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仕事が早いことは本当に大事か?職場に求められる能力を見定めよう

Voicyの投稿です。日に日にアドリブが増えてnoteとは完全に別物になってきました。西尾のポロロッカモードを割と出せるようになってきた気がします。Voicy聞いてくださる方が仰るには3分越えるとスイッチ入って来るらしいですよ。

皆さん、仕事は早い方ですか?


さて、今日は仕事が早い人というテーマについてお話ししていこうと思います。


皆さん、仕事早い方ですか?


・・・って聞かれると恐らく仕事が早いということを良しとするっていう意味なのかな?って思って、実際はそんなに早くないかもしれないけど「早い」寄りの回答をしてくるんじゃないかな?って思うんですよ。


むしろこれがね、仕事ってミスが少ない方ですか?っていう問いをすると逆にね、ミスは少ないっていった方が相手の意に沿うんじゃないかな?って先回りして、ミスは少ない寄りの回答をしてくる感じの方って多いと思います。


なので、質問の仕方っていうのは結構考えなきゃいけないところではあるんですけどね。まぁそこは今回の論旨ではないのでいいんですけど。


話を戻すと、仕事が早い方か?って話なんですけど、これってまず間違いなく、早いに越したことは無い筈なんですよ。だって、仕事なんていうものは限られた時間の中で行うものだし、同じ仕事をする上で会社としても出来るだけ少ない人数で同じ業務を回せた方がいいわけですからね。いやね、私もITの世界に20年近く居ますけど、どこの職場に行っても大体人数減らされますからね。大体赴任したての時が一番人数多いんですよ。


あ、でも例外的に人数が日増しに増えていく現場っていうのもあって、それがITの現場に初めて入ったところだったんですけど、人を無理やり増やそうとしているから変な人が本当に多くて。1億7千万借金がある人とか、駅ビルの1階から10階まで全部のキャバクラで出禁になった人とか、そんな人でも採用する謎の現場があって、その話はまたしようと思いますけど。


西尾の仕事や執筆が異様に早い理由


で、じゃあ私自身はどうなんだ?っていうのが恐らく気になるところだと思いますが、私はどこの職場でどういう仕事をしていても突出して早いようです。


元々やっていたのがITの現場仕事で、サーバをラックに載せたり、ケーブルを接続したり、簡単な設定をしたり、あとは監視を行ってお客様に報告したり、みたいな感じのことをやっていたんですよ。そういうものを足掛かりに管理職になっていった、というキャリアの構築の仕方をしていたんです。


こういった作業っていうのは作業が結構多くて、どうやっても仕事は早いに越したことは無くて、早いからこそ私は職場で目立っていたし、空いた時間で改善提案をしたりとか出来ていたんですよ。


仕事が早いっていうのは、絶対にいいことなんですよ。それ自体が価値を持つことになりますからね。そして、仕事が早いとそれ以外のことも出来るし、自分の価値を高めることに繋がる訳です。じゃあどうして早いのか?早く出来るのか?って思うと、それって多分、作業のやり方をある程度頭に入れて、整理して、全体像を把握して行うと上手く行くんですよ。


あ、あとこれが書くことになってくるとちょっとまた別かもしれないんですけど、私の場合書くのも異様に早いらしくて、3000字くらいであれば1時間かからずに書くことができます。


私が書くことっていうのは概ね小さい気づきとか論旨があって、それを「結び」として据えて、それに気づくに至った経緯みたいなものを「起承転」にして逆算して書いていくと概ね止まらずに書くことが出来るんです。


言いたいことがあれば、文章なんていうのは概ね書けるんですよ。結論を言うために、それを言いたいと思った部分を枕にして話してしまえばいいんです。そしてその言いたいと思った経緯の部分っていうのが案外面白くて、それを話していると上手く脱線できたりする。


だから、大体書き始めて意図しない方に話が進んでいって、その意図しないことこそが楽しく文章を書くことに繋がったりするんですね。ゴール以外は定まっていないから、多分論旨は同じでもその日の気分次第で結論以外の部分って全く変わってくるものがあると思うんですよ。それが私の書き方だったりします。


仕事が早いことが評価されない職場もある


ただね。

仕事が早いっていうのは確かにすごく良い特徴ではあると思うんです。でも、仕事が早いことがそんなに認められない職場っていうのも存在するということは覚えておいた方がいいと思います。


というのも、私の前職っていうのが実は仕事の早さをそこまで評価するっていう訳ではないところだったんです。


この会社っていうのが結構特殊で、詳しくは言えないのですが、会社の母体の性格もあってとにかく保守的な会社だったんですよね。給料は本当に上がらないけど、ベースアップは創業以来ずっとある。リストラなんていうものはない。終身雇用を今でもガチガチに守っているようなところで。


で、とにかくミスに厳しいんです。


社内であってもメールの文面でちょっと誤記とかあるとヒヤリハットとして報告して、ミスを何故何故で分析して、そのミスの内容と原因と対策を上司に見せて、上司がうんっていうまではミスの対策に掛かりっきりになる。


だから、ミスするとその日1日はつぶれるし、下手すると数日間はミスの報告を作りながら日々の業務を進めるというなかなかなことになる訳です。


一番すごいなぁと思ったのが、出社時と退社時にパソコン上にログインして打刻するんですけど、これを忘れると始末書なんですよ。たかが打刻すよ!?そんなのあとで手動で入れても全く問題起きないじゃないですか?でも、その会社だとそれは厳格に行うことが義務付けられていて。


でもこれって、1年に1回くらいやっちまうんですよ。だからね、こうなってくると大変なんですよ。なんでか?って?それはね、もう対策が作れないんですよ。同じ原因でやらかしちゃうと、対策が有効じゃなかったってことになってしまう。だから、対策に対する更に対策をするみたいなことになっちゃう。


そうするとどうなるか?って言うと、手数が増えて更にミスが増えるって話で。


職場の性格に合わせて仕事の仕方を変えることが大事


これに関しては結局、どういう職場なのか、どういう仕事の仕方をすると自分が評価されるのか?っていうことを正しくとらえることが大事なんだと思います。


特にね、現場仕事っていうのはミスをしないことは前提ですし、仕事が早いっていうのは付加価値を生むことに繋がるんですけど、そもそも仕事の早さに酔っぱらってしまったら前提となる確実な作業っていうのを達成できなくなることもありうるわけで。


私達のIT業界なんかもそうなんですけど、ミスをしてはいけない仕事っていうのはあります。だから、その一線を超えないようにしなくてはならないっていうのは大前提として必要で、そこには向き不向きっていうのは生まれちゃうから、自分の傾向をちゃんと知ることが大事なんですよ。


私の場合はどうしてもチェックが甘くなりやすいっていう弱点がありまして、職場によってはこの性質によってマイナス評価を受けやすいところもありました。これに関しては本当に気を付けた方がいいです。というのも、職場というのは大抵の場合は一度マイナス評価を受けるとそれを覆すのが本当に難しいからです。


私がそのマイナス評価を逆転したのは、クレーマーのおじさんと何故か仲良くなったということがあって、要はそれくらいの「え!?」っていう部分が無いと這い上がれないんですよ。


仕事が遅いっていうこともそうですし、ミスが多いっていうこともそうです。悪い意味で目立ってしまうと、他の人だとスルーされることですらもその人だと「またか」となってしまう。このモードに突入すると、ある意味まともに評価されなくなっちゃうんですよ。まぁレッテルを張られるところまで至った経緯が悪いのかもしれないですけどね。


だから、仕事が早いことが求められる職場、職種なのだとしたら、どうにかスピードを上げるために自分の問題点に向き合い続けなければいけない訳で、それは私にとっての前職に於けるミスを減らすということに他ならないんですよ。


今の私に照らし合わせてみると、案外仕事の精度ってそこまで求められていないんですよ。多少のメールの誤記も、間違ったメッセージを送らなければそんなに問題視はされない。その代わり、スピードは結構大事。そういうところなんですよね。



今日のまとめ:仕事が早い人


さて、今日のまとめです。


仕事っていうのは早さを求められることがあります。早く仕事をすればそれだけ違うことに注力できるので自分の価値を高めることにも繋がりますし、また自分のチームの生産性を上げることにも繋がるので大事なスキルだと思います。


ただ、職場や仕事の性格に応じて重視される能力は異なります。私が前職でそうだったように、何よりもミスをしないということが求められるようなところもあるんです。だから、仕事は早いに越したことは無いのですが、でもそこに自分を合わせていく必要があります。


今の職場で何を求められているのか、それが仕事を早くするということなのか、そこを今一度見定めてみてはいかがでしょうか。私はもう、打刻漏れで対策とか作りたく無いなぁと心から思う次第です。

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