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ヴィンテージ品から平和のありがたさに気付く。

(2024年5月にCafeTalkのコラムに掲載していたものを一部変更しています)
こんにちは。

日本のヴィンテージショップに行ったことはありますか?
(ヴィンテージ=製造から30年以上たったのもを一般的にヴィンテージというそうです)
あいにく私は、ヴィンテージにはご縁がなく詳しくありません。

1950年に起きた朝鮮戦争。
学生の頃、学年末の早送りで習う近現代史の授業で、この戦争がきっかけになり日本はその後、高度経済成長へ進んでいったと習った記憶があります。
お恥ずかしいですが、現地で実際にどんな被害があったのかとかは、あまり記憶にはありませんでした。

こちらで知り合った、ヴィンテージ好きな韓国人から朝鮮半島は日本統治下にあった後は、この戦争で、あらゆるものが壊れ、無くなったから、彼女が若かったころ、韓国にはヴィンテージのものがほとんどなかったし、貧しかった国なのだと聞かされました。
先日見いていたドラマでも「ごはん食べた?」とよく韓国人が聞くというシーンがあり、それについても聞いてみたら、やはり同じころごはんもあまり食べれない時代があって、その名残?みたいなものかなぁと言っていました。
そしてまた、貧しかった国なのよと繰り返し言われました。
日本も戦後は焼け野原になり、そこからの再スタートでしたが、韓国は朝鮮戦争があったので、日本よりもさらに再スタートが遅かったんだなと再認識しました。

最近日本はお年寄りがお亡くなりなって出た状態のいいヴィンテージ品(家具、洋服、食器などなど)が市場にたくさん出ているようで、韓国人の間では日本旅行はヴィンテージ街に行くのを楽しむ人も多いと教えてくれました。
日本のヴィンテージ品は、戦後の平和な時代が長く続いていることの恩恵なんだなぁとしみじみとありがたさを感じてしまいました。

今や日本の若者を魅了するお隣の国のことなのに、朝鮮戦争のことはあまり詳しく知らなかったので、彼女との会話から歴史を見直す機会も与えてもらえました。
イタリアにいるのに韓国の歴史を調べるという、まさかの展開ですが、きっとここにこなければ彼女と出会うこともなかったと思うので、出会いに感謝です。

私の住んでる街でもヴィンテージマーケットが出ることがあるので、通過するだけでなく、平和のありがたみを感じながら今度はしっかりまわってみようと思います。

読んでいただきありがとうございました。
今日も平和で素敵な一日をお過ごしください。

では、また^^

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