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ヒデ(Hide)さんの闘病記です。
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2020年8月の記事一覧

闘病日記(15)  ラベンダー

闘病日記(15) ラベンダー

体がちぎれてしまうくらい、激しい痛みと痺れが続くことついては前に書いた。その日が午後からリハビリの予定があり、言語療法士が迎えに来てくれるのをベッドに横になって待っていた。そのうちに、おかしなことに気づいた。いつの間にか自分の腕が胸元にぴったりと吸い寄せられたようにくっついている。どうにかして腕を引き剥がそうとするのだが激しく痛んで動かせない。自分の意図しないのにギリギリと軋みながら勝手に動いてい

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闘病日記(14)痛みと痺れとオノマトペ。

闘病日記(14)痛みと痺れとオノマトペ。

 痛みとの我慢比べ。回復期のリハビリはその一言に尽きる。まるでパチンコ玉がゴロゴロと足の中を転がっているかのような痛み。指が細い釣り糸で締め上げられているかのような痛み。腕や脚の付け根から指の先まで、骨のまわりについている肉ごと誰かにこそぎ取られているかのような痛み。過去に一度も経験したことのない痛みの種類が日に日に増えていく。主治医に相談をしても「脳の病気と言うのは何かと時間がかかるものだから。

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闘病日記(13)Mr.気配り。

今回は作業療法士のNさんのことを紹介したい。リハビリ病院に転院してすぐにインフルエンザが流行したり、自身の発熱もあってできる事は限られていたが、リハビリは毎日あった。作業療法士のNさんは、後遺症の残る右手の機能を少しでも回復、維持させようと力を尽くしてくれた人である。シンプルな運動を継続することで、運動・感覚機能を保持回復をさせようと言う試みにはいつも驚きと効果があった。

うまくできたときに、

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