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今からでも間に合う!!競馬場で便利なカメラと映える撮影方法

はじめに

みなさん、こんにちは。枕木らくまです。
これは競馬 Advent Calendar 2023 - Adventarの7日目の記事になります!

6日目はTakkuMattsuさんによるwin5を買わなくても楽しめる遊びを簡単にしてみた!でした!

ここ一年カメラにバカハマりして、総額120万overを使ってあとに引き返せなくなった枕木が、競馬写真で便利なカメラの紹介とインスタバエルな写真の撮り方を初心者向けにざっくり伝授したいと思います!競馬写真に少しでも興味を持ってもらえたらいいな~


こんな写真とか


割とバズって楽しかった写真とか

https://x.com/Makuragi_Rakuma/status/1652624781894905858?s=20


インスタバエルを伝授したいと思います



競馬場に持っていくカメラの選び方

結論からいうと、以下の4つの要素を重視して
カメラとレンズを選んでください。
・自分の筋力と予算
・速写性(連写スピードが速い)があるカメラ
・遠くを撮れるレンズ
・書き込み速度が速い記録媒体(良いSDカード)
・センサーサイズ(中判以外なら何でもOK)

自分の筋力と予算

ここが一番大事です。ミスマッチなカメラを選ぶとだいたい趣味が続きません。
体力に自信のある人は予算だけ気にすればいいですが、できるだけ軽いカメラ・レンズをおすすめします。軽さは正義です。
枕木はレンズとカメラ合計で3キロ超えのセットを使ってますが、正直パドックでずっと構えてるのはしんどいです。最初はきれいに撮れて楽しい!!という撮影体験を味わっておくことが大事やと思っているので、競馬場以外でも毎日持ち歩いてもいいかな??って思えるカメラがいいですね。
体力に自信のない人はレンズ込みで1キロ以内を目安にするといいかと思います。

予算はピンキリですが、競馬場の撮影ということでしたら中古もアリでいくなら10万円弱~20万円は確保したいところ。もちろんもっとお金出せる人は出してください。カメラはぶっちゃけそこまでなのですが、レンズにそれなりにお金がかかりますので。。

速写性(連写スピードが速い)があるカメラ

レースで走っている馬を撮るとき、一回のシャッターで完璧に撮れることはまぁありません。なのでいっぱい撮った中からきれいに撮れてる物を選ぶということが求められます。数撃ちゃ当たる理論です。なので数打てるカメラがいい写真を撮りやすくなって結果的に趣味が長続きします。
目安は高速連続撮影:約10コマ/秒~あればいいかなと思います。
連写性能はあればあるだけいいです。こんなんなんぼあってもいいですからね。

遠くを撮れるレンズ

遠くを撮れるレンズがあるに越したことはないです。SNSにアップする程度なら適当にトリミングすれば遠くを撮れるレンズがなくてもいいですが、できるだけトリミングしなくても馬を大きく写せるレンズがいいです。
特に中央のダートコースは内側にコースがあるのでより遠くを写せるレンズが良いですね。枕木の体感ではフルサイズ換算で400~600mm撮れるレンズなら大抵の競馬場がカバーできると思います。
※フルサイズ換算については後で説明します。

書き込み速度が速い記録媒体(良いSDカード)

書き込み速度が遅い記録媒体を使うとせっかくいいカメラでも連写したときに書き込みが間に合わずにメモリバッファが詰まって写真が撮れなくなります。記録媒体にはお金をケチらないだけ覚えといてください。
おすすめはこの辺です。

SDカード

cfexpress typeb

cfexpress typeA


センサーサイズ

カメラに積んでいるセンサーの面積によって取り込める光の量が変わります。
中判>フルサイズ(FXサイズ)>APS-C(DXサイズ)>マイクロフォーサーズ
の順にセンサーの面積が大きいです。
この動画がわかりやすく説明してますね。

すごい乱暴な言い方になりますが、センサーサイズが小さいほど、同じレンズを使ったときより遠くを写せる”””ように”””見えます。
なので、センサーサイズが小さいほど、カメラとレンズの重量も軽くなります。
競馬場で使う初心者におすすめやと、予算的にもAPS-Cサイズかマイクロフォーサーズがおすすめです。フルサイズでもいいですが、基本的にレンズが1キロ超えちゃうのでそこは体力と予算と相談してください。
フルサイズはボケ量や夜間の撮影耐性がいいですので、ナイター競馬も撮る人はフルサイズを選択肢に入れるのもありです。

予算別おすすめカメラ・レンズ(体力別の松竹梅)

梅(総額10~20万円ちょい)

体力に自信ない方向け
ボディ:OM-D E-M10 Mark IV
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II
フルサイズ換算で600mm撮れちゃうセットです。
これあればどの競馬場でもなんとかなっちゃいます。
重量も合計で1キロ未満ですし、お手軽に始めることができます。
中古なら10万切るのも魅力
某競馬Vtuberと同じモデルが良いというファンの方はOM SYSTEM OM-5もおすすめ

体力が中~大くらいの人向け
ボディ:NIKON D500
レンズ:100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD (Model A035)
    AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
ニコン一眼レフでAPS-Cのフラグシップ機です。名機オブ名機。
CFexpress Type Bに対応しているのも◎
APS-Cなのでフルサイズより1.5倍遠くを撮ることもできます。
ニコンやキヤノンの一眼レフ機を選ぶと、中古レンズの種類が豊富でコスパよく始められることが魅力ですね。
上記組み合わせだと重量は合わせると2キロ超えちゃうのですが、600mmと同じように撮れるのでどの競馬場でもやっていけます。
マイクロフォーサーズと比べてセンサーサイズが大きいので、光の階調が豊かになるのもいいですね。

そのレンズじゃ重いよ~って人はこちらもおすすめ

ズームできないけど、画質重視したいって人はこれもあり。中古で予算内なので。

キヤノンがお好きな方はこちらをどうぞ

竹(総額20~30万くらい)

体力に自信ない~中程度の体力の方向け
ボディ:OM SYSTEM OM-1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II
OM SYSTEMのフラグシップ機です。
マイクロフォーサーズの最高峰と言っても過言ではないでしょう。
レンズは梅でも出てきたものと同じですが、組み合わせると1キロ切るのでやはりおすすめです。

1.5キロ位になっちゃうけど、余裕があればこちらのレンズもあり。
フルサイズ換算で800mmまで撮れるので敵なしです。ぶっちゃけそんないらんけど、、、

APS-Cモデルならこちらの組み合わせもおすすめ。
※バランスが一番いいかも
ボディ:EOS R7
レンズ:RF100-400mm F5.6-8 IS USM

連写スピードも十分ありますし、換算600mmでどの競馬場でも対応可能。
コスパ考えるとこの辺がちょうどいいですね。

このあたりから中古のフルサイズミラーレスも視野に入ってきます。

中古の数が少ないのがデメリットですが、大体20万以内で少し前の最上位機種が買えちゃいます。枕木もこのα9を使ってましたが、AFの速さ含めて撮影でイライラしたことは一度もありません。連射速度も申し分なしです。色味に若干の癖もありますが、そんな気にする程度でもありません。
ソニーのミラーレス機はレンズの選択肢が豊富なので、この辺から好きなの選んでください。
ただし、フルサイズ機はマイクロフォーサーズやAPS-Cと比べて遠くを撮れないので、レンズの重さは重くなります。

体力モリモリの方向け
ボディ:NIKON D5 XQD-Type ボディ
レンズ:AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ちょっと前の一眼レフ機のフラグシップモデル。
正直それなりに重いですが、写真撮ってるな~~~って感覚が一番味わえる機種でもあります。XQDカード採用なので書き込み速度も速いですし、お仕事でも使えちゃう組み合わせですね。
CFexpress Type Bに対応しているのも◎

松(総額30万~)

体力に自信のない人向け
ボディ:EOS R6 Mark II
レンズ:RF100-400mm F5.6-8 IS USM(竹でも紹介済み)+エクステンダー RF1.4x
なんとこのカメラ、被写体検出機能に「馬モード」があります。
要するにカメラで馬を検出してずっとピントを合わせ続けることができるんです。
特に理由なかったらこの組み合わせでいいかな、、、という気持ちもあります。個人的にキヤノンそこまで、、、なのですが、競馬撮影者には魅力的な機能ですね、、、この組み合わせなら総重量1キロちょいでフルサイズカメラというなかなか良いセットです。

レンズは少し重くなってもOKって人はこちらがおすすめです。こっちのレンズならエクステンダーは不要です。どちらのレンズもちょっと暗いのが難点かな。

体力中くらい~成人男性レベルの体力がある人向け
ボディ:NIKON Z8
レンズ:NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR
枕木の競馬用システムと同じです。
ニコンミラーレス最上位モデルZ9とほぼ同じ性能でコンパクト&軽量化されたモデル。メカシャッターレスなので故障のリスクがだいぶ少ないのも魅力。
ニコンのミラーレス全般に言えるけど、グリップが大変持ちやすく安心して撮影ができるのも魅力ですね。

NIKKOR Z 180-600mmはレース時の撮影は良いのですが、パドック撮影には若干重いかな~といった印象。逆光耐性はそこまで期待しないほうが良いのでド逆光の撮影には注意が必要かも。
とはいえこの性能でこの値段はレンズのコスパ最強だと思います。


Z8+NIKKOR Z 180-600mmの作例。
夕暮れの京都競馬場は逆光なので光が入ってないとこは画質がそれなりに、、、

レンズにもう少しお金出せる人はこの辺もおすすめ
Z8は高画素機なのでキヤノンみたいにエクステンダーつけなくてもトリミングで同じことができるのは魅力だね。

更に画質を求めるなら高いけどこのレンズもおすすめ
ズームできない不便さはあるけど、その分画質と軽さに振ってるので◎

撮影距離は詰められるからその分軽さがほしい~って人にはこれ

そこまでお金出せないけど軽い望遠単焦点ほしいよ~って人はこちらの組み合わせもあり。

石油王にはソニーの最上位機種α1、グローバルシャッター搭載で連写性能が強いα9Ⅲもおすすめです。
とにかくAFが爆速です。
ただし、α9Ⅲは若干癖のある仕様なので万人にはおすすめできないかも、、
それでもこの連写性能にAIプロセッシングユニット搭載で現時点で最強最速のAFなのは間違いないと思います。

https://kakaku.com/item/K0001327822/

石油王ならこのレンズで良いかも

モリモリ体力がある人石油王向け
ぶっちゃけボディは松で紹介したものなら何でもOKです。
レンズはもう好きなの選んでください、、、って言いたいところだけど、
3キロ超えのレンズを一日中振り回せる化け物みたいな筋肉モリモリマッチョマンの変態石油王にはこのあたりがおすすめ

キヤノン

ニコン(これはガチで描写力がやばい)

ソニー


競馬場で上手く写真を撮るコツ

結論、撮りたいものを事前に決めて準備する。
これに尽きます。予習マジで大事。
例えば、2023年宝塚記念でイクイノックスを撮ると決めたら
・パドックで撮る?レースの様子を撮る?
・ゴール前を1着で駆け抜ける姿?4角から追ってくる姿?
・15:40発走だから馬の光の当たり方どうかな?

などなど、撮りたい写真をイメージして撮影場所の場所確保や機材を選定していくといい写真が撮れることが多いです。
撮りたいイメージがわかない~~~って人はX(Twitter)やインスタ、Pinterestなどで競争馬の写真を調べてイメージを膨らますと良いかもしれません。

そんな細かいことやってられんわ!!!って人はとりあえず逆光にならないように気をつけながらシャッター速度を1/1000以上の速さで手ブレしないように撮影するとこんな感じになります。

2023年葵ステークス
2023年京都記念
2023年大阪杯 スタート直後も映えます。

パドックはシャッター速度1/200以上で手ブレしないように意識して撮影すればこんな感じです

2023年京都記念 エフフォーリア

詳細な説明は割愛しますが、流し撮りという技法で撮影すると、パドックと同じくらいのシャッター速度でこんな感じになります。

おまけ:競馬撮影に便利なグッズ

あると便利な競馬撮影グッズをご紹介します。

JRAカード
指定席抽選の人権です。加入しましょう。以上。

一脚
撮影が楽になりますが、デメリットとして移動しにくい&迷惑なる場合が多いがあります。特にパドックやG1デーのラチ沿いで一脚なんか人多すぎるし使えないですね。指定席から撮る人向けで流し撮りしか撮らない人向けです。それするくらいなら軽いレンズ買った方がいいかも。
※三脚等の自立する器具は競馬場での利用が明確に禁止されています。

NDフィルター
晴れた昼間に流し撮りするなら必須です。
周りの明るさを抑えてくれるフィルターです。
おすすめはこの辺。レンズのフィルター経のサイズを確認して買いましょう。

終わりに


ここまでご覧下さりありがとうございました!
みなさんが少しでも競馬撮影やカメラに興味が出てくれたら嬉しいです◎

質問あればTwitterとかコメントで遠慮なく言ってね☺️
明日は外野 龍志@競馬Vtuberさんの記事です!お楽しみに~~


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