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「友だちがいない」君を問題だと言われた個人懇談。友だちについて考えよう。

「友だちがいないことがとても心配なんです、、、早く仲のいい友達ができたらいいのですが」

先生が君のことをこう言ったので、ママは先生にこういったの

「息子は、誰とでも話すし、遊びます。ただ、友達関係の中で自分の感情を我慢して皆に合わせているのがめんどくさいのだと言っています。自分の世界を持っている子なので、一人遊びが好きで、友達ができないとも悩んでいませんし、問題ないと思っています」

先生はさらに

「でも、本音を言い合える友達を早く見つけてほしいですし、そういったところが彼の課題ではないかと思うんです」

「はあ、そうですか」

ママはがっかり。


また別の日には、君の弟も幼稚園の先生に同じことを言われたの

「誰とでも仲良く遊べるのですが、特定の仲の良いお友達がいないので、、、」

それって本当に問題なのかな?


先生は「友達が必要」という価値観を、絶対だと思っているけれど、

ママはそう思わない。


君たちはそのままでいいんだよ。何にも問題ない。


そもそも友だちは絶対に必要なもの?

「友だち」ってなんだろう?

クラスの子はみんな友だち?

お話ししたことがあったら友だち?


ママもよくわからないんだけどさ、

自分が「友だち」だと思ったら友だちだし、

そう思わなかったら友だちではない、それでいいんじゃないかな。


君が「僕は友だちがいません」というのなら

友だちはいないのだと思う。


そのことで君がとても悲しい思いをしているなら、それは大きな問題だけど、君が言うように

「我慢して合わせるのが面倒だ」と思ってあえて友だちを必要としないなら、本当ににそれでいいと思う。


実は、ママも友だちがいない、、、、(ように思う。)

ただ、ママは誰とでも仲良くおしゃべりができるから、

その場その場にいる人と楽しくしゃべって

はい、さようなら~

っていう知り合いは大勢いるの。


用もなく連絡を取り合ったり、なんでもかんでも報告し合ったり、

いつもべったりつるんでいる、そういう友だちはいないけど


「このことはあの人に聞いてみよう」とか

「そういうことならあの子に相談したらいいな」とか

適切な人に、適切なことを相談できる繋がりはある


ママにとっては、これで困ったことは一度もないし

心地がいい


これを「友だち」という人もいれば

ママは「知り合い」だと思っているから、友だちはいないって思ってるの


むしろ、友だちがいたときの方が問題がたくさんあったの

「どうして誘ってくれなかったの」とか

「あの子とは仲良くしないで」とか

「おそろいにしようよ」とか

トイレまで一緒に行くなんてめんどくさい!

と我慢の限界を迎えて、友だちとか別にいらないな、、、

と思ったのが大学生の時。


君たちはもう、そういう風に思い始めているんだね。


それだけ、自分の価値観や世界観があるということだと、ママは思っているし、全く問題じゃないから安心して。


もし気持ちが変わって、「友だちが欲しいな」と思ったときは作ってみればいいし、またいらないと思ったらやめればいい。


大切な人がそばにいればそれでいい

先生たちの言う「友だちが大切」という価値観も、決して間違っているわけじゃないとも思うの。

「友だちが、、、」というより、

思いやりの心や、人を大切にすること、相手の気持ちを考えることで、心が大きく成長するから、人と深くかかわる経験はものすごく大事


そして、傷つく経験さえも、心を強くしたり、優しさを知るきっかけになるから、大事だと思うのね。


だけど、別にそれは友達じゃなくても

家族でもペットでも、ママはいいと思うんだ。


君たちにとって、大切な存在がちゃんといれば、それでいいんだよ。


それに、たった一人そういう人が、君の将来の家族になってくれたら、もうそれで十分、万々歳だと思うの。


パパとママみたいに、友だちがいないもの同士の、唯一の友だちであり夫婦っていうのも、いいものだよ。

迷いなく、その人だけを大事にできるからね。


君が幸せなら、友だちはいてもいなくてもどっちでもいい

友だちがいることで、君がつらい思いをしたり、面倒だったり、いやな気持になるなら、友だちなんて無理して作る必要はないよ


でも、友だちがいないことで、君がつらい思いをしたり、寂しかったり、いやな気持になるなら、勇気を出して友だちをつくってごらん


要するに、「君の心が幸せかどうか」それが一番大事なことなの


だから、先生に「友だちを作りましょう、それが課題ですよ」と言われたって、気にしなくてもいいの

もちろん悩まなくていい


君は君らしく、幸せであり続ける事だけを考えよう

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