スペイン滞在記 6

バルセロナで唯一被害にあった出来事。

私ではなくて、一緒につるんで二人でムフフな表現を見に行った某私立大の日本男子。御多分に洩れず、英語圏、さらにはフランスにも留学経験があるとな!お金持ちのご家庭はいいなぁと思ってしまうのだけど…

さて、彼がどんな被害に遭ってしまったのか?スリです。バルに行った帰りにみんなとワイワイ楽しみながらの帰り道、陽気そうに若い男性が近づいて、よう、どこから来たんだい?とか言ってきて、手を組んだり、肩組んでるしてるうちにすっと取られちゃたらしい。その場にいたものはパニック…私も驚いたけど、割に冷静だった。

なぜかみんなで手分けしてその犯人を探そうってなって四方八方探したけど、勿論見つけられなかった。それよりも真っ先に警察に言うなり、語学学校に報告するなり、ホームステイ先に相談するなり、カード止めたり、領事館に問い合わせするなりもっとできることを提案する方が建設的だったのではと思う。もし、見つけたとして、相手がナイフを持っていたら?実は仲間がいて、襲われたら?最悪なシナリオにもなりかねない状況だった。彼には申し訳ないけれど、海外での振る舞いについて学ぶことができた。

語学を学ぶ者としてはその国の人と親しくなれることは本当に嬉しいことだから、彼が取った行動は理解できないわけではない。お酒も入っていて気が緩んでいたとも思う。犯罪はよくないけど、相手の国を理解することは最も大事なことだと思う。良いことも悪いこともね。

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