相撲ライター西尾克洋の投げやりキッチン 第四回:ソース焼きそば
(不備がありましたので、再掲します)
ノスタルジーを取るか。
美味さを取るか。
それが問題だ。
何の話かって?
ソース焼きそばの話ですよ!
夫婦そろってリモートワークですから、基本的に朝昼晩いつも顔を合わせてご飯食べる訳です。
で。
昼飯なんですよ。
それこそね、投げやりに蕎麦ゆでたりとか前の日の残り物とか副菜類たちを片付けたりとか、そういう昼食も結構ありますけど、デカめの野菜を買った時ですよね。
まぁ、キャベツなんですけど。
結構早めに食わないとシナシナになってしまうので、キャベツ買うとセットと言ってもいいくらい焼きそばを買うことになるんです。
さぁ、焼きそば。
皆さん、どの焼きそば買ってきますか?
そこでね。
冒頭の禅問答に立ち返ることになるんです。
もう一度言いますよ。
ノスタルジーを取るか。
美味さを取るか。
さぁ、ここで言うところの「ノスタルジー」と「美味さ」。
これはね、その時の近所の西友に居る時の自分の気分次第なんですよ。かなり雑にあーどっちにしよう?って思うんですけど、大問題で。
美味さを取ると太麺の、パッケージもなんかデラックスな感じのやつ、それも2人前ですよ!そんなのがあるんです。
多分純粋に味で見たらこっちなんですよ。
でも。
焼きそばって美味さだけでいいんすかね?
そこがこの問いの難しいところで。
焼きそばっていうのは単体の美味さだけじゃなくて、思い出がオーバーラップしやすい食い物なんですよ。
だから、思い出を食いたければ「マルちゃん」
これしかない。
あのシンプルなデザイン。
3人前。
マルちゃんでしか出せないパウダー。
美味いマズいを超越した食い物が、マルちゃんの焼きそばなんですよ。
私は土曜日に午前中だけ学校に通っていた最後の世代なので、学校から帰ってくると大抵マルちゃんなわけです。
それを食って野球の練習に行ったり、書道教室に行ったり、友達とくにおくんの大運動会やったり。
まぁそんなわけで、今日はどっちを選ぶのか?
どっちなんだい?
って話ですよ。皆さん。
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・材料:
焼きそば(マルちゃん or Not マルちゃん)
キャベツ:少し多いくらいが丁度いい
豚肉:切り落としの安いやつをお好みで
もやし:袋半分くらい
人参:残り物が微妙にあれば
たまねぎ:残り物が微妙にあれば
やきそばソース:付属のやつを定められた量
水:裏の説明書を読め!
・作り方
⓪焼きそばを1分くらいレンチンする
①キャベツ・豚肉(あれば人参・たまねぎも)一口大に切る
②豚肉を先に炒め
赤いところがだいぶ無くなってきたらもやし以外の野菜を投入
③キャベツがクタってきたら、焼きそばともやしを投入。少し馴染んできたら、水を投入。
今日の投げやりポイント!
この日は気分的に、美味さを取りました。
つまり、太麺のやつってことです。マルちゃんはまたの機会に。
④水が蒸発してきたら、ソースを投入。
完成!
…
今回ヤバいっすね。
もはやレシピ的に何のアレンジも存在しません。
普通に作れ!
以上!
ただ。
レシピ以上に大事なことが焼きそばにはあるんですよ。
そこが大事なんです。
思い出を食いたい時もあれば、美味い焼きそばが食いたい時もある。他の料理だとこの選択、あんまり出来ないと思うんですよ。
昔食ったカレーって、今では再現不能なんですよ。せいぜい蕎麦屋のカレーとか、街中華カレーとかその辺までなんです。
でも焼きそばならそれが出来る。
それが、投げやりキッチンの大事なところです。
最後にもう一度。
ノスタルジーを取るか。
美味さを取るか。
次回:
あるのか?
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