「タルムード」ユダヤの知恵を君たちと学ぼう
最近君がアンネフランクの伝記マンガを熱心に読みながら
「どうしてヒトラーはユダヤ人をいっぱい殺したの?」って悲しそうにに聞いたよね。
ホロコーストに正当な理由なんてない、ママもそのことを今の君にどう説明するのがいいか正直分からないわ。
ただ、これだけは言えるわ。
ユダヤの人々は素晴らしい
迫害を受ける理由なんて、何一つないの。
悲しいけれど、ユダヤ人の歴史は迫害の歴史でもあることも事実よ。
紀元前の時代から迫害を受けてきた民族なの。
そしてその迫害の歴史の中で、たくさんの素晴らしい知恵を生み出し、それを次の世代につなぎ続けたわ。
教育、幸福、お金、人生観、いろいろな素晴らしい教えを残したことで、多くの成功者を送り出したのも、ユダヤ人。
ノーベル賞受賞者の20%はユダヤ系と言われているわ。
しかもユダヤ人は、世界の人口の割合ではたったの約0.25%なのに!
実際に、世界の長者番付でも、上位には常に多くのユダヤ人がいて、頭がよく、大金持ちや成功者が多い民族だということは明白ね。
Googleの創業者「ラリー・ペイジ」さん
映画監督の「スティーヴン・スピルバーグ」さん
Facebook創業者「マーク・ザッカーバーグ」さん
彼らもまた、ユダヤ人よ。
では、どうしてユダヤ人がそんなに賢くて成功しているのか、それは幼少期からの「教育」によるもの
そしてそれこそがが「タルムード」なのよ!
ユダヤの教え「タルムード」ってなに?
ユダヤ人の教育・考え方のコアになっているものは、この2つ。
・ヘブライ聖書
・タルムード(1冊約400ページ、全30冊以上からなる書物)
この2つに書かれていることを小さい頃から徹底的に教えられるのよ。
これは、学校の教育のようなものではなく、
「考え方」「教訓」と言ったところね。
タルムードには、様々なおはなしがあって、そこから自分で考えながら人生の教訓を学んでいくの。
実は「これはタルムードだよ」と言われていなくても、日本でもよく伝わっている内容なんかも多くあるわ。
「豊かな人とは、自分の持っているもので、満足できる人のことである」
「出逢った人すべてから、何かを学べる人が最も賢い」
のような教えね。
このような日本でもよく言われる教訓の類は、タルムードの教えがそのルーツになっていることも多いのよ。
国を超え、時代を超えて、人々をかしこく豊かにする、それが「タルムード」なの。
ただこのタルムードは、1冊約400ページ、全30冊以上からなる書物だから、原本を読むのはなかなか大変よ。
だから、先人たちは、その内容がわかるように、大事な部分を選んで説明してくれている本なんかも多く存在するわ。
子供用の絵本もね。
だから、ママと君たちは、タルムードのお話を通して、生きていく教訓を学びましょう。
「タルムード」が教えてくれること
じゃあ、タルムードっていったいどんなことを教えてくれるのかな?
教育、お金、人生にとっての大切なことなんだけれど、タルムードには多くの名言が残されているの。
有名なものを少し、紹介するわ。
人が生きている限り、奪うことが出来ないものがある。それは知識である
知識はどんなことがあっても、誰からも奪われない財産よ。学ぶことの大切さを教えてくれているわ。
最も大切な事は、学習ではなく、実行である
知識は持っているだけでは意味がない、行動を起こすことで初めて価値を生むわ。「やる」ということの大事さを表す教訓ね。
豊かな人とは、自分の持っているもので、満足できる人のことである
「足るを知る」ということ、今あるものに心から満足することが幸せで豊かな人ね。追い求めるだけでは永遠に満たされないわ。
一日勉強しなければ、それを取り戻すのに二日かかる
継続は力なりとはまさにこのこと、つづけることの大切さは以前にもお話した通りね。
タルムードは、こういった明言を数多く残しているわ。
ユダヤ教の教えは哲学的でとても難しいから、聞いてすぐには理解できないものも多いわ。
だからこそ、名言や小話について、一つ一つママとお話しながら意味を理解していきましょう。
ママのおすすめのタルムード小話
ママが君たちと一緒に読んで学びたいおすすめのお話があるわ。
「キツネと葡萄畑」
これらのタルムードの物語は、生き方、考え方だけでなく、お金をかせぐチカラにもつながるのよ。
だから、ユダヤ人は成功者や大金持ちが多いのね。
上に紹介したお話は、次回から一つづつ一緒に読んで考えていきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?