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あなたの投票を有意義にする「たった二つの視点」とは?


私が政治的主張をしない理由

今週末に参議院選挙が控えている。

選挙に関してはなかなか難しいトピックで、誰を支持するということは公言しがたいところがある。というのも政治に関しては人によって考え方が異なり、真逆の考え方であることが分かると途端に興味を喪失しやすいし、それどころか敵視されやすいからだ。

要するに、リスクはあってもメリットはない。そもそも私のような者が政治的主張をしたとして、果たしてどうなる?

相撲ライターが政治的な見解を表明したところで人の考え方など変えることは出来ない。というのも、モノの考え方というのはこれまでの人生で長い時間を掛けて醸成してきているものだ。

しかも誰かの言葉、それがたかだか相撲の話をたまにしている者であれば猶更耳を傾けることはないだろう。少しはメディアで登場させてはもらっているが、自分の影響力の程度については常に謙虚に受け止めねばならないと感じている。

ということで、政治的な発言はしないことを私はポリシーにしている。
それがお互いのためだと理解している。

選挙前の「何となく」の雰囲気に左右されがちという問題

ただ、選挙を前にして一つ気になることがある。というのも、投票するための基準は誰も教えてくれないのである。

選挙というのは何となくある党に対してメディアがネガティブな空気を出すか、ポジティブな空気を出すか、もしくはそのような空気があまり醸成されないかということによって結果が全く異なってくる。

人はこのような空気に流されがちで、ネガティブな情報が流れるとネガティブな空気になり、支持率に影響してくる。

ただ、大事なのは「何となく」の空気感ではない。何となくの雰囲気を排し、自分の投票についてはその時のベストを尽くしたい。

実は私には二つだけ選挙で決めていることがある。そしてこの二つの原則に基づくと、概ね投票先が絞られてくる。そしてこの二つの原則に基づくと、概ね投票先が絞られてくる。

勿論これは私の定規なのでマネをしろとは言わない。投票は各自の自由だ。ただ、世の中のムードや情報に振り回されないために指針として参考にしていただければとは思う。そしてその原則というのは勿論、中立的な見解によるものだ。意見の違いはあってもそこまで否定されるものではない。

決して私は感染症対策がどうとか自民党がどうとか主張する気はない。あくまでも投票する上での原則を披露するだけだ。思想は特にない。偏ったことは言っていないと信じている。もしそれさえも不快だというのであれば「×」ボタンを押してほしい。

私が考えるのはこの2点だ。
1.明らかに当選が難しそうな候補を除外する
2.明らかに実現が難しそうな政策を主張する候補を除外する

「明らかに当選が難しそうな候補を除外する」

これは実に単純な理由で、仮にどんなに素晴らしいことを言っていても、どんなに素晴らしい候補者であったとしても、当選しなければ自分の意思が政治に反映されることはない。

明らかに死票と分かっている票は投じてもまるで無意味になる。今後に繋がる、死票であっても意思を示すことは大事という意見もあるかもしれない。そう考える人は死票を投じればいい。

ただ、私の中では少なくとも有権者の一人として意見が反映されない可能性が高い行動を取ることに意味を感じないというのが、この原則を用いる理由である。

「明らかに実現が難しそうな政策を主張する候補を除外する」

これについては私の視点で言えば時間の無駄だし、期待させる分だけタチが悪いと思う。それを見抜けない有権者も有権者なのだが、様々な視点から出来ないことは明らかなのに出来ると主張する候補者も候補者だと思う。

反対票を入れる意味で必要だ、出来ないにしてもそのような方針を出してくれる方が共感するという意見もあると思うが、ならもっとマシな公約を用意してほしい。少なくとも出来ないことを出来ると言ってよい理由にはならないだろう。

あくまでも私の意見だが、出来ない公約を掲げるのは一般企業で例えれば誇大広告のようなものだと思う。これがまかり通るなら何でもありではないだろうか。

不合理な投票をしていないか、遡って振り返ろう

今回提示した、投票先を決定するための2つの視点は私の尺度で考えているものだ。だからどのような理由から投票しようとも個人の自由だ。

繰り返すが、皆さんがいち相撲ライターの意見によって政治的な見解が左右されることはないと思う。ただ、政治的な見解を表明せずに投票先を絞り込む方法を共有するのはそれほど邪魔にはならないだろう。割と当然なことではあるが、このような視点で選挙を語る人はそれほどいないからだ。

また自分の意見が反映されにくい、政治が生活の改善に結びつかないとお考えの方が居る場合は、自身の投票行動を振り返る意味でこの二つの視点で考えていただくことは無駄ではない。

そう。
案外私たちは無駄で不合理なことをしているのだ。
そのことに無自覚なだけで。

家計簿を付けるように、今後は誰になぜ投票したか記録を取ってみるのもアリではないかと思う。自分の投票がどのような結果になったかを次の選挙で活かすことに繋がるためだ。

場合によっては過去の自分の行動によってダメージを受けることもあるかもしれないが、痛い行動を認識することは前に進むためには必要なことではあると思う。



次回予告:職場のおじさんがずるくて飲み会を開きたがる理由

コロナで生活様式は変わった面はありますが、だいぶ以前と変わらない面も出てきました。オフィス出社の再開に際しておじさんたちは相変わらず飲み会をやりたがります。

あれ、なんでなのかなぁとおじさんになってから考えてみたら、案外納得の理由なんです。

勿論おじさん主導で若い人たちに作り笑いさせる飲み会なんて、おじさんの立場からしても行きたくはないのですが。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

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