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充電。

今回は、昨日1日子供達と
話したことを記録に残すお話で
私の長い長いひとり言です

昨夜は偶然、子供達が不在。
娘は彼氏、息子は友達の家へ。

真夜中にジッと音楽を聴いたり
若い頃大好きだった
映画プリティーウーマンを観て
いろいろと考え込んでしまい
今でも涙が
定期的に流れる始末で
朝まで眠れなかった

娘は彼氏と別れ話。
まぁ・・・続・別れ話、というか
別れ話ファイナルになるのか
この時間になっても
まだ帰ってこないなら・・・
いずれにしても
この先、長くは続かないだろうな

そもそも昨日の早朝
まだ寝ている私へ
「しばらく実家へ帰ります」と
娘がラインをしてきて
まあまあの量の荷物を持って
家に帰ってきた

浮かない表情をしているのは
長い間、娘のママをしてりゃ
どんなに平静を装っていても
顔を見りゃわかる

我が家は子供達が幼い頃から
とても話をよくする家族だけど
今の生活を始めてから
いつからだったか
娘へ息子へも、良い意味で
あまり細かく
いろんな話を聞かないことにして
自由にさせてあげていた
それは、子供達が
良い子なんだからだと思う
私を悲しませるような
困らせることを絶対にしない、
道を外さないという信頼が
私の中にあるからなんだろうな

娘は男脳。決して男勝りでなく
どんなに仲良くても媚びない。
幼稚園の頃から
男の子の友達が圧倒的に多く
女の子の友達とはなぜか合わず
今から思えば
誰かをイジメたりケンカしたり
誰に迷惑を
かけたわけでもないのに
先生から目をつけられ
幼稚園から
呼び出されることもあった

目をつけられたのは
娘だけでなく
親の私達も、だった
なぜか
「(私が)どう育ったのか
 お聞きします!」と
まぁ~幼稚園の先生ごときに
偉そうな立ち入ったことを
聞かれたもんだわね

あの時は私もまだママ初心者で
幼すぎる娘の本質を
まだ見抜けてなかっただけで
息子が入った大きなお腹で
ただただ娘を守るために徹し
家に帰って泣いた覚えがある

その後も、学校という
集団生活の中にいる娘へ
不思議な気持ちはあったけど
今、ハッキリとわかるのは
娘は男脳でイイ女なだけのこと

昨日の朝帰ってから
「前に話した続きなんだけど」
と、仕事に対しての考え方や
私自身の気持ちの整え方の話を
娘へしていたんだけど
私ったら話していくうちに
突然、泣けてきてしまった

おや?なんでだろう??
ママ、悲しくないんだけど・・・
「あ!人はさ、本音を話す時
 本当は泣けてしまうのよね」
と言ったら、娘の顔が曇った
「実は別れてきた」

だからか!そうか!!
私は娘の心のテレパシーを
感じ取っていたから
涙のスイッチがオンに
なっていたんだった

彼氏に、男に、依存するような
そんなタイプじゃない娘は
些細なキッカケで彼氏と
口論になった顛末を話し出し
とても20歳の大学生の
若さを感じられないような
娘の姿に圧倒された
そうか・・・だから娘はモテる

そのうち
私の若い頃の話になり・・・
「もしデロリアンがあって
バック・トゥ・ザ・フューチャー
みたいになれるなら」
娘はパパの高校時代へ行って
“自分がモテると勘違いするのを
 阻止しに行く”と言い出した

そもそもの私達夫婦が
別れることになった原因は
パパが自分がイケると
いつまでも勘違いし続けたこと
が、パパの心をあの時点で
停止させ人生を狂わせた
という持論を話していた

確かに我が家は
パパさえ、ちゃんとしていたら
誰もがうらやむような
とても良い家族だった
いろいろあったけど
仮面家族ではなかった

そして、娘は
「今度はデロリアンに乗って
ママに会いに行くとしたら・・・」

私には、
人生で2つの失敗があった
1つ目は、友達が彼氏を紹介して
くれると言ったのを断ったこと。
たとえ結婚まで
行かなかったとしても
きっと私の人生の最大の思い出に
なったに違いない相手だった。
2つ目は、ダンサー。
ひょんなことで振付師に出会い
好きなミュージシャンライブの
バックダンサーになれる機会を
誘われたにもかかわらず
当時の仕事の忙しさと
おかれていた周りの状況を考え
断ってしまったことだった。
しかも、その2つに共通するのは
2回も声をかけてもらったのに
断ったというーーー3回目は
もちろんなかった。

だから娘は、あの時紹介された
彼氏に会わせに行く!
と、そう言った
そりゃ、そうだよね・・・
「きっとママの人生は
今と違ったことになっていた」
そして、もう1つ
「今頃、海外に住んでいたか
お金持ちになっていたかも?」
なるほど、そうかもね・・・
さらに3つ目。「3つ目!?」

実は、しばらく前のこと、
会いたい人、というか
ずっと会いたかった人に
何十年越しの夢、というか・・・
偶然、会うことができた、
普通の会社員の方です
若い頃に会うチャンスは
いっぱいあったんだけど
なぜか会えず、会わず、すれ違い
今になって会うことができて
今さら友達になれたんだよね
我が家の冷蔵庫に
一緒に撮った写真が飾ってあって
あの頃に戻れたらと
思ったことも正直あったわ

まだ子供達へは話してないけど
たま~にラインをすることがあり
友達公認してもらえて
離婚して初めてできた男友達、
とはいえ、お相手は仕事が忙しく
やたらに連絡取る間柄でないしね

娘の話の続き、その3つ目が
その人のことだった
「なぜ若かった頃に
    会わなかったのか」
ということ。
どうしてなのか、自分でも
よく覚えがなくわからないわ
でもモテる男に興味なかったわね
「きっとあの頃のママなら
どんなにモテ男だったとしても
1度ぐらいは
デートしてくれたはずよ!
お互い若いし、体力あるし、
寝ないで仕事行くこともできた、
どうして?もったいない!
あの頃のスーツにハイヒール、
キャリアを身にまとって
声をかけたのだったらママは
イケてたかもしれないよ?
もしかしたら
結婚してくれてたかもしれないよ
それなら今のママいないけどね」

そう言われてハッとした
もう言葉が出なかった

私の失敗は3つ目があった
その3つ目が一番可能性があり
現実的な話だった
「ママはその3つのうち
    どれがいい?」
そう聞かれ、3つ目と答えた
「そうでしょうねぇ~」
今となってはお互いいい歳。
あの時、会っていたら?
今、会えたところで
もう時間は戻れないし
気づかなかった本当の後悔を
始めてしまったことで
改めて自分の人生を振り返って
しまうことになってしまった

娘は寝てないのに次から次へと
眠気を吹っ飛ばしながら
面白い話を続けて
とっても楽しい時間だったよ!
ありがとう~

私の心のどこかに
自覚していなかった3つ目の穴が
今頃になって開いてしまい
謎の動揺で心が揺れ動き
それをどうにかしようと
涙が止まらなくなってしまい
バイトへ出かけた娘と引き換えに
学校から息子が帰ってきた

「ちょっと聞いてよ!
 朝からお姉ちゃんとさぁ~~」
友達との約束で限られた時間の中
息子の後を追って
それでね、あれでね・・・と。

息子は最近、とても変わった。
あんなに可愛かったのに
すっかり男になっていっている
反抗期世代だけど
私も息子への付き合い方を考え
息子へ対しては
恋人、ダンナさんという
2つの接し方で過ごしている

ある時は、玄関開けたら
「あぁ~女ってめんどくせぇ~!
 やっぱママって神!
 俺はさ、ママがいないと
 生きていけないんだよ~っ」
ーーー何のこと??
ということもあれば

私から聞いて聞いて!と言っても
「あ、そ・・・俺、眠いの」
なんてこともある

ただ今回に限っては
「ねぇ~聞いて聞いて!」
と話し出すと涙が出てきてしまい
「おぉ~ママ!どしたどした!」
いつもなら嫌がるのに
私の話を聞きながら息子は
抱きしめてくれた、ありがと。

あの時、私が離婚するスイッチを
押したのは最後は息子だった
「なんでママはあんなのと
 結婚したんだ!
 ママにはもっと良い人いたろ!」
何度も書いてるけど
まだ中学2年生だったのに
どこのいい男に言われたのかと
本当に衝撃的な出来事だった
今でもそれが自分の息子とは
とても信じられないでいる

そんな息子へ
昼間の娘との会話を話すと・・・

『ママはさ
 パパと結婚しなかったら
 俺や姉ちゃんに会えなかった、
と言うけどさ
 ママはママの幸せになれば
 良かったんだよ』

昼間の娘との会話パンチに
息子のフックをくらった私は
心の穴が陥没してしまい
さらに人生を振り返りすぎて
凹み沼にハマってしまい
昨夜、子供達がいないのもあり
眠れなかった、のよね

男脳的な発想で言うなら
今さらどうにもならねぇ~だろ
ってところなんだろうけど

子供達が20年ほど前の
アイスホッケーの青春ドラマが
大好きで何度も観すぎて
セリフまで
完コピされているのを思い出し!
思えば2人共、定期テスト前とか
何か心がモヤつくと
必ずあのドラマを観て
自分を奮い立たせ充電していた
どうやらそのドラマには
人生や恋愛の全てが凝縮されて
バイブルだから
気が済むまで見続けて
そうすると元気になるんだそう

そういえば娘も息子も
「ママのご飯が食べたい!!」
って、私へ寄ってきて充電して
それぞれの生活に生きている
確かにあのドラマでも
充電させてくれる女っていう
そんなフレーズ出てくるね

そうか!私もやってなかった!
ゴソゴソと探し出し見つけたのが
映画プリティーウーマン。
私の部屋にはアメリカで買った
ポスターも貼ってあった
単なるシンデレラストーリーかも
しれないけど心の充電の原点。
昨夜から
何回流し続けているやら・・・
目はガンガンに泣き腫れ
頭もボーッとしちゃうほど痛い

親バカで、自己満足だけど
日々子供達は成長してるなぁ~
と、育ての私は思う
ずいぶん目からウロコの話を
たっぷり聞かせてもらった
おかげでウロコの涙が
いーっぱい出過ぎちゃった

「ママ、そんなこと今まで
誰からも聞いたり言われたこと
なかったよ?」
「ママはさ
人のこと大切にするけど
ホントは他人なんて人のこと
興味なんかないからだよ」
簡単に片付けられてしまった・・・

子供達よ!
ママからエネルギー取り過ぎよ
だからママの充電が
できなくなっていたのかも?
バッテリーの取り替え方が
ちょっぴりわかったような
気がするので、またよろしくね
ありがとう

たぶんママの人生はやっぱり
これで良かったんだよ
と言える自分の人生を
今から探していこうと思うわ

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