【岩ゲー制作】
【きっかけ】
昨年の10月から訳あってゲーム作りを我慢していた。
ゲームを作りたくて作りたくて鬱々としていた12月のある日突然、知らない人から「ゲームを作って欲しい」とDMが届いた。
話を聞いてみて面白そうだと思った。
作りたかったけれど、ゲーム制作もイラストもデザインも全てが未熟な自分では良い物が作れないと断った。
後日再度誘われた。
「クオリティーよりも「くだらねー」って言われたい。」とのこと。
それならばとゲームを作ることにした。
“誰かとゲームを作る”という経験を得られるのもいいなと思った。
NFTが楽しくなくなり始めていたので、この機会にNFTは収入目的ではなく、描きたい時に描いて趣味の範囲で気ままにやっていこうと決めた。嫌なことから逃げる選択だ。まあ、そんな時もあるさ。
【ゲーム開発はじまり】
ゲームは“みんなで作るゲーム”を目指しているそうだ。
なのでDiscordでアイディアや意見を募りながら、時々アンケートを取りながら制作を進めていった。
応募してくれた作品(イラストや写真)をゲーム内で登場させるという【謎キャラ募集】企画もやった。
参加してくれたのは8名。
大切な大切な作品に失礼がないように、大切に大切に取り扱ったつもりだけど実際はどう見えるだろうか…心配だ。
【制作スピードと期間】
ゲーム制作にどれだけの時間がかかるのか殆どの人は想像出来ないと思う。数か月、ものによっては年単位で時間がかかる。それを知らない人からすれば2、3か月という時間は長く感じるのではないだろうか。
「ゲームを作る」と言ってから数か月経っても出来上がらないのでは“言うだけ言って動かない”、“口だけの人だ”というレッテルを貼られてしまうと思ったので、今回はスピードも意識し、期間2か月を目処に制作した。
1月2月は空いた時間をゲーム制作に全フリ。
この調子ならば2月中にはリリース出来ると思った矢先にゲーム設計から見直さなければいけなくなった。
スピードは諦めた。
【孤独】
せめて作っている様子を載せ、ゲーム制作は裏でちゃんと動いていると感じてもらおうと、制作過程や様子をTwitterに投稿したりもしていた。
そこで問題になるのはあまり進捗を載せられないという事。
ゲームにおいて“初見プレイ”は1度きり。
2度と繰り返す事は出来ない。
“どんなゲームなんだろう”という
ワクワクを味わえるのは1回だけなのだ。
進捗を載せすぎるとその“ワクワク”が
薄れてしまうので多くは見せられない。
ゲームの終わりに近づけば近づく程、
プレイするまで隠しておきたい事が増える。
自ずと進捗を載せる事が減ってしまった…
Twitterを見てくれる人が減り、
Discord内のゲーム部屋に顔を出してくれる人が減り…
更には世間が忙しくなるであろう3月4月に突入。
ゲーム制作の後半は誰からも関心を得られていないのをひしひしと感じながら制作していた。
ゲーム制作中は“孤独”がつきまとう。
けれど私はそれが嫌いではない。
でも、依頼されて作るものは“孤独”ではいけないと思う。
“自己満足”で終われない。
誰かに見てもらい、興味をもたれなければ。
だけど結局、
“孤独”のままゲームが完成してしまった。
【ゲーム制作の結末は?】
さて、完成したゲームを今確認してもらっている。
リリースまでもうすぐ。
「このゲームをやってくれる人はいるのだろうか」
「このゲームを作った意味はあるのだろうか」
答えが分かるのはもうすぐだ。
楽しいゲーム、楽しい絵を作っていきたいです。