キムジヨンは私だ
こんにちは。ママ小町です。
秋田出身のワーキングマザーです。
皆さんコロナ長いですけど、体調など崩されてないですか?
ところで皆さん、「82年生まれ、キム・ジヨン」
っていう本をご存知ですか?
ちょっと、新刊というには古くなりましたが、
近年のベストセラーの一つですね。
それをまぁ、最近、というか3ヶ月ほど前に、読みました。
そのときの感想を一言で言うと、
「韓国ヤバ〜
日本のひと世代前?じゃん」
でした。
つまり、日本も、ひと世代前くらいはもしかしてそういうところもあったかもだけど、
21世紀の、令和の、この現在はゆめゆめ、こんな状況にはないですよねと
そのときは一蹴したのでした。
キムジヨンで描かれる「こんな状況」とは…、
・妊娠している子が女の子だとわかったら、中絶する(間引く)
・男の子にのみ、個室を与える
・男の子にのみ、おやつを与える🍪
・男の子を大学に行かせるため、きょうだいの女の子がアルバイトして仕送りする
などなど…
いやそれありえないでしょ∑(゚Д゚)
っていうショッキングな描写。
成長したキムジヨンは、
・職場であからさまなセクハラを受け、
・出産と仕事との両立に悩んだ末、仕事を辞め
・ワンオペで育児をします。
令和の日本ではまさかこんなこと、と思っていましたよと。
・・・あ〜😭
ごめんなさい😭
キムジヨンは私でした。
(「ボヴァリー夫人は私だ」風に)
秋田出身のワーキングマザーであるわたくし、ママ小町は、
この長きにわたるコロナ禍で、地方の実家にも頼ることができず、
夫の行動様式もコロナ前とさして変わらず、単にワンオペの負担が増しただけで、
そのヘルプをどこにも求めることができませんでした。
夫が、全然手伝ってくれていなかったとは言いません。このへんもキムジヨンみたい。
でも、足りないんです。
足りないんですよ。「手伝った」くらいでは。
「ワンオペ育児が辛い」って言いますよね。
私も、「ワンオペで辛いなぁ」とは思ってましたよ。
でも、その弱音、どこにも吐けない。
だって、他に誰もやる人がいないんだから!!!
コロナで県を跨いだ移動もできないし、
「実家には行かない。実家には来させない。」キャンペーン中だったし、
盆も正月も、休みなしだったですよ!!!
この緊急事態宣言の延長に次ぐ延長。
ワンオペ育児が辛い?
そんな言葉が何の救いになるのか。
誰か、誰でもいいから、助けてください。
そんな思いを初めてしました。
・・・キムジヨンに戻りますね。
キムジヨンは、そんなこんなで、ジェンダーギャップに静かにしかし着実に侵食されて、
精神を病んでしまいました、と…😭
全然他人事じゃない!!!
「コロナ禍で、女性と子供に皺寄せがいっている」
それはつまり、この有事が、今まで覆い隠されていた、日本のジェンダーギャップを浮き彫りにしたということなのです。
突然の一斉休校…
一斉休園…
自宅勤務、しながらの自宅保育…
・・・ほら、心当たりあるでしょう??
私は全てのコロナ禍のワーキングマザー、いやマザー、いや女性を勝手に代表してこう宣言する。
「キムジヨンは私だ」
そして貴女だ…
「男性版産休」の法案が可決しました。願わくは、私の子供の世代が、キムジヨンなど知らない世代になることを願って。。。
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