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20代前半でやっていきたいこと

22歳になって8ヶ月ほどがたちました。20代前半の半分以上が終わったことになります。

恐ろしい。恐ろしすぎる。つい最近20歳になって「お酒飲めるようになりましたー!」と喜んでいた感覚なのに…笑

とは言いつつも、20歳の自分と比較すると考えや価値観はかなり大きく変化したなと感じています。ほぼコロナ渦だったとはいえ、充実した時間は過ごせたんじゃないかと思っています。

先日、以下のようなツイートを目にしました。


ここでいう「若い」の基準はそれぞれだと思いますが、若さの一つの区切りとして25歳というのはあるのかなと思っています。となると、今後3年(正確には2.5年)の過ごし方は、その後の人生の可能性にまで影響を及ぼす重要な期間なのではないかと。何歳になっても挑戦できる、というのはその通りだと思うのですが、ここではまた別の話として。

私はこの期間を、順当にいけば学部4年(今)+修士2年間に捧げることになります。自分のためにも改めて、この期間をどう過ごしていきたいかというのをざっくりと言語化しておきたいと思います。

理想の将来像

あくまで今の時点で思うことで、今後違うことを言っている可能性もありますが、

well-beingのために、身体情報を活用したメンタルケアテクノロジーを開発して、社会実装したい」というのがテーマとしてあります。

研究とビジネスの橋渡し的ポジションとして、well-being techの領域でプロダクト作りをしていきたいです。

well-beingのために、とは?

well-beingというのは最近特に注目されているワードですが、WHO憲章内で健康の定義として使われているだけでなく、ポジティブ心理学の創始者とも言われるマーティン・セリグマンが、ポジティブ心理学における幸福の「持続性・長期性」を強調するために、happinessという単語ではなくwell-beingを意識的に使うようになっていったことで広く普及していった単語です。

そのため、私はwell-beingの本質は「長期的に満足できる生活を送れるか」という持続性・長期性にあると考えています。ここが、エンタメで提供される一時的である種中毒性のある快楽とは異なるところかなと。

持続的・長期的な生活の満足感は、一時的なポジティブ感情よりかは、世界の捉え方・ものの見方や日頃の習慣に依存しているように思います。

特に持続的・長期的な生活の満足感に深く関わるようなものとして、self compassion(自己への慈しみと訳される)は重要なキーワードかと思っています。愛着理論でいうsecure baseが、自分自身の中で構築されているというイメージです。要するに、自分で自分の存在を受容できる感覚のことです。自分のことを肯定するでも否定するでもなく、ただただそのままを受け入れるというので、マインドフルネスにも通じるところがあるかと思います。

これがあることによって新しい挑戦や物事への没頭や周りへの思いやりなどが可能になってその後の生活も満足感のあるものになっていく、つまりwell-beingの基盤になると考えています。

一方、こうしたself compassionを持ち続けることは難しいのが社会の現状かと思います。

仕事は常に成果に対する評価をされる環境なのでself compassionとは遠い環境になりがちです。

幼少期の親との関係やネガティブ経験から、自己否定的考えが染み込んでしまっている人は本当に多くいますし(私も前まではかなりそうでした)、そこからうつのような精神疾患や、攻撃性が高くなると社会的な問題行動を起こす原因にもなります。

self compassionを持ち続けられないというのは、見えない社会問題だと感じています。ここに、既存の臨床心理学における療法とはまた違うアプローチで取り組んでいきたいと思っています(詳しくは続きの↓)。

身体情報を活用したテクノロジーとは?

「心と身体は繋がっている」とよく聞きますが、本当に繋がっているっぽいことが分かってきています。詳しい話は書きませんが、内受容感覚、ポリヴェーガル理論などがキーワードになるかと思っています。

これまでの心理療法やメンタルヘルスサービスは、主観・言語情報に頼っているものがほとんどなのに対し、身体を介した心理状態の計測・介入は客観・生理情報を活用するので、これまでできなかったアプローチが可能になっていき、かなり面白い領域になっていくのではないかと信じています。

例えば、言語による表出が難しい幼児、失感情症、認知症の方々を対象として、客観的に心身の好不調状態を検出するといったことが可能になります。

計測工学の発達でセンシング技術も急速に普及していて、これまで取れなかった日常的な身体データを取っていけるというのが面白いです。

社会実装とは?

とここまで言いつつ、結局は理屈をこねくり回しているだけでは意味が無く、実際に使えて価値を出せるものを生み出していく必要があります。どういう形になるのかまだ分かりませんが、サービスやプロダクトとして社会実装していく必要があると思っています。

ここに関しても、既存のカウンセリングなどのような属人的な形態ではない形で考えることができるのではないかと思っています。

3年後にどうありたいか

ここまで実現可能性などは一旦無視して理想を語ってきましたが、じゃあ3年後までにどうするの、という具体的な話をしていきます。

中身のある行動や議論ができるようになりたい

↑のようなことを、机上の空論ではなく現実でやると決めて、必要な知識を解像度高く身につけ行動や議論ができる状態になっていたいです。

研究を通して身体情報による心理の計測・介入を探索していき、Affective Computing、内受容感覚、自由エネルギー原理、心身医学に関して必要な知識を身につけるとともに、そうした専門性を身につける上で必要となる数学や工学(制御工学、プログラミングなど)の知識も併せて身につけていきたいです。

また、研究を通して、理想と現実を明確にし差分を埋めるための研究計画を立てるといった、今後の問題解決にも使えるようなメタスキルを身につけていきたいです。

さらに、社会実装において必要になる金融の知識を身につけたいです。

学生時代にもう1つチャレンジしたい

本当にスモールなレベルでいいので、自分で0から小さな企画を立ち上げ、そこでマネタイズをするという経験を積みたいと考えています。
昨年休学時にアプリ開発に挑戦したことで、興味の軸が確かになったり、様々な方と新たにお会いできたり、良いことが多かったので、また挑戦したいです。

コミュニティを作り様々な方々と関わりを持ち、そこで得た情報や研究の過程で得た知見をプロダクトの形で応用していくということができるといいと思っています。

インターンとしてどこかの企業で行うというよりも、自分であるいは誰かとの協働で0から作っていきたいです。

これには理由があり、学生期間なのでリスクがないこと、失敗でもいいので実践をすることが実績や次の挑戦につながるというのを休学の経験から既に理解していること、がむしゃらに1つのことを突き詰めるのが自分の一番やりたいことであり今後の人生にも活かされるはずであること、があります。


↑2つに注力し、研究とビジネスの両立ができるようなキャリアを模索していきたいです。

今後注力したいこと

基本的には、「大学のリソースや学生であることの特権を最大限活用する」というのを意識していきます。

①研究

一番力を入れたいのはやはりここです。せっかく研究室に入れているので、色んなリソースを最大限使っていきたいです。

「内受容感覚の解読と制御によるメンタル調整」をテーマに研究を進めていますが、身体情報による心理の計測・介入技術に繋がりますし、研究活動が長期的に見たときの自分の強みになると信じています。

また、学会や研究留学で海外にも積極的に行きたいと考えています。海外におけるメンタルヘルス市場やwell-beingの考え方に触れる良い機会にもなると思っています。

②企画

先ほども述べましたが、本当に小さなレベルでいいから何かコンテンツをつくり、実際に試していくということを積み重ねていきたいと思います。理屈のこねくり回しだけは意味がない、というのを常に頭の片隅に入れて、地道に地に足をつけて小さなレベルからやっていきたいです。

③ビジネス知識

企画をやっていく中でビジネスの知識を身につけ、実践の知識と結びつけていきたいです。また、今後金融の知識は欠かせないので、金融に関するインプットもしていきます。

④学生時代にやってみたかったことをやる

前回のnoteで休学での変化を書きましたが、

休学前まで自分の何となくやりたいと感じていたこと(バンジージャンプしたいとか3Dパズル作りたいとかこれ食べたいとかそういうレベルのやつです笑)に蓋をする傾向が結構ありました。
ですが、我慢していてもあまり良いことないということに気づいたので、息抜き程度にそういう欲求も満たしていこうかなと思っています笑


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