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「究極の受容というのは、子宮が胎児を包み込んでいる状態」(「生きる力」の強い子を育てる by 天外伺朗)

最近、この本を のんびりのんびり読んでいます。

私は 教育の本や 子育ての本を 積極的に読むタイプではありません。

今 私は 自由登校(一般的には 不登校ということです)を選択しているわが長女の生き方を もっと受け入れて 肯定的に見られるようになるために 勉強をしているという感じです。

これは 不登校になってから「読むといいよ」と勧められて なんとなく買ってみた本でしたが すっごくいい本です。

いっぱい付箋を貼って 読み返したりして 勉強させてもらっています。

この本は その方向に後押ししてくれています!

感謝 感謝。


生れ落ちることそのものが、自己否定間の要因

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心理学を学んだはずなのに この「バーストラウマ」について勉強したかなあ??という感じでした。

学校で学んだことが 記憶に残っていないって もったいないですねえ・・・

バーストラウマというのは、生まれるときに 子宮に締め付けられるという恐怖を経験し、生まれたと思ったら 今度は 母親との別離になるという一連の体験でトラウマになり、自己否定感を覚えてしまうということなんだそうです。

生物は誰もが そのバーストラウマを経験してしまうということですね。

仏教の教えでも 人間の根本的な苦しみのひとつに 「生(生まれ落ちる苦しみ)」というのがあるというそうで そこでも繋がっているみたいです。

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そのトラウマを持っていることで 自己否定感を抱いてしまうということですが それの問題というのは

性格の歪みや問題行動となって 表面化される

ということなんだそうです。

バーストラウマという心の傷が 自己否定感を引き起こし それが表面化されて見える問題の根っこにあるということですね。

生まれたことで 傷を負い、それで 自己否定感を抱えながら生きていくなんて・・・ 人生 大変なもんですね。


解決策は 無条件の受容

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そして その問題の解決は バーストラストを癒していくことなんだそうです。

表面化されている問題に目を向けるだけでは だめなんですよね。

根本的な問題の解決策としては 無条件の受容が必要なんだそうです。

究極の受容というのは、子宮が胎児を包み込んでいる状態

だと この本には書いてありました。

条件付受容ではなく、【完全なる】受容のイメージが おなかの中の赤ちゃんの状態って言われると すごく分かりやすいですよね。

羊水の中で暖かく のんびりしている状態でしょうか。

必要な栄養や酸素にいつもアクセスできて 自分の、自然なペースで成長できる状態かな。

お母さんの声を聴いたり ゆらゆらの動きを楽しんで 心地いい状態でしょうね。

「あれがだめ」とか 「もっとこうしなさい」とか そういう制約もない環境ですね。


これを考えていたら 子供たちにすごく優しくできるような気がしてきました。

怒り狂って 子供をコントロールしようとするなんて 無理だし 意味がないってことですもんね。

根本的なところのバーストラウマを 優しく癒してあげることを意識して 子供に接してみようと思います


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