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2. FRB (連邦準備制度理事会)のはじまり②「プロパガンダを暴露する(無検閲)(第六話)」byタイ&シャーリーン・ボリンジャー

テレグラム.EriQmapJapanより、Eriさんのサブスタック.ニュースレターNO2を共有させて頂きます。

2.FRB (連邦準備制度理事会)のはじまり②
「プロパガンダを暴露する(無検閲)(第六話)」byタイ&シャーリーン・ボリンジャー

エドワード・グリフィンが、なぜ会議が秘密裏におこなわれたのかを解説しています:

当時のアメリカ国民の間では、ウォール街の一部の富裕層や有力な金融関係者に金融のパワーが集中していることに対する、大きな懸念がありました。当時はこれを “マネートラスト (金銭信託)”と呼んでいましたが、当時の社説を調べれば “マネートラスト” を非難する論説が多かったことがわかります。

当時は「“マネートラスト” の支配をやめさせよう!」という世論が主流で、国民が金融関係者から権力を奪い、信頼できる政治家の手に委ねる法律を望んでいたため、「FRB法 (連邦準備制度法)の主な目的の一つは “マネートラスト”の支配からの解放である」「選挙で選ばれた政治家を通じて、金融のパワーを国民の手に取り戻そう」といったプロパガンダがおこなわれたのです。


会議が秘密裏におこなわれた理由は、参加者のリストを見ればわかるように、会議の参加者が、JPモルガンやロックフェラーやクーン・ローブ商会などの、有力な金融関係者…つまり “マネートラスト”そのものだったからです。

さらにこれには、ドイツやオランダのウォーバーグ家や、イギリスのロスチャイルド家も関係していました。つまりこれは、アメリカだけでなく 世界的な “マネートラスト”だったのです。

「自分たちの権力支配をなくす」という建前で、彼らはFRB (連邦準備制度)を作ったのですが、FRBを作ったのが誰かを見れば、その策略が見えてきます。

しかし、現在の議会と同じように、法案は段階的にオルドリッジの名前を消去し、民主党のカーター・グラスとロバート・オーウェンの二人が、新法案の発案者とされました。

共和党が大企業を代表し、民主党が庶民の代表していたのが常識だったので、人々はこれを「素晴らしいことだ」と思ったのです。

“オルドリッチ法案”から姿を変えた、新しい “グラス・オーウェン法案”は“オルドリッチ法案”とは全く別物と見なされました。

次の段階として、ジキル島に行ったオルドリッチとヴァンダリップの二人が、実はこの法案の作成者であるにも関わらず、新聞記者たちの前で “グラス・オーウェン法案”を非難する演説や会見をし、「この法案が経済にもアメリカにとっても利益がないことを、誰も知らない」と語りました。

彼らは、一般人が新聞でそれを読み「なるほど大銀行にとって嫌な法案か…いいじゃないか」と反応するのを十分承知の上でこれをおこなうことにより、この法案を狡猾に売り込んだのです。


1913年12月22日、多くの上院議員が自宅で家族とクリスマスを祝う間に、グラス・オーウェン法案は議会を通過し、翌日、ウィルソン大統領が署名して法律になりました。

1913年のFRB法 (連邦準備制度法)の成立は、民間銀行連合とアメリカ政府とのカルテル (提携)の始まりでした。


ほとんどの人は、FRBを政府機関だと考えていますが…実はそうではありません。そして、専門家は「これは民間の銀行会社である」と指摘しますが、これも違います。FRBは民間企業でもなく、ハイブリッド企業であり、さらに厳密にいうと、カルテルなのです。

驚くべきことに、連邦準備制度は “銀行カルテル”であり、“バナナカルテル”や “石油カルテル”や “砂糖カルテル”といったものと、何ら変わりないのです。


非常に大規模で強力な民間金融機関のグループがカルテルを結び、そのカルテル協定を法の力で執行する目的で、連邦政府をパートナーとして利用したのです。

カルテル協定の舞台裏は、こうです。

たとえば、政府が次の1兆ドルの景氣刺激策などで資金が必要な場合、政府はFRB (連邦準備銀行)から借りて資金を調達するとします。

この時、私的機関であるFRBが “無”からお金を印刷するのですが、このローンの利息は、血税 (所得税)によって支払われるのです。


多くの経済学者は、FRBが “無”からお金を生み出す仕組みを"マンドレイクメカニズム"と呼んでいます。

これは、1940年代の漫画の登場人物である、 “無”から “有”を生み出す魔術師 "マンドレイク"の名前に由来します。

FRB (連邦準備制度)にはお金なんてありません。

インターネットで調べれば、毎年徴収される税金は、国の借金の10%相当であることがわかります。つまり、その利子を支払うのに、我々の税金が使われているのです。

政府がたとえば「インフラに2兆ドルが必要だ」という時 、そのお金を、いつもどこで調達しているのでしょう?…これは、もう何十年も前から聞いている話です。

お金を創るには、ペン一本あればいいのです。それが今は、マウスのクリックになっただけに過ぎません。

たとえば今、お金を持っている人から借金をしても、その利子を返す約束をしているだけなので、マネーサプライ (通貨供給量)は増えません。

ここで、FRBを投入します。

なぜなら、民間からは、いくらたくさんお金を借りても足りないからです。政府が世の中に存在するお金をすべてかき集めて借りても、足りません。

とても高い金利にする方法もありますが、それでは国民が黙っていません。

そこで彼らは、FRBとカルテル協定を結び(提携し)、FRBは、無からお金を刷って政府に "融資(ローン)”することに同意したのです。

でも実際は、これは "融資 (ローン)”ではありません。

この「政府に "融資"する」という聞き慣れた言葉は、実際には「政府のためにお金を印刷している」というだけです。

つまり「政府のためにお金を “無”から作ること」を "融資(ローン)"と呼んでいるのです。

もちろん、すべてが印刷されるのではなく、ほとんどは小切手のお金ですが、印刷機でお金を作り、それを連邦政府に "融資(ローン)”して、“手数料”としてその利子を政府に請求する仕組みとなっています。

以上が正確な理解だと思いますが、それを “融資(ローン)+利息" だと言ってごまかしているのです。

FRB (連邦準備制度)が、無からお金を作り出すと、それは “新規のお金”として、社会や経済に投入されます。このようにして、マネーサプライがどんどん増えるのです。

FRBは、連邦政府の "金のなる木" のようなものですが、この木から実を収穫できるのは、FRBを所有する国際銀行家だけなのです。


マネーサプライ(通貨供給量)をどんどん増やすことを、テレビの金融ニュース番組では"量的緩和" と呼んでいます。これは成長を刺激し、より安いローンと住宅金利を可能にしますが、同時にドルの価値を下げるので、別の見方をすればインフレの原因になります。

考えてもみてください。


FRBはお金を無から生み出しては利子を取っています。つまり、何もないところから利子を取っているのです。


なんという暴利でしょうか。

3. FRB (連邦準備制度理事会)のはじまり③へ


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