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『烏は主を選ばない』読了📚一冊目の『烏に単は似合わない』だけで終わらせたらもったいないよ⁉️

『烏に単は似合わない』のコミカライズを読み、小説版『烏は主を選ばない』も読みました‼️

タイトル通り、二冊目を読むのをおすすめしたいので、今回の記事はネタバレしないように、書くのを試みます。自分が受けた印象を他作品のイメージなどを借りつつ、ふわっと綴ってみます。

まず、一冊目の『烏に単は似合わない』を読んで、
・後味が悪い
・若宮が嫌い
と思って続きを読まないのはもったいないです。
一冊目で全登場人物の印象がどんどん変わっていったように、二冊目でもちゃんと?ひっくり返ります!

あと
・解決が急展開過ぎてご都合主義なんじゃ?
・世界観活かしきれてないんじゃ?
という意見も、一冊目で思うのは早計!
めちゃくちゃちゃんと作り込まれてるし、むしろこれからみたいだよ。長く続くシリーズなので、一、二冊目は主要登場人物紹介のようなものなのでしょう。

まあ、一冊目の大どんでん返しは相当なショックですよね。でも翻って言うと、二周目読むと、印象が全然違って、そこが面白いです。誰視点で読むか、言ってるセリフのどれがウソでどれが本当と思うかでまるっきり違う。ぜひ二周目以降こそ、丁寧に読んでいきたい。

『烏に単は似合わない』は、私が今まで好きになった本に例えると『彩雲国物語』に近いかな。
ラブコメっぽい始まり方をして、読み進め世界が広がるにつれ、政治色が強くなるところとか。冒頭、誰かの思い出で始まるセンチメンタルさとか。その『誰か』の予想が大抵裏切られるとことか。

『烏は主を選ばない』の若宮と雪哉の関係は、ホームズとワトソン系の相棒、バディ感が良き。陰陽師の晴明と博雅とか。頭の良いしたり顔と振り回され役の組み合わせ。
青年と少年の組み合わせ、というところで、『文豪ストレイドッグス』の太宰と敦っぽいイメージで読みました。掛け合いがコミカルで可愛いです。

あと一冊目『烏に単は似合わない』に出てくる「ますほの薄」ちゃんは十二国記の祥慶にイメージがかぶるかなあ、なんて。

まあ、なにが言いたいかと言うと、私は若宮好きになりました、応援していきたい、ということです。

さて、まんまと沼にハマったようなので、粛々とシリーズの続きを読んでいきたいと思います。

では、また👋

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