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コンテイジョン

 今の世の中を予言したような映画

 まさにコロナウイルスと生きている”今”を彷彿させる。
得体の知れないウイルスに対して、皆が不安を抱くことで
お互いがお互いを信用できなくなって、
自分の命・家族の命、大切な人の命を守りたい一心で行動する
一方でその行動が、街や人々の生活を崩壊させていく

人間の心理が怖いくらいに表現されている、と思った。

でもきっと今の世の中でも、映画ほどでないにしても
少なからず同じようなことは起きていると感じる。

自分自身も
コロナがなかったら、抱く必要もなかったネガティブな感情を
何度もこの期間抱いたのは事実。

時間が止まったような感覚

 なんとなくずっと思っていた。
そのことについて言葉にして誰かに言ったことがないから、
私だけが感じているのか、みんなも同じように感じているのか
それはわからない。
でもこの映画を見て、なんとなく登場人物が共感してくれたように思った。

時間が止まる薬があったら良いのに。


そんな台詞があった。

そう、これだ。

私の仕事は、緊急事態宣言が出ても出勤をしないと
成り立たない仕事だった。
だから変わらず仕事に行く毎日で、
私の平日の生活は緊急事態宣言が出ようと変わらなかった。
それでも時が止まっている感覚になる。
不思議なんだけど、そう感じる。

なんでなんだろう。

行くはずだったライブ、観に行くはずだった舞台、
友だちの誕生日祝いで予約していたレストラン、
全部真っ白になった。

時間だけ進んでいて、できなかったことだけ増えていく。
時間は進んでいるのに、心は3月のまま。

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