたりするので、心にも身体にもよいことなのだ。
あんまりストイックすぎると続かないしリバウンドするし健康を損なうし美容にも響く。ゆるく、続けられることが大切。
そんなわけで、たいして変わらないことはわかっていながら、1週間後に向けて今日もゆるーく悪あがき中。
朝ごはん もずく、かぼちゃ、チーズ
昼ごはん きつねそば
夜ごはん 豚肉とエリンギとなすの蒸し物、ぶり
間食? もちろんめっちゃ食べてる
運動 これからする予定
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