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海外暮らしの子供のお弁当には何を持たせる?

(CafeTalkのコラム、2024年2月に掲載していたものを一部変更したものです)
こんにちは。

当時小学校低学年の子供を連れて、アメリカに引っ越したばかりの頃、学校のランチにおにぎり(海苔無し)を持たせたところ、アメリカ人のお友達に「気持ち悪い」と言われたと、帰宅して子供に言われたことがありました。
その子は無邪気な女の子で、きっと悪気もなく、見たことのない、おにぎりという物体に「なんだこれは?」という反応だったのかなと推測しています。
しかし、言われた方のショックは多分大きく、それ以来、すっかりパン派になった我が子です。

アメリカから帰国後、日本でのお弁当は、毎日ご飯を詰めて持たせていました。
イタリアに来てからは、以前の失敗から、毎日サンドウイッチを持たせていました。
それが、最近急に日本の時のようなお弁当に戻してほしいと言い出したのです。
理由を聞くと、
①「毎日サンドウイッチしか食べないの?」と、聞かれた。
②クラスメイトに中国人が多い。
③最近の円安で日本に旅行している友達が多く、アニメの影響もあるのか、やたら日本に好意的な学生が多い。
(たまたまなのか、娘のクラスメイトは無印の文房具を使ってる学生が多いらしいです。シャーペンは、芯がなくなったら使い捨てだと思っている子もいるみたいですが。芯を変えることを教えてあげたら驚かれたらしいです。)
④イタリアでは、リゾット用などでイタリア産のRISO(米)がスーパーでも普通にたくさん売っているのでお米が身近にある。
⑤スーパーにテイクアウト用のお寿司コーナーがある。
などなどの理由から、日本のお弁当でも大丈夫と判断したようです。

昨年の11月に両陛下主催の昼食会で初めて和食の前菜を提供したというニュースを見ました。
それまでは、海外の賓客を招いたお食事には一貫して西洋料理が提供されていたことにちょっと驚きましたが、ヨーロッパでも和食店は人気のようですし、お弁当のおにぎりを見てもびっくりされなくなったら嬉しいことだなと思います。
日本に対する海外の人からの理解が、時代と共に変化してきていることに気づいた出来事でした。
そうはいってもお米が身近にない海外の低学年の子供達が初めて日本のおにぎりや黒い海苔を見て、びっくりしなくなることはないのかなとも思いますが。

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このコラムをCafeTalkに書いたのが2月のことでした。
先日、娘の外国人のお友達がうちに来ていた時に、これから2人で近所の公園にピクニックに行くので卵焼きだけ作ってほしいと懇願されました。
理由を聞いたら、毎回2個入れているお弁当の卵焼きを彼女が1個食べていたそうです。
びっくりしました。
その後、卵焼きで外国人のご主人が恋に落ちた、という話も聞きました。
卵焼き、最強ですね。
外国にお引越しの際は、ぜひ卵焼き用のフライパンをお持ちくださいませ♡

では、また^^

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