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【タイ紀行】Day1. バンコク最高のホテル、その名は「デヴィ」


なにはともあれ、まずは空港へ

仕事よりも朝が早いってどういうことなの?

7:30頃、起床。早すぎる。
まるこは普段出社が10:30なので、最悪、10:00に起きても間に合う。まあそれはほんとに最悪の状態での出社だけども。
そんな甘えた生活を送っているものだから、7:30っていう時間は、もはや知らない世界と言っても過言ではない。しかしなんとか起きた。これはとてもえらい。旅を共にする相棒、通称・ハセガワはすでに起きて支度をしている。こいつは別にえらくない。なぜならハセガワは睡眠色の覇気が使えるので、寝ようと思えば本気で10秒で寝れるし、起きようと思えば必ず起きれる。ずるい。

スーツケース、お前はダメだ

なんとかかんとか支度をし、家を出たのが8時過ぎ。スーツケースを引きずって駅に向かう。このスーツケースってやつがまた、なんとも苦手だ。こいつらってなんかすごい世の中で便利顔してもてはやされているが、普通にめちゃめちゃ使いにくいと思うのはわたしだけかしら。ただ非力なやつが大量の荷物を運ぶためだけのしゃあなしの道具だと思うんだけど、みんなはどう思う?コメント欄で教えてください。嘘です。

無事に電車に乗り込み、成田空港へ向かう。まるこの家から成田空港までは、乗り換えなしで行けちゃう。なんなら羽田も1本で行けちゃう。とてもワールドワイドな街に住んでいるんだなあと、こういう時に感じる。特定班の腕の見せ所だぞ。がんばれ。
電車には、同じくスーツケースを持った人たちがちらほら。みんな俺らと同じくタイに行くのかい。どうなんだろう。こういう時、ご近所さんがたまたま一緒の便でタイに行ってたらなんか素敵だなとか思って、必死に容姿を覚えてしまう。やめたい。ストーカー的な思考をしている

サクサクとソワソワ

そんなこんなで成田空港に到着。
往路はタイ国際航空を利用。機内食の美味しさと、CAさんの制服が印象的な、世界有数の航空会社です。

12:00のやつ BKK

チェックインはオンラインで、荷物を預けるのも全てセルフで完結するという便利さに、言葉を呑む一同(二人)。さくさく進みすぎて逆にそわそわしながら保安検査場に向かう。ちゃんと検査してくれ。このそわついた二人を。
自分たちの保安性に一抹の不安を感じながらも、検査は順調。そしてまるこは一丁前にフィルムカメラなんぞを所持していたので、フィルムは手検査をお願いした。X線でフィルムが全部感光しちゃう(真っ白になる)からね。快く手検査に応じてくれたおじさん。「恐縮なんですが、試し撮りしてみていただけますか?」と言われ、さりげなくおじさんを撮ろうとしたところ「窓の方とか、撮ってみてください」と誘導されてしまった。悔しい。

天気が良すぎて室内が真っ暗 フィルムは良し悪し

おじさんとの思い出を残せなかった悔しさを感じながらも、いよいよ搭乗。CAさんはみなさん美人な上にしっかりした接客の人ばかりで、改めてタイ航空のレベルの高さを感じる。その中でも特に可愛らしいCAさんに「サワディーカー」と声をかけられ、上機嫌で席に向かう。佐藤栞里レベル100みたいな子だった。佐藤栞里に失礼だろ、とか思ったそこのきみの方が失礼だぞ。心の歪んだやつめ。

乗った便のCAさんは民族衣装とスーツどっちもいたな

機内食を制するものは

そしてお楽しみの機内食。ランチと軽食の2回出た。令和の食いしん坊こと俺が万歳している様子だけとりあえず思い浮かべてくれ。
ランチは、「Japanese Fried Chiken or Thai Meal」みたいな感じで聞かれたと思う。唐揚げとタイ料理、どっちがいい?って感じ。もちろんタイ料理を選択。不思議な組み合わせだったけど、熱々だしとても美味しい。大満足。

鶏肉とじゃがいものグリーンカレー、スモークサーモンとごぼうのマヨサラダ
パン、バター、なんかイチゴっぽいムースのケーキ
さらに赤ワインなんてもらっちゃって、ご機嫌でしたわ

そのあと軽食に出てきたのは、ブリトー的なもの。写真を撮り忘れたのでネットから拝借。
味は「カルボナーラ」とあったが、完全にホワイトソース味だった。ただこれも熱々で美味しい。しかし油断してバクバク食べていると、途中で気づく。辛い。最初は胡椒かと思ったが、そんなレベルではない。しっかり赤い辛さを感じる。そんなところにタイらしさを忍ばせるんじゃねえ!とひーひー言いながら完食。辛さとボリュームにやられる。

舐めてかかるとお見舞いされる熱さと辛さ ※拾い画

はるばるきたぜ、バンコク

入国審査、それは自分との戦い

飛行機は無事に到着。
今回の便の機長、離着陸がべらぼうに上手かった。多分過去いち。離陸に関しては気づいたら空にいた。思わず一人で拍手してしまった(ガチ)。もちろん着陸に関してもこれ以上ない滑らかさでタイの地に降り立った我々は、はりきって入国審査へと向かう。

まるこは東京生まれ東京育ちの江戸っ子とはいえ、腐ってもイギリスのハーフ。英語はまあ、そこそこ困らないくらいに話せる。なので入国審査も特に不安視はしていない。懸念があるとすれば、あまりにも顔面が日本人じゃなさすぎることくらい。台湾入国時にも、

👨‍🦰「きみはどこかの血が入ってるのかい?」
ま「イギリスのハーフなんだよ、生まれも育ちも日本だけどね」
👨‍🦰「なるほど、どうりでイケメンなわけだ。台湾へようこそ〜」
ま「ははは、ありがとう!」

みたいなイカした会話が本当にあった。たしかに当時は痩せていてイケメンだった。謙遜なんて丸めて捨てられるくらいに。
それに比べて今回の同行者ハセガワは、そもそも海外旅行がほぼ初めて。話せる英語といえば、「アップルパイプリーズ」と「アベンジャーズ、アッセンブル!」くらい。とてもこれでは入国審査を乗り越えられるとは思えない。
入国審査の担当が運よくアメコミ好きならワンチャン入国できるかもしれないが、このままでは十中八九、怖い顔の警官がアッセンブルしてくるか、アップルパイ片手に日本に帰らされてしまう。

あやみはご機嫌ななめ

そうならないために、成田での搭乗待ち時点から「サイトシーイング」「ファイブデイズ」と練習していたハセガワ。健気である。
そしていよいよ緊張の入国審査。念の為、ハセガワを先に行かせる。我々のレーンの担当は若くて美人な中条あやみ風の女性だったが、表情が険しい。何やら審査を受けているアジア人中年夫婦と揉めている。なんならめっちゃ怒っている。なんと運の悪い。最終的には芸人のみなみかわを二回り大きくしたようなスキンヘッド巨人が現れ、なんか知らんが通過していった。この時点であやみの機嫌は最悪なのが見てわかる。絶望的な状況。
ハセガワはとにかくテキパキと、パスポートを渡し、指紋をスキャンし、印刷していたホテルや復路の便の情報を見せた。なんかずっと顔が険しいあやみ。後ろで見守る俺の不安も募る。しかし実際には何も聞かれることもないまま、無事にハセガワは入国を許可された。平和そうな顔つきが功を奏したのだろう。

このあやみにすごく似てた シンプルに美女

そしてまるこの番が来た。
「サワディーカップ」と笑顔で挨拶するも、あやみは無視。パスポートをスキャンし、淡々となんかしている。俺もとりあえず淡々と指紋を読み取る。そうした淡々とした時間が流れ、いつでも質問に答えるぜ、と思った矢先、「GO」の一言で入国を許可された。寂しい。あやみと少しは話したかった。

スワンナプームは便利だぞ、まじで

何はともあれスムーズに入国できた御一行。早々にスーツケースを受け取り、両替を済ませ、ホテルへと向かう。
今回到着したスワンナプーム国際空港からバンコク市内へは、ARL(エアポートレールリンク)という鉄道がとにかく便利。国際線の到着口から駅までのアクセスもよく、なによりバンコク市内まで22分で行けちゃう。しかも140円くらい(35バーツ)。

マッカサン駅が地下鉄の乗り換えもあって便利
俺らが降りたのは終点のパヤー・タイ駅

ただ、ARLには一つ注意すべき点がある。ドアの閉まる勢いがえぐい
途中までは、めっちゃゆっくり閉まる。ホラー映画で怪しい部屋に入る時のドアのスピードくらい。そこから突然、バタン!と容赦なく閉まる。どのくらい容赦ないかと言うと、思春期の娘が部屋のドアを閉める時の勢いを想像してみてくれ。親の気持ちになって、なんだか切なくなるだろう?

旅に戻ろう。

「Grab」を制するものは

ARLを、終点のパヤー・タイ駅で下車した我々調査団。我々はここで初めてタイに来たことを実感する。交通量えぐい、バイクうるさい、救急車通り過ぎ、トゥクトゥクうるさい。フライトに疲れていた我々は、タイ版のUber的なアプリ「Grab」でタクシーを呼んだ。

パヤー・タイ駅に残る古い線路 現在は使われていない
線路脇にはトタン屋根の住居が立ち並び、小さな子どもも住んでいる
バンコクの急速な発展に取り残されてしまった人たちの存在を感じる

待っている間もひたすら声をかけてくる野良タクシー、トゥクトゥク、バイクタクシー。基本的にトゥクトゥクは観光客に対しては割高だし、それ以外も全体的に高めの値段を言ってくるので、まずは乗る前に交渉が必要になる。その点「Grab」は乗る前に料金が確定しているし、安いし、カード決済で安心。だからみんな、タイでは「Grab」だぜ。
ほどなくして到着したのは、ホンダのフィット。見慣れた車で安心する。実際、タイにおける日本車の人気は不動であるらしい。圧倒的に日本車を多く見かける。ただ今回のフィット、なんと「無限」カスタムである。このドライバーのおっちゃん、さては車好きだな。わからない子はお父さんに聞いてね。

こんなやつだったぜ ※拾い画

寡黙ながらもテキパキしたおっちゃんがスーツケースの積み込みを手伝ってくれた。「Grab」は全車共通なのかもしれないが、外から車内がほとんど見えないレベルのフィルターが貼られている。ちょっと一瞬びびる。

そして車内に乗り込むと、強烈ッ!!それはレモングラスの香り!!!

鼻を刺すほどに強烈なレモングラスの香りが充満していた。さすがに香りが強すぎやしないか、おっちゃん。ハセガワはこの香りの強さで酔いかけていた。このレモングラスの香りはその後もタイの至るところで嗅ぐことになり、タイの思い出の一部になっていく。

最高のホテル、その名は「デヴィ」

ローカルな街に宮殿現る

タクシーでローカルな道を進むと、突然艶やかなホテルが現れた。そう、そのホテルこそが今回の我々の拠点となる「デヴィ・バンコク・ホテル」だ。

どでかい孔雀がお出迎えしてくれる ラブホではない ※拾い画

タクシーの運ちゃんも「ナイスホテル」って言ってくれた。せやろ。せやねん。デヴィはナイスなホテルやねん。その理由を説明しよう。

  1. コスパが最強(1泊2人で6,000円で、めちゃ綺麗)

  2. 派手だが、こだわりがあり、そこら中がかわいい

  3. 中心地に近いのに、ローカルを味わえるエリアにある

  4. スタッフの接客がめちゃいい

1.コスパが最強(1泊2人で6,000円で、めちゃ綺麗)

これはもう部屋を見てもらえればわかる。

泊まったのとほぼ同じ感じの部屋 ※拾い画

めちゃ綺麗。もちろん海外なので隅っこにちょびっと埃があったりはするけど、虫は出ないしベッドは超綺麗だし基本全部清潔。トイレもお風呂もとても綺麗。しかもちゃんと流せるトイレットペーパーがある!最強!

2.派手だが、こだわりがあり、そこら中がかわいい

最初の写真でわかると思うが、デヴィはとにかく派手である。外観はまだましな方で、ロビーなんてこれである。

よく見るとめっちゃこだわった内装をしている ※拾い画

部屋のトイレ・シャワー周りもレトロでかわいい。

本当に細かい装飾にこだわりが満載 ※拾い画

刺さる人には刺さりまくるし、好みじゃなくても別に嫌ではないさじ加減で、とてもセンスのいい内装をしているのだ。ちなみに俺にはすごく刺さった。あとロビーでは常にローテンポにアレンジされた定番ポップスが流れている。なんでやねんすぎる組み合わせだが、そこがまたいい。

3.中心地に近いのに、ローカルを味わえるエリアにある

デヴィは、バンコクの中心地からとても近い。

「このへん」がデヴィのおおよその位置

バンコク最大のショッピングエリアであるサイアムは隣駅だし、メインストリートであるスクンビットも六本木的なノリのシーロムも電車ですぐ。カオスで有名なカオサン通りや観光地の定番である王宮エリアはタクシーで数百円で行けちゃう。とにかくすごくちょうどいい位置にある。駅からは12~3分歩くけど、一本道だし、何よりその道のローカルさが最高。
どこの家が飼ってるかわからない犬、バイク修理屋、大量の激安屋台、雨の中でずぶ濡れで売ってる野菜。あとなんかすごい臭い一角。本当の"バンコク"を感じられる、とてもいいエリアでした。

4.スタッフの接客がめちゃいい

まるこは海外旅行に行く時、宿泊先のスタッフや管理人にいつも日本の手土産を買っていく。これから数日間お世話になるわけだし、ただチップを渡すだけよりも気持ちが伝わるかなと。今回は成田空港で、いちご味と抹茶味のポッキーを買っていった。スタッフみんなで分けやすいかなと思って。あと、タイの人は抹茶味が大好き。そこら中に抹茶味の何かが売ってる。
そんなポッキーを、チェックイン時にスタッフの女の子に袋のまま渡した。よかったら食べてねって。すごく喜んでくれた。
ただその日の夜22時頃、部屋で翌日の準備をしている時に、あることに気がつく。モバイルバッテリーがない。実は旅行直前にAmazonで買ったモバイルバッテリーの配達が間に合わず、成田で急遽買っていたのだ。
記憶を遡る。まずモバイルバッテリーを買って、そのあとポッキーを買って、その時のレジのお姉さんが袋をまとめてくれて、、、ってそこじゃん。絶対そこじゃん。ポッキーと一緒にあげちゃったじゃん、絶対。

急いでフロントに行く。さっきとは違う男性がいた。事情を話したところ、女の子はすでにシフト終わって帰っちゃったとのこと。そしてポッキーはなさそうだから、女の子が持って帰ったっぽいとのこと。独り占めしてるやん。かわいいやつめ。
とりあえずその男性が女の子にその場で連絡してくれた。「次のシフトは明後日だから、その日に持ってくるのでも問題ないか?」と聞かれたので、問題ないと伝えた。ちょっと困るけど、仕方ない。諦めて部屋に戻り、支度も終わっていたので眠りについた。

・・・・ジリリリリリリ

深い眠りについた頃、部屋の電話が鳴って目が覚めた。
なんだと思って電話に出ると、先ほどのフロントの男性だった。なんと、スタッフの女の子がモバイルバッテリーを届けにわざわざ来てくれたのだそうだ。時計を見ると、深夜0時すぎ。なんてこったい!!!!!
今フロントで受け取る?明日の朝にする?と聞かれたので、もちろん今すぐ行くと伝える。フロントに行くと、女の子が私服でバッテリーを持って待っていた。かわいい。「気づいてよかったです!」と笑顔な女の子。かわいい。てかどんだけいい子やねん。
死にほど感謝し、気をつけて帰ってねと見送り、部屋に戻る。このホテルにしてよかったと、心から感じた出来事だった。

初夜の晩餐は、スコールと共に

セブンイレブン、その安心感たるや

ホテルに到着したのは、もう夜。とりあえず今日は近所でごはんを食べて寝ることに。ただその前に、虫除けや日焼け止めを買わねば。というわけでセブンイレブンに向かう。
バンコク、というかタイには、とんでもない数のセブンイレブンが存在する。国別の店舗数を見ると、なんと日本に次いで多い。アメリカ、韓国より多いのだ。すごい。でも実際、行くと納得する。マジでそこら中にある。離島にもあった。セブンはすごい。

タイがまだまだ発展するとなると、出店数で日本に並ぶ日も近いかも?

ホテルから最寄駅の間の1本道にも、セブンが3軒もある。ありすぎんだろ。その中で最もホテルに近いセブンに入る。店内は、あまりにも日本のセブンのイメージそのまま。

配置もほぼ同じで、ホットスナック、コーヒーもある ※拾い画

なんという安心感。めちゃめちゃ落ち着く。タイで人気だという虫除けスプレーと、部屋用の置くだけベープ、NIVEAの日焼け止めを購入。とりあえず虫除けだけして、ごはんに向かう。

DRAGON GOOD NOODLE

歩道脇にある屋台で、夕方からしかやってないっぽい ※拾い画

タイでの1食目はこちら、「DRAGON GOOD NOODLE」
ホテルの最寄、Ratchathewi駅前にある屋台で、なかなか人気っぽい。事前にホテル近くの美味しそうなお店を調べていて、その中でも気になっていた店だ。声をかけると、小太りで気さくな兄ちゃんがおすすめを教えてくれた。兄ちゃんに勧められるがまま、チャーシューワンタン麺と、肉ぶっかけ飯を注文する。できたら席まで持って行くから、座ってろと言われる。優しい。屋外なのでちょっと汚れてる席もあったが、ちゃんと綺麗な席を見つけ、着席して待つ。

チャーシューワンタン麺
汁なしで、ワンタンはエビ丸ごとのやつと豚肉のがある

まず、チャーシューワンタン麺がめっちゃ美味かった。汁なしで、味付けは醤油ベースで優しめの味。肉もジューシー。ぺろっと食べれちゃう量

肉ぶっかけ飯 見た目に反して、とにかく甘くて優しい

そしてもう一品の肉ぶっかけ飯。驚いたのはこちら。その見た目からこってりな味付けかと思いきや、まさかのめっちゃ優しい。そして甘い。それがうまい。八角のような香りがして、台湾のごはんを思い出す味。これもぺろっと食べれちゃう。

どちらも50~55バーツ(200~220円)で、大満足すぎた。

横丁ブームはタイにも?

1食目を一瞬のうちに平らげた御一行は、さらなるメシとまだ飲めていないビールを求めて2軒目を探す。すると、大通りを挟んで向かいに怪しげな店を発見する。

見るからに怪しい ※拾い画

「CHILLING HOUSE IN TOKYO」なんじゃそりゃ。そして「もう一杯」「どうぞ」「かんぱい」などの日本語が並んでいる。いよいよ怪しい。近づいてみる。

すごい賑わいだった 華金だったからかな ※拾い画

そこは「CO-CO WALK」という施設で、日本で言う横丁のような場所だった。屋根の下の通り沿いに、10軒ほどの飲食店が並んでいる。日本風の居酒屋や、パブ的なところ、タイトドレスの女の子がいるお店など、あらゆる店がある。観光客も多く、また華金ということもあり大いに賑わっていた。

この写真で見るよりももっと広い とにかく大賑わい

クンヤイ -Grandmother Restaurant-

そんな横丁の中でも、圧倒的にタイ人のお客さんが多かったのが「クンヤイ」というごはん屋さん。「Grandmother Restaurant」という英語名が添えられている。いわゆる家庭料理的なことだろう。

外にいるのが噂のGrandmotherかしら ※拾い画

店は8割ほどの席が埋まっていて、客はほぼタイ人のように見受けられる。Google翻訳を使って店員さんにおすすめを聞くと、豚肉の焼いたやつと、魚の丸揚げ、あと何かを勧められた。若い女の子の店員はチャキチャキとしていて明るく、男の店員はみなシャイだが優しく、「コップンカップ(ありがとう)」と伝えると気恥ずかしそうに微笑んでくれた。かわいい。
勧められた焼き豚(ムーヤーン)と、イカと塩漬けゆで卵の炒め物、それとタイのビール、LEOの瓶を頼んだ。塩漬けゆで卵は結構定番で、あらゆる店で炒め物を中心に使われている。しょっぱい。

焼き豚 瞬殺で食べちゃう

まずは焼き豚。脂身の多そうな部位だが、しっかり目に焼いてあることで脂が落ちていてあっさりと食べれる。日本でも有名なガイヤーンの豚肉版で、あっさり甘めな焼き鳥っぽい感じの味付け。なんともクセになる。そしてこれにつけろと言われて出されたソースが、めちゃめちゃ美味しかった。ナンプラーの効いた、それでいてさっぱり目なソース。タイ料理は、とにかくソースが美味しい。タイ人はソースを作る天才集団で、同じソースでも店によって全く味が異なり、無限に美味しいソースが存在する。最高。

イカと塩漬けゆで卵の炒め物 うましょっぱい

そして炒め物。ほんのりスパイスの効いた味付けを卵がまったりさせていて、非常に美味しい。だかしかし、しょっぱい。そういえば、これを頼むときに「白飯は頼むか?」と店員さんに聞かれたな。たしかにこれは白飯ありきのものかもしれない。塩漬けゆで卵が十分な塩加減なのに、それを加味していない味付けによってめちゃめちゃ塩味が強い。けど美味い。けどしょっぱい。そのせめぎ合いをしているうちに、あっという間に完食。味の濃さでビールもおかわりしてしまった。

スコールは基本「走る」か「待つ」

そうこうしているうちに、横丁の天井が猛烈な音を立て始めた。雨だ。しかも猛烈な。そう、有名な"スコール"である。タイでは9月は雨季の真っ最中で、昼間はわりかし晴れているものの、夕方から朝にかけてはいつ雨が降ってもおかしくない。しかも降る時はいきなり降り始め、日本では考えられないようなとんでもない量が降り、30分~1時間で突然止む。

雨宿りをしながら動画を回したけど、雨って動画で伝えにくいよね。せめて賑わいが伝わればいいな。あと小さく聞こえる音楽は、店内での生演奏だった。横丁内だけでも、4店舗ほどで生演奏をしていた。しかも結構な音量で。うるさくて会話なんてままならなさそうだったが、流行ってるのかしら。

海外のコンビニって楽しい

なんとか雨が止み、ホテルへ向かう。
途中のセブンで何か物色しようと立ち寄り、気が付けば大量の乳飲料と乳酸菌飲料を買っていた。なぜだろう。ホテルに帰り、一部を飲んでみた。

ほぼビックル

まずは、なんか街中の広告で見かけたこの乳酸菌飲料
なんてことはない。味はビックルでした。普通に美味しい。

コンブチャ 昆布茶とはまったくの別物

続いてはコンブチャ
皆さんは知っているかな?モンゴル原産の健康飲料で、紅茶に砂糖を入れて発酵させたもの。味としてはとても不思議で、午後ティーのストレートに、発酵的な酸味を足した感じ。不思議。でもクセになる。見かけたらぜひ飲んでみてほしい。

その後、前述のモバイルバッテリー事件が起こり、その後眠りについた。
ほぼ移動で終わった、タイ初日。
2日目は早朝から行動し、とんでもないハードな一日になるのであった。

2日目につづく。

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