なりたい自分になるために『はたらく』を選ぶ。
「土居さんは何している人なんですか?」とよく聞かれます。
私は毎日、曜日ごとに違うお仕事をしています。
それプラス、保護者向け講演会や、先生や保育士さん、支援員さんなどの専門職向け研修の講師などなど。。。
「いろいろな人の話を聴いてしんどくならないの?」
「そんなあちこち行くのは大変じゃないの?」
などなど、心配してくれる人も沢山。
私は息子くん達を出産後、自分もママ達を心理的にサポート出来る子育て支援者になりたい!と、臨床心理学を学びました。
今思い返せば当時から私はどんなママの話にも『誠実』に相談に乗れるようになりたかった。
まずは自身が沢山の子どもやママ達に出会い、知識と経験を積まなければならない!と、発達障害や不登校、児童虐待、DV、家庭内暴力などありとあらゆる家庭内の課題について、じっくり向き合いトモニ歩み、学び続けて来ました。ただただ私に出来ること、『誠実』に。
自分でやりたくて選んできたはずなのに。
「二兎追う者は一兎をも得ず」
自分はただの欲張りで何も習得出来ていない。何も極めていない。と自信を無くしたり、このままで良いのか悩んだり。
ただただ目の前のお母さんとこども達や先生に誠実に。でも「何も出来ていない」「何もしてあげれない」自分の不甲斐なさにガッカリして。でもそれでも諦めず、お母さんやこども達の力を信じて前を向く。
そんな日々を繰り返し積み重ね。
人に悩みを打ち明けるのはとても勇気がいることで、本当の本当にしんどい時には人に話すことも出来なくなる。
そんな中、私に話をしてくれるお母さんやこども達や先生や支援者さん達。
「いろいろな人の話を聴いてしんどくならないの?」
私は毎回想うのです。「話を聴かせてくれてありがとう。話してくれてありがとう。子育てを一緒にさせてくれてありがとう」
仕事丸ごとしんどくならない訳ではないけれど、私は皆さんから元気をもらって生かしてもらっている。
1つの場所で1つのことを極めることが専門職として人として1番真っ当なことだという価値観から、それが出来ない自分はダメだとレッテルを貼っていた私。
ある職場でいつも私を支えて、ほっと一息つかせてくれる人から
「土居さんはね、土居さんなんですよ~。『何をしている人か』とか、もぉどうでも良くて。土居さんは土居さん。大切な人材なんですよ!」
あっ!そっか。私は私のままで良いんだ!と思えたその瞬間、自分で貼っていたレッテルがスルリと剥がれ落ちていく。
私はわたしらしく、しなやかに、誠実に、私を生かしていけば良いんだ。
自分で選んだ道。まだまだ迷うこともあるけれど。
「ただただ目の前の相手の人生に想いを馳せる。ただただ誠実に目の前の相手の幸せを願う」
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