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マレーシア・産休2か月!タフな女性たち

こんにちは。マレーシア・はなこです。

なかなかコロナが収まらず、まだマレーシアはロックダウン中です。
ただ昨日より州移動が緩和されたり、少し前向きな状況になってきました。
国内の州移動が解除されたら、また島巡りを再開したいと思います!

さて、今日はマレーシアの女性とお仕事のお話。
マレーシアの男女共同参画率(gender equality)は2020年は0.68と、
東南アジアの中では最下位ですが、日本や中国と比べると随分高い値です。

男女共同率(gender equality)とは、優勢にあるジェンダーが1として、劣勢にあるジェンダーがどのくらいの値かということを示したもの。
一位独走中のアイスランドは0.877で、優位にある男性とその差は
0.123ということになります。
https://www.weforum.org/agenda/2019/12/gender-gap-equality-women-parity-countries/

管理職率も、日本よりも高く女性の進出が進んでいるように思います。
出産・育児をしながらキャリアを重ねている女性が少なくありません。

2020年の出生率は毎年下がってはいるものの、
女性一人当たりに対し、1.976人とまだ高い値です。
中華系の家族は、子どもが少なめで、マレー系は大所帯の傾向にあります。
インド系の家族は、その間、あるいはマレー系に近い大きめの家族なことが多い印象です。

勤め先も女性比率がかなり高いので、妊娠出産復帰の人が何人もいます。
国の法律で決まっている産休は60日間。
ここまでは100%給与が支給されますが、それ以上は無給休暇となります。
公務員や待遇の良い会社では90日まで休暇のようです。



追記:2023年2月6日
23年1月より新法が施行となり、98日へ延長となりました。

臨月まで仕事をして、出産後1か月復帰というスケジュールで
皆さん復帰されます。
日本だと1年間産休を取られる人が多いかなと思いますが、本当に2か月で元気に戻ってくるので驚きます。

2か月だと、チーム内で頑張ってカバーすれば人員補充する必要こともなく何とかやりくりができます。
父親の産休・育休は、1日から3日程度で必要な日数のみで
ここは大きく進んでいるということはありません。

最近、去年入社したばかりのスタッフが産休を取って戻ってきました。
本人は大変ですが、2か月で復帰ということになると、
気兼ねせず出産・キャリア継続できるのかなと思います。
1年間休職する場合、大幅な人員補充や再配置も必要ですが、
その点2か月であれば何とかチームで頑張って対応することができます。
文化の違いもあるにせよ、マレーシアの女性はタフです。

確かに管理職になると男性の方が多かったりしますが、女性だから・・・
なんてことはなく、正直日本よりも女性としてはかなり働きやすいです。

自分が2か月で出産・復帰したいかは悩みどころ・・・ですが、
待機児童率も低く、継続して働きやすい環境は整っているなと感じる
今日この頃です。

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