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駐妻のイタリア生活。そばに移民のいる暮らし。

こんにちは。

私は、最近までイタリアで移民の方が多くいる語学学校でイタリア語を勉強していました。
クラスの生徒は男性はアフリカやパキスタンや戦争中の国から来てる10代から20代前半の若者が大多数。
女性は、家族で移民してきていて、20代から30代の子育て中の主婦が多いです。

私が日本人と分かると、
「どうして日本人なのにイタリアに来たの?」
「私は、移民じゃなくて、旦那の転勤だから、仕事終わったら帰るよ」
「そっか!そうだよね。日本いい国、日本人好き」
「ぼくは、このクラスが終わったら、仕事を探す。友達がまだできない。毎日寂しいんだ。授業が終わると部屋にもどって、一人なんだ。早く仕事見つけたい。」
他の人は、
「去年引っ越してからずっと履歴書出してるのに、仕事が見つからないんだ。旦那さんの会社は募集してないか?僕には仕事もないし友達ができない。」
と、私は平和なおばさんなので、よくこの展開になります。
今住んでる街は小さな街なので、イタリア人でも大学を卒業しても大手スーパーとかにしか就職できないくらい、仕事が少ないとよく聞くので、移民の人が仕事を見つけるのはすごく大変なんだと思います。

より良い暮らしを求めて、日本なら高校や大学生の年齢の若者が家族から1人離れて移民のための借り上げ住宅で共同生活をしています。
孤独に耐え、数年したら、きっとこの暮らしはよくなると信じて頑張ってる姿は、ただただ、たくましく、偉いなぁと思います。
私が聞いた子たちは、一人一部屋を与えられ、食堂などは共用での暮らし。
食費、家賃は無料、月々少しのお金の支給もあるそうです。
来たルートによって施設から仕事の紹介もあるそうです。
イタリアも決して経済的に余裕のある国ではないはずなのに、すごい寛容でびっくりします。
財源は多額の税金なんでしょうが。。
だから、イタリア人がほんとのところどう思っているのかはわかりません。。
移民の増加は治安や景色に色々影響があります。
きっと仕事が見つからないであろうアフリカ系と思われる集団が駅や公園で集まっている光景が広がっています。
残念ながら、犯罪も多いです。
語学学校で知り合った若者たちは、色々なのですが、最後まで通いつづけた子たちは、真面目な子たちでした。
彼らの背景はどうであれ、仕事が無事見つかって、あの広場で朝から集まっている集団に入らないでほしいなと、イタリアで一人の人間として幸せな新生活を送ってほしいなと心の底から思います。
一番いいことは、彼らの国が平和を取り戻し、母国で家族と暮らしていけることなのですが。
イタリアに来てから、平和について考えることが多い日々です。

今日も読んでいただき、ありがとうございましした。
Buona giornata. Grazie. 

では、また^^

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