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ママ美容師のお悩み。私がママになって美容師として働いた時のおはなし。その2【ママ美容師ゆうこ】

こんにちは!前回の続きです。

前回の記事はこちら。

アシスタント1年目の冬に妊娠発覚。
その後専業主婦をへておばちゃん美容室でパートのアシスタント。
その後引っ越して再度サロン探し。
なかなか雇ってもらえないなかで個人経営のお店で働くことに。
そしてまさかの二人目妊娠中の解雇。

そこから私がどうやって考えてどうやって生きたかを綴って行きます。

美容師はもうできない。

子供が小さくて保育料も稼げない可能性がある。
やるならスタイリストになりたい。でも練習も子供がいなかった時みたいに自由にはできない。
睡眠時間をけずって夜までやる体力も私にはなくて、ここで美容師は無理かもしれないって初めて思いました。

でも本当に諦めたわけではなくて今いけるっていうチャンスがあれば飛び付いて美容師にはなりたいと心の奥のほうでは諦めてはいませんでした。

でも、人と関わる仕事はしていたいので、二人目を出産後半年くらい経った頃、美容室以外のパートで働ける所を探しました。

安定のミスタードーナツでパート開始。

たまたまパートの枠が一人空いていたというタイミングでミスタードーナツに応募。
子供がまだ小さい事を説明してその上でこころよく採用してくださいました。
私を拾ってくださった当時の店主には今でも感謝しています。

ミスタードーナツの仕事は思っているような可愛い感じではなく、もろ体育会系。
お客様にていねいに接しながらも、裏では時間との闘い。
重いドーナツのトレーも、片手で落とさないように運んで食器洗って声かけあって、ほんと部活!
でも本当楽しかったです。
ここでも学ぶことは多くて、お金の入金とか管理も生まれてはじめてしたし、接客の基本動作、食品を扱う上での注意、お金の数え方わたし方、接客用語、今のサロンワークでも生きてますね。
美容師は技術のマニュアルはあっても、接客のマニュアルはないのが殆どだと思うんです。
〇〇になります。とか〇〇でよろしかったでしょうか〜とか、有名な間違った敬語とかもね。
勉強になりました。
毎月安定した収入を得られたのも大きかったです。
お金とやりがい、両方かなってはいたけど、ずっと美容師がしたい気持ちはありました。

美容師の主人がサロンオープン

このタイミングで主人がサロンをオープンしました。
一人男の子のアシスタントを雇って、二人でスタートするけど、手伝えるなら午前中だけでも出て欲しいと。
私も美容業に携わりたかったので午前中だけ出勤することにきめました。
でもミスドも大好きになりすぎていて、やめられませんでした。
一年間くらいはミスドと美容師と二足のわらじで頑張っていましたね。
夫婦で働くと子どもの急なお熱などの面では理解が深いので助かりますが、給料面や教育の面などはかなりストレスがたまります。
(わたしの場合なのですべてのケースに当てはまらないかもしれないですが)
身内だから給料低くても我慢してよお店の為だから。という流れになったり。
教えてもらわないといけないことも、夫婦間だとすんなり受け入れられなかったり。
照れからか褒められたりすることはなくて、怒られることだけ他のスタッフより強く言われたり。
挙句の果てには、新しいスタッフが決まった時に、ミスドと家事が忙しかったらもうお店手伝わなくてもいいよ。と。
現にわたしは毎日いっぱいいっぱいで、家事もロクにできていなかったり確かに忙しかったです。
でもやっと戻れた美容師。
お客様にも仲良くしてもらえて嬉しい気持ちの私に、よくそんなこと言えるなと思いました。
わたしの美容師としての人生についてはなんとも思ってないんだと、いくら頑張ってもお店にとって必要じゃないんだと悲しくなり、喧嘩ばかりしていましたね。
結局サロンからは離れて、ミスドに専念しました。

ママ美容師には劣等感がある。嘘でもいいから「あなたが必要」と言ってほしい。


子供が小さいうちに働くということは、必ず迷惑をかけてしまう事はある。
それでも、その分お店の為になろうと必死に頑張るママがほとんどだと思います。
身内だからわかるでしょ?みたいな。
身内だから都合の良いように、必要な時だけ働いてよ。なんて。
それが当たり前と思われたらたまったもんじゃない。

ブランクあるけど、おれが責任持って育てるから、頑張ってスタイリストなろう!
お店の客層的にも必要な人財だから、出勤日数減っても良いけどお店にはいてほしい!
今は給料少なくて申し訳ないけど、早く軌道に乗せて、ちゃんと支払えるようにするから、今は協力してほしい!いつもありがとう。

もしも、こんな風に言ってもらえてたら、わたしは身を粉にしてサロンに尽くしますよ。
給料がゼロだとしても、週一しか働けなかったとしても不満にはならない。
女ってそんなもんです。感情が大事なんです。

その後美容師一本に。

後から入ったスタッフが辞めて、また私が召喚される事に。
都合いいなぁと思いましたが、やっぱり美容師がやりたい私はミスドを辞めて美容師一本に絞りました。

サロンの定休日の火曜日はお店に行って練習。
当時はスタイリストのスタッフがいて、私がスタイリストになる枠がなかったのでずっとアシスタントなのかなぁと思っていました。
なので、今できて、すぐ戦力になれる事を練習しようと思い、ヘアアレンジを徹底的に練習しました。
営業中の空き時間にカットの練習も少しはしていたけど、やったところで・・・という気持ちが強かったように思います。
いつかはスタイリストに。って漠然と考えてるだけでした。

ひたすら、お店の戦力になる事を、今できることを。って考えてしていた期間です。

スタイリストが辞めて急遽スタイリストデビューへ

そんな中、スタイリストが辞める事になりました。
その頃からカットの猛練習。
ミニモでカットモデルを募集して、予約が入っていない時間に呼べる方をよんで練習させていただきました!
火曜日はもちろん一人でお店に行って練習。
ただ練習しても練習しても自信が持てなかったんです。

あんなになりたかったスタイリストが目の前に来て、急に怖気付いたんです。
お客様の髪の全責任をもつ事。今までわかった気でやっていた事に急に自信がなくなる。
でも、ママだからできないとか自分に言い訳してたら何もできなくなるからそう考えるのは辞めました。
なんとかなるし、なんとかする。
スタイリストになれないなぁって思いながら過ごしていた時とは比べ物にならないくらい、どんどんやれることが増えました。

人はどんな状況で、どんな環境にいるかによって成長度は違う。
私はスタイリストになれないって思っているときと
スタイリストにいつまでになるって決まっている時では明らかに行動が変わります。

現在、火曜定休で日祝休み。9時半〜18時半出勤。

スタイリストデビューさせて頂いて、ありがたい事に指名して下さるお客様もふえてきました。

夢に見ていたスタイリスト生活ですがたくさんの課題がまだまだ有ります。
店長と私しかスタイリストがいないので、経験値で比べたら、どうかんがえても下。
そこは今から上になることは難しい。
だったら私にしか出来ないことを見つけよう。

あとは引出しをふやす為の情報収集。インスタやYouTube、あとはいろんな人と会ってはなすのが大事だなぁと思います。
人と会って話す。これはママの課題ですね。独身のときだったら今日飲み行こう〜話そう〜っていう軽い感じですぐ行けたのが、今はそんなのほぼムリ。
計画的に予定をお昼中心に立てるのが大事なようにおもいます。

確かにママは大変。でも甘えてちゃダメ。

偉そうにこんなこと言っていますが、自分への言葉です。
私はすぐ怠けます。興味のないことならなおさら。
すぐだらけます。できない理由を探す癖があるのを自覚しています。

だからこそ意識的に、前向きな言葉を発信して自分に言いきかせています。

無理、できない。

そのほとんどがやったことないだけ、失敗が怖い。そんな理由です。
失敗したら恥ずかしいです。確かに。でも、無理じゃないし、失敗してからできるようになるかもしれない。

私もセミナーとか自分には無理ってすぐ思ってしまうタイプなんです。
でも、あえてやってみる。やったことないし自信もないけど、自分を客観的に見て、あえて自分に経験をさせるイメージで。

なんか、自分と、もう一人自分を見守ってる自分もいて、大丈夫大丈夫って他人事みたいに思う時があります。

他人だったら大丈夫、頑張れって簡単に思えるでしょ?
失敗したって恥ずかしいと思ってるの自分だけなんですよね。
大したことはない。

話はずれましたが、ママだからムリ。できないは甘えです。
できないならできる方法がある!
それができないなら、他のできることを今はする。
無理ーって行って立ち止まってるままなのは勿体無いですよ。

美容師に戻ろうかなどうしよう。
できるかな、できなかったらどうしよう。
雇ってもらえるかな自信ないな。
スタイリストになるの怖いな。

って悩んで立ち止まってる人。答えは簡単。

やってみればいい。

本当に偉そうですが、全部全部私に言ってること。
今だって、あー無理だよできないよーって思ってしまう。
でも、成長したいからやるしかないんです。

不安な方へ。
みんな同じです。
一緒に諦めないでまずはやってみましょう!

最後に、美容師ができないと悟ってミスドで働いていたとき、
私がしていたことをご紹介します。

ヘアケアマイスター取得。ママイベントにも参加。開催。

ミスドで働きながらも、美容師として前に進めるものはなにかないかといつも考えていました。
そこでみつけたのがヘアケアマイスターです。
ミスドで働きながら、勉強をしました。結構大変ではありましたが、なんとか合格!
その時の私の勉強法をまとめた記事があるので貼っておきます。

それから、私はイベントが好きで、ママフェスなどに子供をつれてよく行っていました。
ママのイベントを開いている方と知人を通じて知り合うことができたので、ママのフェスタにヘアアレンジブースを出したりしていました。
(登録すれば誰でもブースが出せます。興味がある方は調べてみてください!)
いろんなジャンルのがんばるママたちと関われたこの経験は私にとって大きかったとおもいます。
その他、ママ向けのヘアアレンジ講座などを開いたり、美容室で働いていなくても、美容師としてママだからこそ出来ることを探して行動することは続けていました。
今思えば、思うように美容師できない悔しさが原動力だったなとおもいます。

みんなと同じように順序良く美容師になれないのなら、私にしかできない順序で唯一無二の美容師になってやるってかんがえです。


ここまでザッとまま美容師として働いて来た話をしましたが、大変ながらも続けられたのは周りの人の協力と理解があったから。

でもそれってママだから周りの協力がないとできないのか?
よくよくかんがえたらママじゃなくたって周りの支えなしで成功してる人はいないですよね。
迷惑かけてもいいんですよ。
そのぶんいろんなことでお返しができればいいんです。

このnoteでママ美容師のたいへんなこと共有して行く事で、一人でも多くのママ美容師さんたちが「自分だけじゃないんだな」って知って気持ちが楽になればいいなと願っています。

まとまらない文ですが最後まで読んでいただきありがとうございました!

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