見出し画像

【読書レポート】「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本(著者 小田桐あさぎさん)~私はやりたいことがなかった?~

先日のレポートに続きます。

③ 苦手なことをいくら努力したところで、正直メリットなんてほとんどない

画像1

昨日のレポートにも書きましたが、私は 3歳から楽器を演奏していて、その練習は 結構 大変で 苦しいものでした。

今考えれば 途中から「音楽演奏を好き」と思う気持ちで 練習をしているのではなかった気がします・・・

怒られないように
やらなければいけないことだから

という理由で 毎日 練習をしていた気がします。

私が今までやってきたことのほとんどが やらされてきたことのような気がしてきました。

それでも 私は 全然いやじゃなかったし、どんな状況でも楽しかったな。。。

頑張ること、苦しいことでも 乗り越えることで 達成感が得られるし

進化した自分?成長した自分?が 待っていると思うと それがわくわくなんですよね。

画像2

ちょっと話がずれますが・・・

私が「やりたい」と思ってやったことって なんだったんだろう?って思ううとそれほど たくさんなかったかもしれません。

3歳にピアノをはじめ 小学3年生で 学校のマーチングバンドに入部し 中学・高校の部活並みに 朝練・放課後・週末と 練習に励みました。

その頃から ずっと私は「音楽が趣味」と言ってきました。

趣味って 好きなこと、っていう意味ですが・・・

今 振り返ると あの頃も 「怒られないように、やらなければいけないことだから」という理由でやっていただけでした・・・

好きだったの?
わくわくしてたの?
楽しかったの?

と 考えると そうでもなかったかな・・・・

なんだか これは すごく寂しく、残念なことなんですが これが 事実です。

画像3

それを証明するように 3歳から高校まで ず~~っと音楽ばかりやって育ってきたのに、

将来、音楽を仕事にしたら 音楽を嫌いになると思う

とずっと思っていました。

やらされていることでお金をもらうのは 苦痛だろうと 私も 心の中でわかっていたんです。

コンクールや 発表会で 上手に演奏するために練習する自分。

それが 自分の中で誇りだったけど でも 音楽を楽しんでいたわけではなかった・・・

でも それ以外の方法を知らずに とりあえず 頑張っていたら 「音楽は人を笑顔にするためにあるんだ!」と 高校の部活で 近所の老人ホームにお伺いしコンサートをさせていただいて 気がついたんです。

それまで コンクールで県大会に出るために 必死で練習しまくったり ピアノの発表会で 間違わないで引けるように練習していたけれど 音楽って 実は それじゃない。

賞や誰かの評価のためじゃないんだ!と 私にとっての音楽の意義が変わり 最終的に 「音楽療法」にたどりついたんです。

画像4

私は、音楽の練習に エネルギーも 時間もたくさんかけて 育った。

超スパルタの音楽の先生に どうやって個人練習をするか どうやって集中力を維持するか どうやってできない部分を克服するかを 教え込まれて 育った。

その力は 学校の試験勉強や 英語の勉強にも役に立った。

頑張って練習したことだけではなく 音楽家としてのさまざまな受賞体験も 私にとっては 人生の宝物。

そういう自分の過去、自分の歩んできた道を 大事に握り締めているので 子供にも 「いやなことでも 頑張ればいいことがある」「苦しいことでも 乗り越える意味がある」と教えたい自分がいる。

画像5

でも、実際、自分の高校卒業までの音楽活動が やらされていたことだった、と気がついた今、ちょっと「いやなこともとにかく頑張ればいい」という信念を ちょっと引き出しにしまってみることにしました。

特に なはら姉さんみたいに わくわくする、直感でやりたいと思うことがわかっている子に対して やりたくないことをやらせるメリットは それほどないのかもしれないな、と思って。


私が 今 体験・挑戦しているこの「頑張らないこと」に ご興味がある方は この本を読んでみてください。

人生が 楽になるかもしれません。

一緒に ゆる~い人生を 楽しみませんか。



この記事が参加している募集

#読書感想文

192,504件

ママたちのハッピーのために大切に使わせていただきます。サポートありがとうございます。